「アカデミー作品賞??」パラサイト 半地下の家族 レモンブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
アカデミー作品賞??
昨年公開初日とアカデミー賞の翌日に観に行って以来、3度目の鑑賞だった。
観たのにレビューしてなかったのは…私の感覚が、あまりにも他の高評価から遠かったからだ。自分の感覚が 変なのか?何か見落としていて評価出来なかったのか?だから確める為に2回観たが…ずっと 分からなかった。
3回目観て…
やっぱり 私には 合わない!
誰が何と言おうと、面白い映画とは思えない!と確信した。
もうね…あのクズ家族の何処にも共感できない。
ギウは親友?を軽~く裏切るし、何の問題もない?運転手や家政婦を罠にかけて追い出して 何の罪悪感もなく シャアシャアと後釜に座る クズ家族。
奥さんがどんな話をして辞めさせたかが 全く描かれない。本当にご都合主義。漫画だってこんなに簡単じゃない!
韓国の格差社会を描いた問題作?
問題なのは格差じゃなくて この恥知らずで、自己中な家族だろう!
家族の誰もが能力があるのに、働く気になれば、しっかり働ける場所はあるだろうに!と思った。が…、韓国では大学を出てないとマトモな仕事につけないとか…?だから 裕福とは程遠いあの家族は あれしか生きる手段がなかったとでも?
あの家族のバイトのやり方(ピザの箱折り)を見ても、いい加減さがわかる。
とにかく 反省も無く楽に生きようとしてる家族に気持ち悪さしかなかった。
屋敷の地下の住民の存在が分かった時…彼らにホンの少しでも優しさが有れば…なんて 期待する方が間違い!だった。
彼等家族の強欲が…自らの破滅を招いて行く。
でも、何故 社長を殺す?その動機には全く同情の余地は見つけられなかった。
社長家族は何の罪が有るのだろうか?夫や父を殺された遺族が…哀れすぎる!特に 幼いダソン…あんな怖い目に二度も遭って、トラウマどころか精神崩壊するんじゃ…!
ラストの展開は衝撃過ぎるが、地下の住民の動機は分かるし、社長に感謝していた彼の方が何倍も人間として偉い!
それにしても…事件後の展開が一番 酷いと思った。長男 あれ どう見ても致命傷では?生き延びれるの?何の後遺症も無く、罪も逃れて…相変わらず、反省の色もない!
父は父で 家政婦を丁寧に埋葬すれば良い(赦される)と思ってるの?息子へのモールス信号も、それを見付けて父を助けようとする長男の妄想にも…呆れ果てた!
もし…息子が死ぬなり、後遺症で悲惨な事になっていたら…また、随分違う印象の映画になっていただろうか…
この映画の何処が…?アカデミー作品賞なの?何を評価されているのか?メッセージは何?
一緒に観てた娘は
「とにかく画は 綺麗だった!音楽も良かったし、ドキドキハラハラした!でも、あんなに才能あるんなら 他に使えば良いのに。…でも、アカデミー賞か?って思った。」
別に観てた息子の感想は
「なかなか面白かったよ。時々笑ったし、後半のガラッと変わる雰囲気も面白かった。」
面白かった…か。
もしかして…ブラックコメディ?として観たら良かった?
私には 無理だわ…😓
確かに 音楽は素晴らしいと思う。映像も綺麗で、社長宅のセットも、半地下の家族の街も全てセットだそうで、洪水のシーンも街が巨大なプールの中に建てられていたという…凄い!
犯罪を犯し社長宅から雨の中を坂道や階段を降りて来るシーンや 社長宅の緑が美しく見える大窓のリビングの光景とか…魅力的なシーンは ある…
でも、やはり 私は楽しめない映画だった。
そういえば、昨日は この映画が日本で公開されてから一年目だった!
やっと書けた…。
私もとても苦手です。なぜ、この作品がアカデミー作品賞を取れたのか不思議なのですが、アカデミー賞というのが、そんな賞だったんだということに尽きるのでしょうね。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」も苦手でした。
自分と同じ感覚の人がいると安心します。
レモンブルーさんにこんなにも真剣に観てもらえて、本作も(興業収入を含めて)喜んでいるのではないでせうか?(笑)
映画は「文学としての中身」と「映画作りの手腕」の複合体ですからねぇ。
僕もその2点について、感性の波長が合わなすぎる映画は、途中でDVDをEJECTして返却してます。
あたまに来て💢
レモンブルーさん、こんにちは。
僕も同感です。
これでアカデミー賞ってなんで!?って感じです。
最近のアカデミー賞は色んな事に忖度がありすぎて、権威が失墜した感じですね。
すごく共感しました。
私は映画を見終わったあと、「不快」としか感じられませんでした。でも、賞にも選ばれた作品なので私の感性がおかしいのかなと思い、高評価のレビューや解説動画をみてみましたが、どうしても面白いと思えませんでした、
理解するためにこの映画を3回も見るなんて尊敬します!!
