「半地下の意味に。。」パラサイト 半地下の家族 shiroさんの映画レビュー(感想・評価)
半地下の意味に。。
観てきました。パラサイト。
まず、、音楽がとてもきれい。
そして、建築がカッコよくて、大きな窓からみるお庭が
とても素敵でした。
パク・チャヌク監督の世界観が炸裂しているそんな映画。
カメラワークも良くて、貧富の差がすごくよくわかる映画。
あるコメントに線で分けられてると書いてあったけれど、大きな隔たりがある。
そして、なんだか最初からなんとなく
いやーな気分。お金持ちを騙すって、こんな感じなのかなー。。怖い世の中です。
貧富の差が描かれる本編。
韓国でも、こんな貧富の差があり高台にある富裕層のお家と、低層にあるお家の対比が描かれて。
雨も高台から低層に流れて。。
ひどい洪水に家が汚水に浸かって。。臭いのことがキーワードにも。
洪水の被害で体育館に避難するひとがいる一方で行われるガーデンパーティ。
富裕層の一部のひとは災害に苦しんでいることには無関心。
ただ、雇っているお手伝いさんが留守の間にこんな風に過ごしてるとしたら、本当に嫌だ、、と思いました。
ネタバレになるのでなかなか書けないけれど
予想もしない展開に最後まで目が離せませんでした。
その場にまるでいるような、すごい体感でした。
今もまだその世界から抜けられず。。
その映像がフラッシュバックして、はっとなり、、観なければ良かった。。とも。苦笑
わんちゃんもかわいそうで、愛犬家としては何とも。
どうかこんなに悲しいことが実際に起きませんように。
社会問題に鋭く切り込む内容に、観客のひとりのわたしは深く考えさせられるそんな映画でした。
小さな男の子の描いた絵にもキーがあり、、いま考えるとぞくっとします。インディアンにはまっている意味にも、小さなテントに隠れる意味も、、考えるとすごく深い。
また観たい?と聞かれたら わたしはもういいかな。
でも、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。