劇場公開日 2020年6月12日

  • 予告編を見る

「厨二病がイスラム過激派に洗脳されたら」その手に触れるまで まゆさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5厨二病がイスラム過激派に洗脳されたら

2020年6月22日
iPhoneアプリから投稿

ビターズエンド配給で、
「少年と自転車」の監督となれば、そうですよね、作風も見せ方もこうだし、うん、納得の作品でした。

幼児的万能感に反抗期と思春期、成長過程にある自己中心性の強い子供のフラストレーションが混ざってる少年時代にイスラム過激派の洗脳なんて受けたらこうなりますよね、本当に。

神様への信仰という差別化、自分の特別感なんて与えられたら、危険極まりない。
それには、映画の中だけでは拾えない要因ももっと沢山あるでしょうが、
実際にイスラム過激派に傾倒した青少年の事件が沢山起きていて、日本だってこれから人口減少で、イスラム教の方も増えてくるだろうし、そうしたら過激派思想も一定数は流入してくるでしょう。
観ておいた方が良いと思います。

少しだけ光の挿し込むラストで、ハッピーエンド好きな私の溜飲は下がりました。

まゆさん