パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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お見事でした
細部まで練られた脚本、緩急のついた演出、魅力的なキャストと、とても見所が多かったです。
サブタイにある半地下ですが、ああゆう建築様式の事だったんですね?
てっきりそうゆうんじゃない事かと思ってました。
物語はのんびりとしたコメディタッチでスタート。
音楽の選曲と使い方が秀逸で、物語をとても盛り上げていたと思います。
中盤からは一気に速度を上げ、緊張感あふれる展開がとても良かった。
物語が進行するとビールも段々グレードが上がり、黒ラベルが出て来たときはびっくりしました。
というか、他にもスノーピークやベアブリックなど、日本製品結構出演してたのが意外。
何というか昨今の不買運動等を考えると、観ていてハラハラしてしまいましたw
あと例の歌「独島(竹島)は我が領土」が劇中で使われている問題、個人的にはそんな気になりません。
学校で歌わせてるくらいだし世代に合わせた演出なのかもですね。歌詞も違いますし。
他、知らなかった風俗や生活など、身近に感じ取れたのも面白かった。
韓国の格差社会は知っていましたが、こう映像にして見るとやっぱり違いますね。
コミカルにみせていますが、かなり根が深いのでしょう。
正直突っ込みどころは随所にあるのですが、それを勢いで全部持ってってました。
クライマックスの部分も伏線があったので色々な心情が見て取れるのですが、それでもやはり「恨」の文化と「火病」を感じました。
最後後味の悪さを残すのも、根底にある問題の深さを感じさせる良いラストとも言えるでしょう。
少し残念だったのは思ったより展開が見えやすく、そこまで物語に意外性が感じられなかった事でしょうか。
「ネタバレ禁止」とか煽りまくってたから、ハードルが上がりすぎてたみたいです。
しかしながら、それを鑑みても十分楽しめましたよ。
まるでアトラクションのような、劇場型の悲喜劇でした。
※社長と娘ですが2013年のオレオのCMで、親子役で共演しててびっくり!
キャスティングはたまたまでしょうけど、改めて親子役になるとは面白いものですね。
ふぅ〜ん,こんなんだぁ〜?!
面白いっちゃぁ,面白いかもしれないが、何処かで誰かが同じ様な事をやった事が絶対にあったと思う。新鮮味が全く無い❗️ 家の書斎?とかに一応秘密⁉︎の地下室に入れる階段とかが在ったりし(映画だから?いとも簡単に作れちゃう⁈)とまぁ,其処であんまり無い事件が起こったりする。
サイコスリラー系には,わりと有り得る話じゃんかい⁉️ そのシチュエーション?の仕方を巧く演り、評価された❗️と,悪い処探しをしてる様で、厭らしい評価な仕方かもしれないが…
初の韓国映画
邦画ばかり見てる私ですが
話題作は洋画も何でも観ます!
って事でパラサイトは外せない。
なんだか万引き家族といい、こういった作品は賞を取ることが多いのかな?と思います。
映画は最後まで面白くみました!
一瞬でラストになった感じ
起承転結がハッキリしてて
内容は貧困の下にも下がいるんだけど。
これぞ韓国!これぞ韓国人ってところが随所に現れるわぁ
ここからネタバレ
地下で鉢合わせしたのなら、手を組んでうまくパラサイトしようという、頭も持ち合わせてないのがより貧困を語っているかの様な。
富のあるものは増える一方だが、元々無いものは一生ないままで。増える術すら知らない。
ある本で世界の何%が裕福層でって本!
思い出さなーい。
あれが頭に浮かんだ映画でしたねぇ。
生まれ、育ち、品格
持ってないと立ち振る舞いもないのじゃない?
最終、臭いで地下層だとバレるとは。
やはり人は育ちで区別される様に
世界がなっているんでしょうね。。。
何とも言えない後味な映画でした。
悪人はいない
話がおもしろかったです!
社会派映画と言われていますが、ユーモアなシーンもあって堅苦しくなくスッと話に入り込んで見ることができます。それでいて、だんだんと根幹にある深刻な問題に気づかされるようになっていて、やるせない気持ちになることも…。
出てくる人物は、ありふれた家族や夫婦で、悪人と言えるような人はいません。ただ、そこには明確な格差だけがある。恵まれた家族と、そうでない家族。ただ、それだけ。
マンガ的。?
賞をとる前に鑑賞。
だいぶ時間が経ちますが今思うことは。
前半とてもテンポよくコミカル描かれてどんどん引き込まれていきますが。
後半はとても観るのが怖かったです。どっと疲れました。
でも、今はおもしろかったと思うのです。
ストーリーじたいは格差をうたってますが面白さを追及した映画のように思います。
現実的ではない奇想天外な展開。???
