パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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「匂い」
浪人生の長男が友人を通じて偶然得た家庭教師の推薦を機に、社会の底辺に置かれた失業中の貧乏一家が、豪邸住まいの大富豪に徐々に寄生していく・・・ってな話だが、世の中そう巧く事が進むワケもなく、中盤以降は波乱満載のトンデモな展開に。
注目すべきは「匂い」。
映像では表現しにくい五感の一つだが、これが本作の鍵。いくら見た目を整えたとて、染み付いた生活臭は隠し切れない。いち早く気付くのが、年端も行かない子供って所が心憎い演出だが、勘の鈍った大人達には気付かれず事なきを得る。
巷ではスメルハラスメントと云うようだが、体臭は実際のところセンシティブな問題だ。異臭を感じていても直接相手に伝える事は憚られるが、ふとした切っ掛けで本人がその事実を知ってしまった時の耐え難さ、やるせなさといった表現が実に巧い。
カンヌ映画祭のパルムドールは正直ビミョーな作品が多いけど、良い意味で期待を裏切る面白さで御座いました。
それにしても・・・
隣国でも貧富の差が凄まじいのねん。
無計画が一番
とてもおもしろかった
パルムドールは伊達じゃない
貧乏人にもプライドあり!
食べ物を食べながら見てはいけない映画
韓国映画史上No.1のエンタメ作品にして問題作
ポン・ジュノとソン・ガンホのタッグは、モンスター映画あり刑事モノありアクションありと、多彩なジャンルの作品を世に送り出してきた。その中でも、個人的は最高傑作だと思う。
今までは韓国映画の笑いのツボというのがどうもつかめず、コメディ要素の強い作品を観てもおいてけぼりになることが多かった。ところがこの作品の笑わせ方はとても好きで、日本人にもわかりやすかった。中盤までは控えめのドタバタコメディ。
一方で終盤にかけては一気に韓国映画らしくなり、憂鬱さが頭をもたげる。急展開の後にハッピーエンドかバッドエンドかも定かでない結末まで駆け抜ける。そしてその中に、この作品の持つメッセージが出てくる。主人公たちが住んでいるのは、「半」地下なのだ。彼らは決して社会的底辺ではない。ネタバレせずにこのメッセージを伝えるのはきっと無理なんだと思う。難しい。
そしてミニョクがもっと絡んでくるのかと思ってたんだけど、彼は一体今何をしているのだろう。
さすがは話題作
全部乗せ
期待を裏切らない面白い作品。
期待以上...!
ドストエフスキーは嫉妬していると思う
いやー、とにかく凄いものを見てしまった。この映画の凄さを自分の言葉で説明できるのだろうか。
 数日前に整骨院で治療を受けている時に、隣のベッドで整体師と患者さんがこの映画の感想を話し出すという最悪な環境に置かれてしまった。うつ伏せで治療を受けているため、なすがままネタバレを耳にしてしまった。
 面白さも半減だろうなと思いながらも見始めたのだが、ネタバレしていようがしていまいが関係なかったね。例えば、ドストエフスキーの罪と罰のあらすじを聞いてから小説を読んでも受ける衝撃は、変わることはない。圧倒的な筆力で描かれる人間の性、登場人物が吐き出すセリフに懊悩する。
 この映画パラサイトも同じで、人間の欲、ずるさ、哀れさ、滑稽さが見事に表現されていて、その後の展開を知っているにもかかわらず心をえぐり取られそうだった。格差社会の歪みを題材にしていながらも、押し付けがましいメッセージ性は全く感じない。また、あちこちに埋め込まれている寓話、メタファーも味付けに徹していて、本筋のストーリーの凄みに脳天を直撃されてしまった。
 それだけでなく、映像美がいいよね、アングル、光の使い方、場面の切り替えの絶妙な感じ。音楽も場面場面ですごくマッチしていたし、効果音は心理描写をうまく補完していて、いやーな不安感が増幅されてしまった。
 ちょっとだけ、芥川龍之介の蜘蛛の糸を思い出したが、寓話としては、蜘蛛の糸をはるかに超えてます。
 これから、この映画のフォロワーが出てくるんだろうけど、この頂を超えることは出来ないんじゃないの。
点滅するセンサーライトと幽霊
韓国の闇と狂気
絶対観たほうが良い作品
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