パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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評判聞いてからのー
重いなー
韓国版 世にも奇妙な物語
中盤まではめちゃくちゃドキドキして、展開が気になってしかたなかった。
しかしある出来事からは、ぐちゃぐちゃ。
いろいろと印象的なシーンやセリフはあるけど現実味がないポップな地獄絵図だった。
ツッコミどころが多かったけど一番気になったのはあんなことが起こったのに、家族が誰も反省していないところ。
見たあとは憂うつにもならず、どちらかというと邦画の「告白」「空中庭園」や世にも奇妙な物語を見たときの気持ちに近い。衝撃的だけど特に心に残らない映画だった。
映像のテンポのよさと、前半は本当に面白くてはらはらしたので☆3つ。
エンタメとして、面白い。
流れとリズム、そして勢いが大事。
韓国の貧富の差の現状を喜怒哀楽全部入りの娯楽作品として作り込んだ本作。展開に次ぐ展開で目を離す暇がない。
日常系の様な顔してはじまり、スパイ映画の様なスリルを孕みながら、スリラーの様な緊張感を通り越して、社会問題と向き合うって、文字にしてしまうと当たり前すぎる映画の作りなんだけど、そのクオリティの高さよ。
作品を通して語られている監督のメッセージは冒頭、ギウがダヘの家庭教師として初めて行った授業にあるのではないだろうか。
試験を人生と言い換えて。突破していくためには、流れとリズム、そして勢い。ただし、只無計画にあるのではなく、試験勉強をする様に対策や計画を練りつづける。そうしないと、そうしないと、皆と同じ様に体育館で寝る事になる。(災害は不可抗力ではあるが…)
とにかく、そんな前向きな思いが感じられた、サイコーな作品でした。
コメディーからの急なサスペンス
ホラー・コメディ映画という解釈、だとしても
リアルなフィクション
貧富の差
ポン・ジュノでは下位
何が言いたいのかさっぱり分からない。
ノンフィクションに限りなく近いフィクション
冒頭シーンですぐに万引き家族が浮かんだ。なるほど、パルムドールはアジア諸国が社会・政治・経済問題に斬り込むことをお望みか?
なんぞ考えつつ観ていると、万引き家族に流れる切ない暖かさよりも、ブラックな面がグイグイと前面に出てきた。
まぁ結局、ブラックユーモアで味付けしたサスペンス作品だったわけだが、この話の恐ろしさは劇中のサスペンスやスリラー部分にあるのではない。
ストーリー自体はフィクションだが、場面背景は限りなくノンフィクションに近いという部分にこそ真の恐怖があるのだ。
この映画を見なければ、今の韓国がこんな事になっているなどとは微塵も知らなかった。本当に半地下にて生活する人々は多数いるのだ!家賃は日本円だと5万円くらいの感覚らしい。決して根っからの凄まじい底辺生活なのではない。ただ、「仕事が無い」のだ。
彼らは決して「自業自得と後ろ指さされるような下流生活者」などではない。能力も学力もあり、一般的な努力は充分にしてきた「ごく普通の中堅層の家族」なのだ!それなのに、日々当たり前に暮らしているだけなのに、下層生活へと滑り落ちていく。どれだけ「普通の努力」を重ねてみても半地下からの脱出が出来ない。
そんな「普通の家族」ですら、ついには卑怯な策略を用いてでも仕事を手に入れようと考えるまでに心が追い詰められてしまうならば?その「現実」が如何に恐ろしいものなのかわかるであろう。
厳し過ぎる受験戦争、学歴が高くとも20〜50代の失業率の凄まじさ、作中の台詞にも登場した元チキン屋経営=失業者の代名詞だとか。
視聴後、すぐに講談社現代新書「韓国 行き過ぎた資本主義」なる書籍を購入した。とんでもない状況になっているらしい韓国だが、日本にも当てはまる予兆が多分に散見される。
パラサイトに描き出された超格差社会に向かって、日本も刻々と歩みを進めているとしか思われないのだ。早い話が、中間層というものがなくなり、上層・下層のどちらかに振り分けられてしまうのだ。私も、今、このレビューを読んで下さっているあなたもだ!
これはもう、嫌韓だの反日だの言っている場合じゃない。信頼し合える隣人として互いの国について学び、より多くの人々が真剣に資本主義について学び、その功罪について論じ、適切な軌道修正を模索する時ではないのか。今ならばまだ、間に合うのだから。
この作品が、日本の未来図とはならない事を切に願う。
意外と面白かった
期待しすぎたかな
今作が私にとって韓国映画の基準
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