シチリアーノ 裏切りの美学のレビュー・感想・評価
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開き直り
予告ではただならぬ空気を感じた裁判シーン、開けてみたら暴露し合いのただの内輪揉めみたいだった。
邦題の裏切りの美学とは程遠いもので、ちょっとがっかりしてしまった。
そもそも、仕返しされたから暴露しましたって…。
そして、悪びれる事なく裁判中に叫ぶ妻たちの、堂々とした態度も凄い。
昔、某拘置所の面会窓口に行った事があるが、いかにも極道の妻らしき風貌の女性が、窓口カウンターに半ケツ状態で脚を組んで座り、係員と馴れ馴れしく話をしていたのを思い出した。
裏切った方も裏切られた方も周辺も開き直りとしか思えない言動多い。
裏切りの美学ってより開き直りの美学だな。
イタリア版・極道の男達
笠原さん出番です!
マフィアのドンがファミリーを警察に売るという実話であるが、およそ40年にわたる物語。さらに回想を加えると60年以上のお話。ほぼ2/3は裁判状況を描くことで進む。イタリアのこの当時の裁判が「こんなんだったの!?」というほどファンキーでデンジャラス。原題の「裏切者」(直訳)がまあ、一番わかりやすい。美学でもなんでもない。主人公は、そう言ってるが、自己正当化のためには、そう言うだろう。彼の息子たちを含め150人以上が殺戮されていくパッケージシーン。最初この数字なんだろう?というほど機械的に抹殺されていく。「ゴッドファーザー」のクライマックスの丁寧な描き方とは違ってる。イタリアテイスト?
日本の物語なら、東映が続編を重ねて10本以上のシリーズに仕立て上げたに違いない。
裏切り者はどちらだ
主人公トンマーゾ・ブシェッタの台詞に「誇りある男」というフレーズが何度も出てくる。コーザ・ノストラに入会するためには「誇りある男」でなければならない。「誇りある男」は沈黙の掟を守る。
本作品はマフィアのメッカであるシシリアに生まれたブシェッタが、マフィア同士の高層に倦んで、当局に協力してマフィアを弱体化させる話である。したがってレベルの高い話ではない。コーザ・ノストラの入会時には血を使って誓いを立てるが、それも日本の血判状に似ていてレベルの低い方法である。
人間は自分のために他人と関わる。組織と関わる。これを契約という。結婚も民法上の契約であり、離婚は契約の解消だ。組織との関わりはもっと明白に契約で、会社に入るのは労働契約、雇用契約である。国家みたいな共同体は生まれたときから関わっているから、所属しているみたいな感覚になってしまうが、成長する過程で国家も組織のひとつであり個人と国家の契約という関係性を自覚するようになる。
しかし組織の維持という観点からは、個人が契約という自覚を持つと困るのである。だから契約という言葉はなるべく使わない。国家はみんなが守るべきものであり、みんなが規範に従うべきものである。戦前の教育はその理念に集中していた。何のことはない、国家もマフィアの巨大版に過ぎないのだ。要するに欺瞞である。
ブシェッタは教育はなかったが頭の回転がよく、コーザ・ノストラの欺瞞に気づいて暴力による抗争には未来がないと悟ったようだ。何度も口にした「誇りある男」は、きれいごとが並べられたコーザ・ノストラの掟に対して、現実がまるで違っていることへの抗議の意味もあったのだろう。そして誰もがコーザ・ノストラを利用しているだけであると判れば、自分も当局を利用して自分と家族の安全を図ろうとするのは当然だ。
邦題の「シチリアーノ 裏切りの美学」は作品を理解していない人がつけたトンチンカンなタイトルだ。原題の「Il traditore」は裏切り者の意味である。当局に協力したブシェッタのことを指しているように見える。実際に法定の場面では、証言をするブシェッタに対して、かつての仲間たちから繰り返し「Il traditore!!」という罵声が浴びせられる。しかしブシェッタから見れば、裏切り者はどちらだという言い分になる。原題の「Il traditore」はブシェッタだけでなく、コーザ・ノストラに関わった全員を指していると思う。つまりコーザ・ノストラという組織は、誰もがそれを利用してのし上がるための共同幻想に過ぎなかったのだ。
この構図は、国家という共同幻想に群がる政治家や役人たちの構図とそっくりである。規模が大きいから気づかないだけだ。本作品は下り坂となったコーザ・ノストラの最後の醜態を描いている。同じように下り坂となった世界の国家が、変な悪あがきをしないことを祈るばかりである。
悪くはないが飛びぬけて良くもない
裁判シーンが一番面白かった。
「事実を基に」系っぽいが、主人公・ブシェッタの供述をベースにしているためであろうか?