レモンブルーさん!!
気にせんといてください!
パラサイト、ポンジュノ、、、、お隣さんの国らしくコピーです。
発想は万引き家族でしょう。家族を描くと得点が高いことと解釈したのでしょう。浅はかです。万引き家族とは雲泥です。アカデミー賞?肩腹痛し。
レモンブルーさん
共感&コメントありがとうございます。
ダヘちゃんの方が絶対可愛いですよね!それにしても最近の韓国の若いタレントさんたち、なんだかよく似た顔ばかりで男女問わずみんなキレイですね〜
おじさんには全く区別がつきません。まぁ〇〇坂の皆さんの区別も危ういくらいですが。
私はブラックコメディ映画だったと思います。いずれにしてもアカデミー賞作品賞には値しないと思います。この年は、「ジョーカー」か「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のどちらかでしょう。
苦手なものはしょうがないです笑
いっそのこと、『パラサイト』の家族が可愛く見える程の邪悪な男が主人公の『ナイトクローラー』を観て、さらにドン底の気分を味わいましょう🤣
レモンブルーさん、コメントありがとうございます😊
世間の評価が高くても自分は楽しめない映画ってありますよね💦
韓国社会の問題点をカリカチュアした作品ですので、登場人物に感情移入出来ないのは真っ当な感覚だと思います。完全なる悪党が主人公ですからね😅因果応報を描いた、一種の寓話として観ることも出来るかもと思ったり…。個人的には絶賛はしないけど、まぁまぁ面白い!くらいの感じですね…🤔
この映画は登場人物の誰に対しても感情移入するように作られていませんよね。
主人公に全く同情の余地がないので、いくらブラックユーモアといっても…というところでレモンブルーさんは楽しめなかったのではないでしょうか?
許せない気持ちの方が勝っちゃったのですかね。
極て真っ当な感じ方だと思いますよ。
おっしゃる通りで、主人公家族に共感する人は少ないと思います。
最低の怠け者たち。
セレブ夫婦が一番の被害者です。
この映画はブラックユーモアたっぷりのサスペンスとして、出色のできだと思いました。
そこまで行くか?という遠慮のなさは、日本人には出せないものだと思います。
私は楽しみました。
ゆり。さん なるほど!鋭い視点ですね!人があるものを好きが嫌いかは それを許せるか否かという事でもあるんですね!とても 面白いこと(多分 真実)に今更気づかさせていただきました(^^)
旦那様は 私と同じ気持ちだったかも知れませんね(笑)
何が許せて、何が許せないか、は人それぞれだし、その時の状況にもよりますからね、素直な気持ちでレビューするのが良いと思います。私の夫は、わざわざ金を払って不快な思いをしたと言ってました(笑)カニカマについては私の方のレビューに書きました。
レモンブルーさんがキム家に抱いた印象、私も全く同じです。他の方のレビューを全部読んだ訳ではないですが、「何も悪くない普通の人達が、格差のせいであんな事をした」というようなレビューが結構ありました。私としては「いや、違うだろ」と思っていたから、同意見の方が居て嬉しいです。でも私もどちらかと言えばダメな方の人間なので、ブラックな笑いとして面白く観ましたが。
結構どぎついですよね。日本を侮辱するようなセリフがあったから、ちょっとヤな感じと思ったけど、ポン・ジュノ監督は是枝監督と仲が良いという事だし、吉沢亮さんを褒めていたんですよね?アカデミー賞が決まる前だと思いますが、監督自身が「これは娯楽映画だ」と言っていたから、たぶん、観客を驚かし、喜ばせるものを考えただけで、深い意図があったのではなく、賞を取ったから後付けで「格差問題を取り上げました」と言っているのだと思いました。
おはようございます。
コメントバックありがとうございました。
犬の写真や砲丸投げについては、2度目に見てわかったのですが、ミニョンは帰ってきたらショックでしょうね。
ダソンのその後も心配ですが、きっと高額の生命保険が下りるから大丈夫ですよ(ほんまか?)。
やっと書けて良かったですね!
人それぞれ相性はありますから。
有名な賞を取ったことで、見方が引っ張られる人もいるかもしれません。
でも、ブレずに見て評価されている方がいいと思います。
ちなみに私は面白かったです。
舞台を日本やアメリカにしても通用する話だと感じました。