パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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高く評価されるのが納得の作品
どこか日本人の監督にも近いけど
なんとなくハリウッド映画的でもあり...
高く評価されるのが納得の作品。
ちょっとモヤモヤだけど
ちょっとスッキリって感じでしょうか...
ユーモラスからシニカルへ雰囲気が大きく変わる!
下層階級が住む町の貧しい家族(キム一家)が息子の友達から家庭教師の代役を依頼された事から物語が展開していく。
一家が住む家は半地下にあり汚れた家で夫婦と息子と娘がひしめき合って住んでいた。
息子の生徒は裕福なIT社長(パク)の娘で一家山の手の豪邸で暮らしていた。
家庭教師の息子(ギウ)はまずパク一家の母親(ヨンギョ)に好感を持たれさらに娘(ダヘ)に好意を寄せられていく。
さらにパクの息子の美術の家庭教師をキムの娘(ギジョン)がするようになる。
以降、人の良いヨンギョから信頼を得て次々と父、母とパク一家での仕事を得ていくがその過程での巧妙なやり方がユーモラスで周りの観客から聞こえないように笑いをこらえていた。
特に永く勤めていた家政婦を追い出す方法が滑稽であり結核患者に仕立てあげられた家政婦がトランクを両手に持って寂しく去る様子はS的性格ではないが笑ってしまいました。
パク一家が泊まりがけでキャンプに出かけてしまい羽を伸ばすようにくつろいでいたキム一家。
そこに雨に打たれたまた家政婦が訪ねて来てこれまでのユーモラスな展開からシニカルでありホラー的要素のある展開となる。
終盤の思いがけない展開から暴力的な描写が増えラストはネタバレになるので割愛するが豊かな生活を夢見たキム一家に不幸な事態となる。
物語中、パク夫婦のラブシーンも日本映画にはない直接的な描写がされており個人的には楽しめた。
ストーリーは違ってはいるが万引き家族と共通するものを感じた作品でした。
面白いものの違和感。
昨年のカンヌ映画祭パルムドール作品。「韓国で作られた家族が他人のふりをしていく物語」。
一昨年のカンヌ映画祭パルムドール作品。「日本で作られた他人が家族のふりをしていく物語」。
アジア極東がゲットした、表裏な企画でのパルムドール。主人公らは「貧困」が共通。喜劇的な家族像と悲劇的な離散の結末。アプローチは国柄だろうが。ともあれ、絶賛されすぎで、気持ち悪い。
格差は永遠のテーマ
韓流大好きの家内、政治的に韓国はNo Thanksの亭主(私)、共に60代のすれ違い夫婦が珍しく意気投合して何年振りかでレイトショーを見ました。
普段、韓国ドラマにどっぷり漬かっている家内には少々物足りなかったようですが、そこそこ映画好きな私には納得のいく一作でした。
昨今の映画は「社会的な格差」をテーマにしたものが多いですが、例えばジョーカー然り、万引き家族然り、その扱い方は様々ですが、中でもこの映画はコミカルな娯楽性も充分織り込みながら、それでいて格差というテーマを鮮やかに浮き彫りにした秀逸な作品です。
格差を取り扱った作品として、日本には古くは黒澤明の「天国と地獄」がありますが、それにも匹敵する出来栄えになりました。
忘れられないあの人
サービスデーでもない平日の午後、300人規模の劇場がほぼ埋まっている状態でした。
観客は老若男女、ちょい若め。
若い女性客のグループやカップルなど、偏りのない印象で、話題作だなーと実感しました。
強烈さで言えばソフトで観た「母なる証明」の方が上でしたが、おしまいまで飽きることなく、ずっと面白かったです。
あちらが「母」への畏怖ならこちらは「父」への共感。妻に頭が上がらなくて情けないザッツアジアのおとうちゃん像。
ラジオなどでだいたいのあらすじは知っていたにも関わらず、ちゃんとツイストがあり、さらにそれが展開のための展開ではなくオチできちんと回収し、そこから作品タイトルにつながっていく流れなど、脚本の手際は無駄なく鮮やか。
個人的には「万引き家族」よりこちらの方がリアルな感触を残しつつ、より娯楽度が高めで好みでした。
登場人物の退場のさせ方のドライさとか必要にして充分。若いのに監督の手つきは老獪ですね。
ネタ的には「太陽がいっぱい」はじめ割と古典的だと思いますが、映画リテラシーの低いわたしには数多の先行作と比してどうかなのはわかりません…
それと、どちらかというと主人公家族以外の人々のことが心に引っかかりました。
金持ち家族の内面とか…余白にいろいろと想像をかき立てられます。
「業務日だ」はさすがのあの人にも皮肉が通じたって意味だったのかな?
