劇場公開日 2020年1月10日

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「暗く凄みのある映画」パラサイト 半地下の家族 ららさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0暗く凄みのある映画

2021年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

起承転結が明瞭で物語がダラダラしない映画でした
始まって20分ぐらいで引き込まれる

韓国は実際に半地下に住んでいる人が一定数いるんでしょうね
転職ばかり繰り返す父親に対して最後まで敬語で実はできのよい息子
肝っ玉母ちゃんのようでなんとか生活を回している母
勘が良いが、はすっぱな感じの娘
色々な仕事を繰り返してきたがうまくいかず、半地下から這い上がれない主人

しかし疑問が・・・いくら育ちが良くても
頭のネジがゆるい金持ち夫人
なんとかならんか

あれぐらい鈍くないと設定自体無理なんだろうけど
ほんとあの感じはやばすぎ

最初に出てきた大学生の友人が最後まで出てこなかった?ことが
ちょっとモヤルかな

映像に奥行きがあって見応えがある
雨のシーンもリアル

凄まじいクライマックスなのに
なぜか物悲しさがある

韓国映画すごいな
今の日本にこういう映画を撮れる監督はいるんだろうか

韓国映画は大昔にあったシュリを映画館に見に行ったぐらいで
全然知らない

ただあの父親役の人の存在感半端ない

ラストあの展開からの行動に説得力を持たせられる表情の変化がすごいと
思った

3.0なのはアカデミー取ったという前提がね
期待値が高くなってしまったからかな
映画としてよくできていると思った

らら
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