真実かどうかはわからない描写が多く。
組織メンバーの殺人(特に息子を殺されたこと)を批判していたが、史実上では元々殺し屋としてのしあがった人物だから、ちとブシェッタを美化し過ぎではないかと思ったりして。
また、悪くはない作品ながら、「ゴッドファーザー」を超えるのは難しいんだな、としみじみ。
ダラダラと長すぎ
原題の≪裏切者≫は深い意味がある
シチリアの島々に深く根付くシチリア魂の爆発か!シチリア人は、、、と一括りに言えないかもしれないがファミリーありき。ともかく一にも二にもファミリー。シチリアを訪れたら体感できる。
≪マフィア≫との一線を画するのがファミリーという哲学だろう。しかし狙ったら20等親まで根絶やしにする凄まじさ。裁判で血を断つを≪種を断つ≫と話したシチリア人に対して意味不明で尋ねるシーンがあるが血を断つよりも≪種≫=シチリアを受け継ぐ男を根絶やしにするという思想はやはりファミリーの長が絶対性を持つからだろう。物語は過去と現在が錯綜するので分かりにくいかもしれない。主人公と判事の情愛が好きだった。
日本語タイトルは感傷的すぎる。原題≪裏切者≫がぴったりだ。
ちなみに、鑑賞した時間帯は≪男祭り≫かと言えるほど男たちが集っていて面白かった。
政治家も逮捕しちゃえ!
マフィアのドンパチは色んな映画で見られるためか、それほど執拗な描写はなかった。それよりも大法廷における裁判の様子がメイン。鉄格子がいくつもある裁判所。それぞれに弁護士もついてるから相当なものだ。
ブシェッタの女好きだということはよくわかるのですが、麻薬密売もやらない、殺人もしないではどうやって収入を得ていたのが気がかり。結局は自分がトップに立ったため末端のファミリーにやらせていただけではないのか?そんな美学を語る男も判事ファルコーネと心を通じ合わせて、真相へと迫ってゆく。とにかく480ページにも及ぶ膨大な調書。誰が誰を殺したとか、記憶力も凄い!それによって360人も逮捕されたのだから。他の奴らはヘロインばかりやってるから脳みそが腐ってるんだよな・・・きっと。
コルレオーネと聞くと、どうしても『ゴッドファーザー』を思い出してしまうのですが、あちらは架空の人物。マフィアについては全く知らないけど、コーザ・ノストラとマフィアの違いなんかも説明してもらいたかったところ。ピラミッドとか一兵卒という単語だけが記憶に残りました。
うーん、今一つよくわからない
マフィア組織を裏切って司法側に全面的に協力した組織幹部が主人公のお話。
主人公は組織内抗争に敗れた結果として家族含めて命を狙われる立場になって、司法機関に協力するわけだが、全面的に協力する動機の描写が弱いように感じられる。
保護を受ける代償に下っ端の関与だけ認める形式的な協力でも良かったはずだし、「捜査の中核を担った判事の影響で全面的に協力した」と言葉での説明はあっても描写が乏しいのでしっくりこない。家族を殺された恨みにしても、本人が家族残してブラジルに逃げているし・・・
よくわからないのは、
・司法体制の相違(検事ではなく判事が捜査するの?)
