パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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喜劇と悲劇が共存した良い映画
やたらと評判が良かったのでアマプラで視聴。
金持ち一家に貧困層が潜り込むという設定自体はどこかで見たような気もしますが、これが家族全員というのは新しいと思いました。
家庭教師、家政婦、運転手とよくうまいこと潜り込むなぁ関心すると同時に、それぞれがキチンと仕事をこなせていることから決して能力が低いわけではなく環境のせいで貧困層となっているのだなと分かり生まれって大事なんだなと感じましたね。
前半の一家が寄生していく様は喜劇、後半の新事実判明から悲劇が始まりこの高低差は非常に引き込まれ最後まで集中して鑑賞できました。
国独自の社会問題を娯楽の中にうまいこと落とし込んだいい作品ですね。
ネタバレとか見ずに鑑賞していただきたいですね。
逆にネタバレしてると楽しさ8割減の作品かな。
普通でした。 台詞回しがときどきキザっぽくてムズムズします。 たぶ...
普通でした。
台詞回しがときどきキザっぽくてムズムズします。
たぶん俳優さんがアジア顔なのに話し方がアメリカ映画っぽいからですかね。
お金持ち夫婦のあのシーンは必要だったかな?と思いました。
なんだこれ?(褒めてます)
寄生して生きようとしている主人公家族に、ビタイチ共感は出来なかったけど、金持ちなだけでお高くとまっている奥さんは超ムカつくし気に入らない!
臭いのネタは面白かったけど、社会風刺にもなっており
考えさせられるものがあった。アカデミー作品賞受賞もなるほどね。
貧困層の抵抗なのかもしれないが、やることがエゲツなく、笑えない。好...
貧困層の抵抗なのかもしれないが、やることがエゲツなく、笑えない。好みの問題なのか、期待が大き過ぎたのか、、観ていても引き込まれていくような感覚にはなれなかった
格差の是正……?
無数に張り巡らされる演出、徹底した描写、コメディやスリルとしての面白さ。
とにかく完成度が凄まじい。
韓国に暮らす家族に焦点を当て、貧富の格差をテーマとしていたけど、これは韓国だけにとどまるものでは当然なかった。
どの国にも存在する格差社会を堂々と描いたポンジュノン監督。階段など徹底して高低差を際立たせたり、水の流れや雨、匂いなど格差を表すための演出が美しかった。今まで知らなかった自分が恥ずかしい。
個性の強い登場人物の中でも、地下に住んでいた男の存在感が際立っていた。
特に家主の帰りに電気を付け、また崇拝するシーンは狂気そのものだった。
でも、私たちの立場もソコだと知った途端、この作品を見るのが恐ろしくなった。
富めるものが富むことをよしとし、状況を改善することはなく、ただおこぼれに預かろうと、寄生する。
世界的に(もちろん日本にも)蔓延した格差社会における思考なのかもしれない。
近い時期で流行った「JOKER」も然り、格差を描くストーリーが人気を得ていた気がする。
動くにせよ動かないにせよ、あのような結果となった2つの作品を見ていた限り、社会に溜まった不満がどのように噴出されるのかがとても怖い。
主人公たちの能力の高さと、それでも仕事がない韓国社会の現実もまた、恐ろしいものだった。
世の中そんなに甘くない
初めはコメディ調で楽しかった。このまま突き進んでいくんじゃないかというくらい勢いがあった。でもそんなに世の中甘くない。韓国映画らしいエンディングだった。韓国の上流、中級、下級をうまく表した映画。たいへん楽しめました。
パラサイトした家族が先行パラサイトだったという設定の方が
これがアカデミー作品賞
・カンヌパルムドール受賞作品か、
と複雑な思いだ。
前半のパラサイトの部分は非常に魅力的で、
後半への期待が大きく膨らんだ。
しかし、格差間衝突の後半部分になって
急にその魅力が萎んでしまった。
何かとデフォルメ過剰な表現が多く、
またリアリティ欠如の場面も多過ぎる。
大きなものとして、
雨の中やって来た元家政婦を
断ればいいだけなのに家に入れてしまう
という地下に潜んでいる夫を登場させるだけに
設けられたような御都合主義的展開。
現場検証で警察に重要箇所として
捜索されているはずなのに、
パラサイト家族の夫が殺害事件後に
地下にいても発見されないなんて
設定が無理繰り過ぎる。
パラサイト家族も、娘が殺害された中で
もはや地下室を秘密に出来ないだろうし、
警察もその存在が解明出来ないまま
なんてあり得ないだろう。
とにかく、何かとリアリティ欠如と
御都合主義的な描写が多く、
その度に映像世界への没入を拒否される。
前半はウィットの効いた見事なパラサイトを
見せられてワクワクだったのに、
後半は一転して暴力手段を見せられて
ガッカリ。こんな表現で
効果的な社会啓発になるだろうか。
むしろ格差間抗争を煽りはしないだろうか。
エンターテイメント的表現なのだろうが、
暴力シーンは決して心地良い訳も無く、
前半で見事なセンスで
世の中を上手く皮肉って見せたのに、
後半のアメリカ映画的なバイオレンス表現は
市場を意識し過ぎたのか残念至極だ。
最後までセンス良く
知恵での問題解消を見せて欲しかった。
私的には、パラサイトした家族が、
実は先行パラサイトの一家だった、
位の展開を期待したのだが。
ポン・ジュノ監督作品としては
「グエムル-漢江の怪物-」「母なる証明」
の方が、自然なストーリーと象徴性
が効いていて優れているように思う。
せっかく各場面で
“上る”と“下る”の要素を巧妙に散りばめる
素晴らしいテクニックを駆使して
格差社会を上手く描写しながらも、
一方で、過激過ぎる映像手法と
リアリティの欠如した
御都合主義的ストーリー展開では、
各映画祭での高評価にも関わらず、
この作品が映画史上の名作にはなり得ない、
と私は思うが、どうだろうか。
圧巻!
