「一生表現していきたい?」マティアス&マキシム まゆさんさんの映画レビュー(感想・評価)
一生表現していきたい?
前作ハリウッド進出のジョンドノヴァン〜を観逃しているので、それは省いてもドランはホモセクシャリティ、ジェンダーにおける、また家族関係の苦悩や抑圧、愛憎や葛藤について、ライフワークとして表現し続けるのかしら?
前作は観てないから分からないけど、段々と薄味になってきてる?って感じました。
mammyのカメラワークや音楽の効果的な使い方が凄く好きで、そこを期待してしまってるからか、
今回の作品は、生まれていた(私はマティアスは自覚は無かったけれど昔から恋愛感情があったと感じた)ジェンダーレスな恋愛感情の受け入れ方、苦悩、
マキシムの家族に対する苦しみや哀しみ等、上手くてドランらしい作品でしたが、写真家でも通用しそうな印象的なポートレート写真の様な表情のアップシーンや、そこだけ切り取ってポストカードにしたいと思えるような行間の表現が心に響く程では無く、上手くまとめられた薄味に思えてしまった。
でも、作品を作り続けていく中でずっと刺激的なモノをというのは難しいし、このままジェンダーレスと家族問題の苦悩の映画ならドラン監督❗️「それでも恋するモントリオール」みたいな(笑)
と言っても、まだ若い監督なので方向性や作風を変えるのも楽しみです。
ずっと映画を作り続けて欲しいと思います。
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