・政治家がマフィアがらみで追及されているの?(首相がマフィアがらみで捜査されたと微かな記憶を思い出したが、政治家という説明がないので前提知識がないと理解は困難)。
・最終盤の襲撃は何?
・爆殺された判事のニュースを聞いて民衆がベランダに白いシーツを掲げるのは祝意?弔意?
マフィア内の掟を破ったことに対して主人公を非難する声に対し、現マフィア執行部こそ掟を破っておりそのような執行部を裏切ることは掟破りではないと正当化する主人公の主張は、この国の某山■組の内部抗争の際にも聞いたような気がする。
本国では当たり前すぎて説明する必要のないことは説明されていない。
そのため、今一つよくわからない
最も・誰が・何を・裏切ったか?
事前には全然チェックしていませんでしたが
たまたま面白そうだったので観賞
感想としては
巨匠らしいクラシカルなカメラワーク
イメージしやすい80年代のイタリアの雰囲気
ややストーリー自体は断片的に感じるものの
最後まで楽しめました
イタリアのシチリア島はパレルモを拠点とした
マフィアの犯罪組織のひとつ「コーザ・ノストラ」で
80年代までボス「ドン・マジーノ」として知られた
トンマーゾ・ブシェッタの半生を追いながら当時のマフィア抗争の
行く末を追うストーリー
当時のマフィアは麻薬取引の暴利をめぐり抗争に明け暮れ
ブシェッタも身の危険を感じブラジルに愛人と共に隠遁しますが
その間に残した子供ら家族をコルレオーネ一家に次々殺害され
自身も麻薬取引容疑で警察に拘束されますが自殺未遂を経て
警察にマフィアの人間関係や罪を打ち明けることで抗争の終息を
図ろうとします
これがマフィアにとって極めて異例なことなのです
マフィアには血の掟というものがあり
厳しい守秘義務や警察組織と付き合わないことなど
堅い取り決めがあります
元々マフィアはこれらの結束を持ってシチリア島へ
やってくるフランスなどからの侵略者から家族を守ろう
という組織だったそうです
ブシェッタはその掟を破ったことになり
裏切り者呼ばわりされることになります
それに対しブシェッタの言い分はそもそも子供が小さい
うちは親に手をかけないなど一定のルールや仁義があった
はずなのに麻薬取引をするようになってそれを捨てた連中は
マフィアに対する裏切り者であるというものでした
ブシェッタ自身麻薬取引で利益を上げていたのだし
身の危険を感じて家族を置いて愛人と姿をくらますなど
ブシェッタの立ち振る舞いもお世辞にも褒められた
ものではなかったでしょうがそこには色々葛藤があり
子供らをパレルモに残したことで殺されてしまった
事に対する後悔は亡くなるまで残っていたようです
このどうしようもないマフィアという沼を
映画の中では描いていますが
組織の特殊性などの説明があまり行われないため
ちんぷんかんぷんに
陥ってしまう人もいるかもしれません
映像は前述の通り主観的な視点
露骨にピント以外をぼかすなど特徴的
車両が高架道路ごと吹き飛ばされる映像は
車内からの視点で映すなどの斬新さもあったり
飽きの来ないものでした
まあわりとストーリー自体は他のマフィア映画やゲーム
などで見聞きするものな感は否めません
こないだ観た追龍もこんなストーリーでした
ラストもなんかゴッドファーザーパート3の
オマージュっぽく感じるとこもありました
ただ雰囲気はバッチリの映画なので
やってるとこ近かったら割とおすすめです
背信
パレルモ出身の大物トンマーゾ・ブシェッタを主人公に、第二次マフィア戦争とマフィア大裁判、及び、その結末、の事実に基づく話。
1980年にシチリアでヘロインに纏わるマフィア間のいざこざの仲裁に失敗し、ブラジルへ移り住んだトンマーゾ・ブシェッタが、1983年に逮捕され、コーサ・ノストラ・シチリアーノについて供述し、マフィア大裁判に繋がっていった出来事をみせていく。