劇場で笑っている人は少なかったですが、奥様の英語ギャグも面白かったです。
謎めいた「ヤングアンドシンプル」の身も蓋もない意味も含めて。
もっと大きかったのは中盤以降で登場するあの人。
正直、主人公以上のインパクトがあり、観終わったあと一番心に残っていました。
たぶんこの先、事あるごとに思い出すだろう登場人物の1人になった気がします。
面白い、物語が独自性がある
純粋に面白い映画を見せて頂いた。
各映画祭で作品賞を取る映画かな?とは思うが。
俳優、女優がいいよね、特に女優が綺麗。
次回作も期待ですね、監督の演出力やストーリーテラー感が良い。
韓国で売れっ子なのは理解できます。
でも、ちょいと飽きるかな。
地下が日常的にある国?生活する中でない世界なので、その中に自分が入って行けない。
スクリーンの中に自分がいない、私的にはこんな感じ。
でも面白い作品でした。
監督はスリラーなどの映画演出も面白そうなので、探してみてみます。
あちらこちらに
パラサイトがこっちにも、あっちにも
そっちにも、それにも
人はそれぞれに、何かに
依存して生きているですね
ストーリーはお見事
先を読ませて裏切ったり
ワクワク、ドキドキ
引き込まれました。
匂いがしましたね^_^
脚本、実力者俳優 ◯
韓国映画をはじめてちゃんと観まして。
カンヌを撮る価値はあるなと素人ながらに感じました。あ、女優さんきれいやね。
某国のブラックジョークは韓国映画ではありな事がわかりビックリしたのも収穫です。
どこの国でもやっぱベテラン俳優さんがいると絵がしまっていんですねー。ちゃんと楽しめました。
アカデミー作品賞を獲るかも、獲って欲しいな
紛う事なき傑作。最後の最後まで緊張感は途切れない。日本人(少なくとも私)は多少隣国韓国の事情(学歴・格差社会、家長主義、低福祉)を理解しているので、サスペンスの裏側にあるもの哀しさに想いを馳せ鑑賞をより深いものとなる。日本と対して変らぬ制作環境(予算・撮影日数)でこのクリエイティビティは凄い。韓国映画界のレベル高い。是非劇場に足を運べ。
本作鑑賞前はワンス〜推しでしたが、アジア初の作品賞に期待します。
格差社会の匂い
ひとことで言うと不思議な映画だった。貧富の差がテーマの映画なのかな?と思いきや、ブラック・コメディの部分も多いし、ホラー、サスペンスの要素もあるし、バイオレンスな場面もあるし…いろいろ詰め込んだ感じのする映画だったが、根本にあるテーマはやはり格差社会。見た目で分かる格差社会を最後は目に見えない「匂い」で表現したのは流石だと思った。事前に何も情報を入れずに観た方が楽しめる映画だと思う
前半は思った通りの筋書き
後半予想外の展開。但し大騒ぎする程作品ではない。韓国映画では有りがちな結末。物語のメッセージも分かりやすい。
勿論日本映画に比べりゃ、よい作品だが。
情報なしで見てほしい
内容に関して一切知らずに見たほうが楽しい
見終わってどう思うかは人それぞれ
ライトな楽しみ方も深く考えて見てもかなり楽しめる作品
日本をはじめ世界中で共感できるテーマを
これほど娯楽性に富んだ作品にできるのは凄い
ファーストカットとラストカットが忘れられない
今すぐ日本でもリメイクできるが
半地下の家族のキャスティングはマイナーな役者を使ってほしい
見終わったあとのざらつく感覚
半地下に暮らす貧乏家族が、裕福な家族にどんどん寄生していくという中々えげつないストーリー。
思っていた以上にぐいぐい展開していき、ハラハラドキドキしてきた所で大きな展開があり、更に引き込まれる。
そこからは怒涛のラストまで一気に進む。
アジア人だからこその親近感がとても強く、ふと自分ならどうしただろう、とか、誰かを重ねてみてしまう。
見応えたっぷりではあったが、ざわざわもやもや。見終わったあとに心に残るざらついた感覚は否めない…
ハッピーな気持ちになる映画ではないので観る際はご注意を(笑)
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