「素晴らしい脚本!」罪の声 Hinotamaさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい脚本!
この事件は、実際衝撃的だった。
どれほど、事実かはわからないが、
映画としては、素晴らしい出来だと思います!
同じように、自分の声を事件に利用された3人の子供の人生の、
無情な展開。
テーラーの子供として、何不自由なく暮らした日々。
その一方で、犯罪組織に監視されながら暮らし、
殺されるかもしれない恐怖のなか、
生きることが目的となる人生。
1人だけ幸福な人生を送ってしまったという、
罪悪感。自分自身ではどうしようもなかった
としても、、、。
現実、人生は生まれてくるところは、自分で選べない。
不公平な現実。
その中でどう生きるかしか、無い。
実際、障害を持って生まれてきてしまう事もあるし。
他人をうらやましく思っても、
見下しても、意味がない。非情な現実。
だか、その発端がインテリ左翼のこざかしい思想ならば、
やりきれない。
インテリ左翼も、現実のなんでもありの暴力組織に利用された面はあるが、罪は重い。
自分は、最低のモラルを持って、子供の命は救うという行動はするが、それも水泡に帰す。
インテリ宇崎は、この結果を知り、どういう行動をするのか?
記者は、事件の真相を記事にして、社会に訴えるという意義を再確認する。それ記事を読んで、社会、一般の人々が
社会を少しでも良い方向に出来るかは、市民?の程度に委ねられている。
市民のテーラーは、自分に出来る精一杯の事をするしかない。背広を新調して、母親探しの会見をセッティングの手助け。子供をしっかり育てる。ひとひひとりに合った背広を丁寧に作るだけ。
自分の境遇の中で、精一杯生きるしか無い。
その境遇も、どこに生まれるか?という偶然に左右され、
実際不公平だけど。これは自分の責任では無いから、
追伸、せめて、背広作ったついでにメガネも新しくしてあげて欲しかったぞ!せめてよく拭いてあげてほしかったよ。