「胸がいっぱいになった。」罪の声 itsuca_cocoroさんの映画レビュー(感想・評価)
胸がいっぱいになった。
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もし、伯父さんやお母さんの父親が理不尽な濡れ衣で、社会から抹殺されていなければ、警察や社会に対する怒りを持ち続けることなく、事件も起きていなかったかもしれない。
事件の残酷な運命が、また子どもに降り掛かってしまったことに胸が張り裂けそうな想いがした。
メディアの役割とは?報道とは?ということが問われ、マスコミが一括りで批判されてしまうことも多い昨今。
なぜ報道するのか、そこに疑問を持ち社会部を離れた阿久津。
でも、一人の命は救えた。
そこに意味を見出したからこそ、社会部に戻ったのではないだろうか。
脇を固める役者さんが、皆良かった。
総一郎を演じている俳優さんは誰だろう!?とすぐ調べてしまった。
それくらい、母親に呼びかけるシーンが涙腺にきた。
「重版出来」や「逃げ恥」で信頼できる監督と脚本家だと思い観に行ったが、それ以上に何か心に残る作品だったと思う。
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