でも、まんがだったら納得する。
この作品を評価しているうちは格差社会は無くなりません
軒並み高評価ばかりですが、私にはこの作品は理解できませんでした。
格差を感じながら生きている人は共感できるのでしょう。
でも残念ながらこの映画を評価しているうちは格差社会は無くなりません。
格差を感じている人が、格差社会をつくっているのだから。
・お金は心のシワをのばす というセリフについて
半地下の家族が、裕福家族はやはりお金があるから余裕があっておおらかなのだ、という流れで出てきたセリフ。
これは逆でしょう。お金があるから余裕があるのではなく、余裕がある人のところにお金は入るもの。
・基本的に下品
映像もセットも登場人物も貧富の差はあれど基本的にみな下品で見ていて不快だった。
唾の吐き捨て、立ちション、便所コオロギ、車のパンティーがどうの、、
その描写必要?と思うものが多かった。これが韓国のリアルなの?
・虐殺シーンがグロテスクだった
なぜ年齢制限がかかっていないのか不思議なくらい、残酷なシーンを長時間見てとても嫌な気持ちに。
あそこまでリアルに虐殺を描きたいと思う監督の心理が私には理解できませんでした。
単純にエンターテイメントとして面白い
正直、韓国の格差社会については無知なのでよく分からないけれど、登場人物たちのコントラストを描くのには良かったと思う。
一つ一つの描写に、主人公家族が下層だということが示されていて説明はないけれど理解しやすかった。
「パラサイト」
というタイトルの意味が、物語が進むにつれてどんどん深みを増して変化していくのは、見ていて面白かった。
最後の夢想は少し蛇足のように感じたが、
それは、下層の人たち思い描いては決して叶わない夢、という皮肉のようなものだったのかな?
思い返してみると、寄生された富裕層の家族はもう明らかに被害者でしかなく、この方たちの視点に立つと哀しい。
それでも、主人公家族らの嘘がいつかバレやしないかとハラハラドキドキさせられました。
深くて見れないくらいの闇
脚本、構成の畳み掛けがすごく、気がついたら引き返せないポイントに達します。
後半は半地下家族は精神的な嵐に飲み込まれ、社会的格差という台風。
ズブズブと下に堕ちていく描写が印象的。
オスカーは理解。パルムドール?
不合理に対する凝った感情の描写が好きなのでパルムドール受賞作は大体好きなのですが、本作は過去受賞作と比較したら大きく異なると思う
批判する意図は全くないです
まず社会派を期待してみるべきでない。BBCとかが取り上げているがそんな深いストーリーではない
映画自体は面白いドラマって感じで、何が面白いかって言うとアジア固有の状況に置かれた主人公を据えてるから、に尽きると思う。
あと描写の仕方が教科書っぽい。共感を増す手法はほぼなかったと思う、なんというか構造を解説してる感じ。
是枝監督とのインタビューでも、パルムドールはアートっぽい映画が受けるのが通例で、映画自体の面白さで受賞した本作はすごい、というコメントがあります。
これめちゃめちゃわかる
ジャンルが定まらない、複数のジャンルで構成された稀な映画であること。
これもめちゃめちゃわかる
社会派もしくはパルムドール系好きは久しぶりに普通に面白い映画みとくか〜って気楽に映画館行った方がいいと思う
サスペンス+ホラー+コメディ
見ていて気持ちのいい映画ではないが、見終えた後にどこか引っかかるこの感じが癖になる。
シリアスな展開が繰り広げられるがコメディ部分がそれを和らげて肩の力を抜いて最後まで楽しめた。
カップルやファミリー向けではないので注意。
アカデミー賞の汚点
娘が見たいというので仕方なくお付き合いで鑑賞。見終わった後に不快感しか残らない映画である。自国民をここまで徹底的にクズに描いて賞を取ったというのは、あの「ドン引き家族」に通じるものがある。自虐映画が大好きなパルムドールを獲得したのは別に不思議でないが、これのどこがアカデミー作品賞なのか、全く不可解である。こんな映画がアメリカで評価されたからと言って無邪気に喜んでる隣国の国民はホントにおめでたい。バカにされて笑われてるだけなのに。:-D
