「出だしからうまく物語の世界に誘導されました。」罪の声 のりたまさんの映画レビュー(感想・評価)
出だしからうまく物語の世界に誘導されました。
クリックして本文を読む
現実の事件を題材にしているフィクションですが、ノンフィクションでは?と思えるくらいにハラハラ・うるうるしました。
グリコ森永事件が世間を騒がしている頃、私は中学生で、正直事件の詳細は記憶の彼方でした。
映画を観ているうちに、テレビや新聞で毎日報道されていたこと、家庭や学校で話題になっていたこと、おやつが既製品から母の手作りのお菓子になったことなど、当時の記憶が様々に蘇りました。
一般人の私は事件の結末の記憶も曖昧ですが、警察や報道関係者の方だにとっては、忘れられない事件のひとつなのでしょうね。
理想の社会をめざして学生運動した首謀者たちが、ヤクザと組んで犯罪を起こすことで社会を変えようとする気持ちが全くわかりません。
まして、その犯罪に子どもたちを巻き込むなんて。
どんなに目標が立派でも、手段が非合法なら良い結果にはなりません。
人生因果応報なのだと早く気づいて欲しかったです。
個人的には、第二の故郷であるイギリスの風景を観ることができてすごく嬉しかったです。
主な舞台は関西ですが、序盤・終盤に入っているイギリスの街並みはスパイス的に効いていると思います(^^)
コロナ禍でヨーロッパを訪れるのは難しい今、どこでもドアでヨークに飛んで行きたくなりました♪
コメントする