一言「こりゃあ“ネタバレ厳禁“だったのも頷けるわ〜」
◎よかった点◎
・2時間強の尺の中に、これだけの話を盛り込んだ脚本(監督自身が手がけた)がすごい。
「韓国映画でしょ・・・」なんて軽く見たら、吹っ飛ぶこと間違いない。
なさそうで、もしかしたら。そう思わせるリアル感やその真逆の展開が、うまく合わさってる。
・話の中で「あ、これは後でこう来るかな」と置かれた伏線。
大半は見事外されて、後から「そっちに使うのか!」。
うまいなあ、その辺。
・最後の最後まで、流さない。しっかり詰め込まれている内容。
この結末は、もちろん予測できない。
というか、「この後どうなるの?」の連続でした。
△いまいちな点△
・PG12指定になっているので、一部「げ!」な箇所もある。
韓国映画らしいといえば、そうなんだけど。
「デート映画には向いてない」って感じ。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「計画を立てると必ず、人生は思い通りにいかない」
これがアカデミー賞!?
最初はちょっと面白くなりそうかな?と思ったけれどどんどんつまらなくなっていった。
気持ち悪い登場人物も多くてイライラする。
「このシーンいいでしょ!」という感じも押し付けがましい。
アカデミー賞受賞作だからと期待して観たからではなくて、普通につまらなかった。
映画館でお金払って観ないで本当によかった。
単純な対比で見せる今の韓国という国の、外に媚びた表現の単一性
アメリカのアカデミー賞で以前の外国語映画賞にあたる国際長編映画賞を受賞するのは予想したが、英語映画(主にアメリカ映画とイギリス映画)に限定する作品賞を受賞したのには、正直驚きを隠せなかった。その時点でアカデミー賞の審査基準が変わったことと、(映画に罪はないが)作品の出来以上の何かが作用したのではないかと思い至った。元来映画関係者で構成されるアカデミー会員制の人気投票に過ぎないアカデミー賞の権威の本質を、数十年前に理解した者にはどうでもいいのだが、映画芸術と映画産業の両面で影響力を未だに強固に維持していることは否定はしない。しかし、これからの映画の評価は、多様性が最優先になり権威主義は徐々に崩壊するであろう。日本アカデミー賞が、先陣を切って模範を見せてくれている。
作品の出来は悪くない。撮影はいい。但し、脚本と演出は意図をあからさまにした単一性に拘り、細かい辻褄合わせが疎かである。前半のコミカルなタッチから後半のスリラータッチの転換にある映画らしい醍醐味が唯一評価できる。
富める者と貧しき者を階段に象徴化した単純な対立。「ジョーカー」では、それを真逆に使い技巧の高さを見せたが、ここでは北朝鮮の脅威に備えた分断を象徴するかのようにどこまでも深い。駄目な点は、騙される者がお人好しなのは良いとして、簡単に騙されるところで、これは韓国人のある一面を馬鹿にしているように見える。騙す者も簡単に推移してしまい罪の意識が薄く、後半の自業自得に同情できない。どちらも無知な人間による喜劇なのではあるが、同時に社会に対するメッセージの匂いがして、人間を描く本質に到達していない。後半は、主人公がネイティブアメリカンの格好をするのが意図的過ぎて辟易する。アメリカナイズされた韓国文化の象徴にしても、今日の人権に対する過度な社会運動に迎合したもので、リベラルから称賛されるのを意図したように捉えるのは考え過ぎだろうか。
主人公の息子とのラストは、流石にしぶとさを印象付ける。韓国映画らしい結末であろう。単一的な象徴主義については、最近観た「ドッグマン」と同じ匂いがする。主人公の息子は、友人から家庭教師を頼まれた時の理由を知っていて、何故社長家族の長女と親密になったのか。知りたいところが沢山残るドラマであり、衝撃的なシーンの嫌悪感が後を引く。問題が映画の枠からはみ出した社会派ドラマの是非。
半地下であるということ
格差社会についての映画かと思います。
半地下であるということは地上もあるし、地下もある。
とはいえ、半地下でも中々苦しい経済状況。
半地下の住人たちが、地上のお金持ちに取り入っていくのですが、半地下の皆様は全員が技術のある方々。
すぐに気に入られていきます。
後半は一気にサスペンスモードで、あっという間にエンディングでした。
映画全体で映像も綺麗だし、音楽との融合がとても良かったと思います。
これを機にアジアの映画がより世界に広まっていったらいいなと思います。
何でしょうね⁈
賞を獲った後に観に行きました。
感想が遅くなりましたが
コメディ?と思ったらホラー?
面白くなかった訳でもありませんが、
展開が変わりすぎてついていけなかった^^;
何でしょう?映画通の人にはウケるんですかね?
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