物語の発端からしてコネと嘘ばかりの社会が描写されている。金持ちの娘を家庭教師で教えている大学生が留学することになったので、友人の浪人生に声をかけて後釜に据えようとし、半地下のボロ家に両親と妹の4人家族で住んでいる貧乏な浪人生は、名門大学生のふりをしてまんまと後釜に収まる。その金持ちの家には幼い弟がいて、美術療法士を探しているというので、浪人生は自分の妹を美大生に仕立てて面接させ、これまたまんまと騙すのに成功する。この時、面接を受ける前に妹が偽りのプロフィールを確認するために節をつけて口ずさんでいるのが「独島は我が領土」というあの国の反日歌で、歌詞だけ変えたものである。こういうところでネチネチと嫌味を仕掛けてくる国民性には辟易させられる。また、身分証を捏造する手法は、この国の前法務相が一家でやらかしていたと大騒ぎになったパソコンを使っての文書偽造そのものである。
この辺まではコメディ風なのだが、この後、お抱え運転手や住み込みの家政婦を追い出して両親も連れ込もうとするあたりからどんどん手口が悪質になり、如何にしてこの国の連中が他人を蹴落として成り上がっていくかという悪どい手口のサンプルが次々と紹介される。人間性などひとかけらもないその手口には胸が悪くなり、罪もない他人を酷い目に遭わせながら一切胸を痛める様子さえないこの連中には吐き気を覚える。こういう価値観を普通に持ってる連中を相手に、ビジネスなどやらされている日本人には心底同情せざるを得ない。
家の構造に秘密があって、更に意外な登場人物が出て来る辺りから話は混沌として来て、下には下がいるという相対化がなされており、その果てに、どんな下層の人間にもプライドがあって、それを逆撫ですると手も付けられなくなるという展開を見せる。そのブチ切れ方も、怒りに任せた惨劇も国民性を痛感させられる。その意味では、よく出来た描写であるというべきであろう。世界中にこの国の人間の習性を周知させるには非情に好都合な作品であると言える。
つくづく感謝したのは、この映画に匂いがついていなかったことである。万が一匂いなんかが付いていたら、臭くて到底我慢できなかったに違いない。汚いものを描かせたら世界一という技量にもつくづく感心させられる。お高く暮している金持ち夫婦の夜の営みを伺わせるシーンなども抜かりなく描いてあって、そういう嗜好性の高さまで感じられるのは流石だが、こっちは娘と見に来ているのであるから、何てことしやがるんだと本気で腹が立った。繰り返しになるが、こんな汚い映画が何故アカデミー作品賞を取ってしまったのか、非常に心外である。トランプ大統領が「風と共に去りぬやサンセット大通りのようなアカデミー賞を返してくれ」と嘆いた気持ちがよく分かる。紛れもなくアカデミー賞の汚点として残ることになるだろう。
(映像0+脚本0+役者1+音楽0+演出1)×4= 8点。
素晴らしかった
なんとも言えない貧富の差を描いた映画で韓国だからこそ作れる素晴らしい映画だと思いました。
血が出る描写があったのでグロいのが苦手なかたは少しきついかもしれないですがワンシーンだけなのでそこだけ我慢できるのであれば絶対見るべきだと思います。
終始ハラハラさせられて見終わったあといい意味でとても疲れました。
たくさん賞ももっているし観る価値はあるだろうと思って観ましたがそれ以上の価値がありました。迷っているならば絶対観てください
なめてかかると面食らうよ
映画の「泣ける!笑える!...etc」的な謳い文句ってありがちで、蓋を開けてみれば結局は1つのジャンルに縛られる映画が多い。だけどこの映画はリアルに「笑える、スリリング、ホラー要素もある、物悲しくもさせる」。
オチについても見る人によって意見が分かれそうだし、観終わった後にたくさん話をしたくなる。
正直舐めてかかった部分はあったけど、期待を上回る映画でした‥!