特に前半、スカした様な演技や演出の安っぽさが鼻につくし、マフィアの大物達のチンピラ感を強く感じるし、内容的に超盛り沢山だから仕方ないところというのはわかるけれど、人物や背景の紹介を字幕で説明は味気ない。
とはいえ、随分昔に映画から興味を抱き、色々読み囓った程度なので、あまり細かいところまでは知らないが、そんな自分でも聞いたことがある出来事や人物が盛り沢山で、更には知らないことはもっとたっぷり。
どこまで事実か判らないけど、非常に興味をそそられるし、非常に面白かった。
ただ、物語がどうのという作品ではないので、この辺の話に興味が無い人にはオススメ出来ません。
【”真のシチリア人マフィア”は、何故に、判事の取り調べに応じたのか・・・。】
ー1980年から始まったイタリア・シチリアで繰り返されたマフィア同士の大規模抗争を一人の男の生き様を軸に描いた作品。ー
■印象的なシーン
・ブシェッタがブラジル、サンパウロに逃亡していた間に、残された家族や仲間が犯罪組織、”コーザ・ノストラ”の反ブシェッタ派に凄惨に殺戮され、彼自身もイタリアに強制送還された後、マフィア撲滅に取り組むファルコーネ判事と対峙するシーン。
ファルコーネから煙草を勧められ、”口の空いた”煙草と確認し、紫煙を燻らすシーン。
ーブシェッタは”俺は一兵卒だ・・”と呟くが、強烈な存在感、身に纏うある種の男の色気、知性、衣装など思わず画面に引き込まれる。
それは、ファルコーネ判事も同様で、三つ揃えのスーツをビシッと着こなし、ブシェッタに一歩も引けを取っていない・・。-
◆ブシェッタが敵のマフィアだけでなく、身内からも裏切り者と罵られながらも、危険を顧みずにファルコーネ判事に”コーザ・ノストラ”の”秘密”を告白する理由。
ーファルコーネ判事との関係性や夢に出てくる殺された子供たちの姿もその一因ではあるであろう。
が、私は且つて自ら飛び込んだ”コーザ・ノストラ”の”美学”が失われている事に対しての想いが一番の理由ではないかと思う。
”美学:女、子供は殺さない・・。一般市民には手を出さない・・。”
それを如実に表現しているのが、ブシェッタが若き頃から付け狙う男が、常に自らの男の子を抱いて身を守る姿と、ブシェッタも子供を抱いた男を殺さないシーンの幾つかである。
そして、男が息子の結婚式を終えて、夜になった邸内の庭でホッとした顔で、一人椅子に座っている所にブシェッタが現れ、男の胸を打ち抜くラストシーンであろう。-
■少し、残念だったところ
・1980年から晩年のブシェッタの生き様を多数の登場人物を絡ませながら描いているため、ストーリー展開が粗く、唐突に感じるシーンが多かった事であろうか。
<真のシチリアマフィアの美学を貫いたブシェッタの姿が印象深い。
且つての仲間の秘密を漏らしてでも、自らが理想としていた”コーザ・ノストラ”の且つての姿を取り戻そうとしたのだろうか・・。
シチリアの人々の(特に美しき女性たち・・)衣装、意匠も見応えがある作品である。>
実録モノの魅せかたの難しさ
実録マフィアものが好きな人は、ホンモノの話に最後まで引き込まれることだろう。
純粋に映画そのものを楽しみたいものとしては、淡々と事実の積み重ねや騒しい裁判の内容を延々とみせられても150分は長すぎる。
徹底的に真実を追求した作品にしたいのか、ドラマ性を強調した作品にしたいのか、どっち付かずの感は最後まで否めなかった。
邦題の「裏切りの美学」というテーマに最後まで共感できる内容の提示はなかったと思う。あくまで日本での宣伝の売り文句で、監督の意図するものではないかもしれないが。
