「あまり魅力を感じなかった」リトル・ジョー KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
あまり魅力を感じなかった
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植物の花粉が体内に入る事で脳に支障を与え異常行動にでる。
まぁこの辺は実際の薬物、ドラッグなんかでもある事だからまぁ現実味がある為、作品に入りやすく見やすい動機ではある。
ただその異常行動が全く魅力を感じない。依存性、異常行動をもたらす花粉を出すリトルジョーを感染者は守ろうと、そして広めようとするのだが、その辺りの描写に特に緊張感がない。
主人公のアリスは途中でリトルジョーの存在を疑い、周囲がどんどん感染者としていき孤立していく。
その辺りも音楽含め不気味な演出をしてくれるのだが、特に緊張感が生まれる事なくまたそういった描写もない為飽きてくる。
自分が正常でも周りの異常者の数が圧倒的に増える事で自分が異常に感じるような演出が若干生まれかけ興味をそそられたのだが、結局アリスは同僚に殴られた気絶したところで相手に強制的に感染させられる所で話は終わる。
このタイプの作品で緊張感がなく、スリルさも全くないのは個人的にはあまり合わない作品とはなった。
もっとアリスの不安や恐怖を煽られるのかなと思いきやそういったのが全くない。
ただ不気味さはあり、一応見られる作品ではあった。
それから太鼓やら笛やら日本の古典音楽のようなのが不気味さを演出する為に使われてたがあれは外国人にとってはそう感じるのかな。その音楽もなんか違和感を覚えた。
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