ただこの一作だけを観てアカデミー最多賞に納得かと言われれば、それは判断しかねる。
是非他のアカデミーライバル作品も観たくなったなぁ。
表現が素晴らしい
格差社会の表現は素晴らしい。あんなに階段を下り、最下層はその階段でさえぼろぼろ。
とにかく、格差の表現力が秀逸でした。
あの手この手で仕事を得るための努力というか他人を落とし入れることや家族が1番なんてのは国民性だなと。
割とレビューには書かれてないが、この映画には韓国人の人間性や受験問題も表現してますね。
レベルの低い大学行っても意味は無く、有名大学でなくては大企業には入れないから何浪もしているとか。
また、地下層は犯罪者のような表現にも見え、この映画から実際の半地下層への差別が拡大するのでは?なんて思ってしまった。
最後に、もしこれが自分の国で作られた映画なら、フィクションとは言え恥ずかしさを感じますね。
下には下が
前半は貧困の差を描きながらもクスリと笑わせてくれるようなセリフやシーンでもしやコメディー系?と思いましたが、後半は雰囲気がガラリと変わりタイトルの半地下を思わせるようでした。
この作品を見て最後まで感じたのが上下の対比でした
後々パラサイトのシーンを思い出していくと
細かなところ一つずつに格差があったなと
終わった後に笑顔になるわけでもなく、改めて自分をともならずただただ、ほっとため息をついて考え込んでしまうような作品でした。
万引き家族もそうでしたがやっぱりカンヌをとる作品はスケールが違いますね!笑
「俗」社会の線引き 差別と繋がり。
監督、アカデミー賞を取ろうと思って作ったわけではないでしょう、俗社会をすごく上手く見せて、ドヤ顔的な映画(褒めてます!)。社会風刺、ユーモア、お色気ありの、血みどろバイオレンスありの、観客を飽きさせないハラハラドキドキがこれでもかとてんこ盛り、サービス満点な1本です。
3つの家族。社会的勝ち組意識高い系の若き「金持ち」家族と、超学歴社会からはじき飛ばされても尚たくましく生きる「半地下」家族、そして金持ち家族が越して来る前の家主の時から家政婦として住み込み、夫をこっそり地下に匿って生きる「地下」家族。この3つの家族は、棲み分けができていた時は危ういながら絶妙なバランスで平和だった。でも境界線を越えるか越えないかのところで起きた不協和音。いや、もっと激しい化学反応、暴発が起きる。
格差社会って、縦に起こると思っていましたが、ほんとは横なのかな。人間だから困った時には垣根を超えて手を差し伸べ合いましょう、繋がりが大事。私もその言葉を信じて疑わず生きてきました。が、「繋がり」は、思いもよらぬ「差別」という猛毒も行き来させてしまう。蔑み、という無言の攻撃性には、人は究極には暴力で対抗します。
金持ち家族は、なぜ金持ちか。
優秀だから?いえいえ、半地下の家族も負けないくらいの頭良い。目端のきく、仕事のデキる奴ら。どんどん完璧に騙していきます。メンタルも強いし努力するし、人心掌握にも長け、世渡り術は天才的。金持ち家族を「金持ちなのに、なんであんな簡単に騙されるんだ⁈⁈」と、嘲笑ったりする図太さ。金持ち家族の、人を信じる気持ちと優しさにつけ込んでるくせにね!ある意味、すごく大胆不敵、傲慢です。でも地下家族のことを心配する気持ちもある。
そして地下家族。妻はこの豪邸に古くからいる家政婦で、風貌はザ・おばちゃん、なんですが料理は天下一品。そして自分の夫、社会不適合で甲斐性もない男なんですが、愛情深く優しく接し仲も良く、そしてこの夫婦がいちばん、パラサイトしている豪邸の作品価値含め、ロマンティックで芸術の精神的理解は深いかもしれません。
こうなってくると、いったい誰が優秀で、誰が劣等か、なんて愚問でしかない。格差ってなんだっけ?
金持ち家族は、経済的には金持ちでも、お金払ってやってもらうばかりで、つまり依存的でもある。
金持ちも半地下も地下も、結局は「俗」社会を生きる構成員。でも、半地下家族は特にやっかいかもしれません。下剋上できそうな中途半端な立ち位置です。優越感と不当感。その落差がコンプレックスされて、恐ろしいほどのエネルギーになっていきます。
いまの日本人で、この暴発に共感できる人がどれくらいいるでしょうか?半々くらいかなあ。
日本だと仏教とか禅とか、清貧みたいな価値観もあるし、蔑まれても「経済的なものさしだけで差別する人のほうが、むしろ哀れ」みたいな心の処理をするかもしれませんね。または「おしん」的に耐える。でも、ただ波風を立てないために「思考停止の人形」と化する人が増えているのがいまの日本かもしれません。
半地下の家族のようなエネルギーを持たない私たち。
既得権益者の中におバカが増殖するのも、やむなし。
日本はどうなっていくのか。祈ってるだけじゃダメなところまで来てますね。
面白いとは思わない
初めから見る気はなかった。しかし、前評判が異常に高く、アカデミー作品賞も取ってしまった。ならば見るしかないと思い見た。演技上手、テンポよく飽きさせない。しかしリアリティーを追求した映画と思っていたのにいたるところでリアリティのなさが目につき、それはないやろ、と突っ込みたくなる場面がいくつかあって白けた。他の人に見に行くよう勧めようとは思わない映画。民放の夜のドラマみたいなストーリー。1917には遠く及ばない。何でこんなのがとるかなあ。ワンスアッポンナタイムインハリウッドも悪くはないけど前半2時間は退屈した。通好みの映画かな。ブラピよかったけど。アカデミーはおかしい。文化人気取るなと言いたい。
パラサイトよりスターウォーズの方がよかった。
パラサイトよりドクタースリープがよかった。
パラサイトよりフォードvsフェラーリがよかった。
私は1番に1917、2番でフォードvsフェラーリを選びますね、見た中では。
町山さんはこれはコメディでドリフですよ、と言ってた。それならばわかる。リアリティがなくていい。しかし浅い。
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