ありのままの事実を作品で伝えるより(だったらドキュメンタリーでいいかもしれない。実際、Tommaso Buscettaの人生は若い頃から波乱万丈で興味深い)、「事実に基づいたフィクション」のほうが制作側のやりたいことや思いを作品に乗っけやすい気がする。
こればかりは、作り手の考えや観る側の好みもあるので一概には言えないが。
邦題おかし。内容を端的に表していないし、裏切りを肯定してコーザ・ノストラ側に付いているみたい。主人公は組織とその実力者たちの方が「裏切った」と信じて証言したのだから。
①全くの白紙状態で観たので、ビスコンティやベルトリッチが撮ったような一族の大河ドラマを予想していたら全く違いましたわ。②最近やたらと多い実話もの。コーザ・ノストラを扱ったイタリア映画はこれまでに何作も撮られているので新味は無いが暴露ものとしての面白さはある。③演出は淀みがなくだれない。上映時間の長さも感じさせない。描写も簡潔で的確である。ただ一人の人物の内面に鋭く迫ったり掘り下げているわけではないので、力作ではあるが深みはない。④法廷場面や刑務所でのイタリアンマフィアのボスたちの振る舞いには呆れ果てるが、人間あれだけ保身と偽善に必死になれるのかと思うと面白くも哀しい。⑤コーザ・ノストラは確かにシチリア島の風土に根差した独特の組織かも知れないが、社会の必要悪とも言える裏社会と表社会との癒着はどの国でもあること。遠くイタリアに限った話ではなく勿論日本でもございますとも。⑥主人公も他のボスたちもやったことは目くそ鼻くそに思えるけれども、映画はラスト、何年も待って標的が初めて一人になったところを撃ち殺すシーンにすることで、主人公はあくまでも堕落する前のコーザ・ノストラのルール(狙った標的以外の家族=特に女子供は巻き込まない)を守った「名誉ある男」であろうとした人間であったことを伝えて終わる。
法廷シーン、すごい!
ドイツと言えばナチスでイタリアはマフィア、そういった印象があるし映画も沢山ある。イタリアでは「マフィア」というのは存在しないと教わるらしいがドイツではナチスは忘れてはならない歴史上の事実で同じように扱うことはできない。それでも十把一からげに映画のテーマになるのはそれぞれの国の人にとって不快なんではないだろうか。そもそも一方は服従と歓喜と同調圧力が、一方は貧しさがそれらを生み出したのだとしても。
「人間が作り出したものは人間の手でなくすことができる」(だったかな?)や、あの時のコーザ・ノストラは、といった言い方で過去を美化するなというファルコーネの言葉には、人間の強さも弱さも知る明晰な頭脳と、法律が天職である気概と自負があった。だからこそブシェッタは最後までファルコーネを信頼し尊敬したんだろう。
法廷のシーンはたまげた!見る価値あり!Silenzio!と叫びまくる裁判官、(シチリア)方言でなく標準イタリア語で話せとがなる弁護士達、悪口雑言で裏切り者呼ばわりする大量の被告人とその妻達。本当にこんな大法廷があったのか…!
イタリアの警察に保護されているブシェッタが、遠く離れている妻に電話でamore mioと声をかけながらも(当局に聞かれているから)言葉少なに話し、amoreと呼びかけた妻はベッドの上から身に何も纏わずに応える場面はエロティックで究極の愛の表現だった。
それにしても濃い!20親等まで殺しまくる考え方(よく数えられるし、たどり着けるもんだと思う)、姓が同じだけで殺すとか、とにかく半端ない。もちろんいい意味でシチリアの家族・同胞思いは暑苦しいほどで癖になる。シチリアは美しい海に囲まれているけれど内陸部はゴツゴツの乾燥地帯。歴史と色んな血が層になっている所だ。
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