「サツゲキを応援したいが、申し訳ないが、アントニオバンデラス主演というだけの、監督の自己満足的な映画」ペイン・アンド・グローリー けいちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
サツゲキを応援したいが、申し訳ないが、アントニオバンデラス主演というだけの、監督の自己満足的な映画
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同監督の「オールアバウトマイマザー」は当時赴任していたU河のD黒座で観ました。本当に面白かった。諸事情で2回観ましたが、2回ともお客は僕一人でした。おすぎさんが絶賛した映画でしたが、そういうことを除いても、ノンケの僕でも楽しめる本当に良い映画でした。当時色々と仕事に思い悩み、U河の海の上を飛ぶカモメを眺めていた僕にとって、人生を応援してくれる良い映画で、不覚にも落涙してしまう映画でした。
ひるがえって、本作はどうかというと、これはちょっと・・・・復活したサツゲキを応援する意味も含めて観にいきましたが・・・・自伝的といえばそうですが、同監督の自分の人生に言い訳ばかりしている映画に感じました。身体の痛みを理由にヘロイン中毒になるものどうかと思うし、生理的にひげずらのおじさんのディープキスは受け入れがたく、回想シーンでは、幼少期の主人公が読み書きを無学な青年に教えるという良い話なのに、最後に無学の青年の裸の洗体シーンを延々を流して、これを幼少期の主人公が見て発熱するし。うーん。フォレスター病の骨棘切除もそんなに容易な手術ではないし。
最近観た映画ではドクタードリトルのアントニオバンデラスの方がずっと良かった。ごめんね。
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