「罪とは」罪の声 えもんさんの映画レビュー(感想・評価)
罪とは
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原作読了して翌日に映画を鑑賞
映画ではストーリーを適宜省略し順番も入れ替えて、より分かりやすい構成となっています。
反対に阿久津と曽根が仲を深めていくシーンや生島家族の救いようのないシーンや達雄の告白のシーンは丁寧に描かれており、感情移入しやすい作りとなっています。
ただ個人的には、原作と異なり最初のテープと手帳の発見が、母親の意図したものではなく偶然的なものであり、母親も余命半年程度ということで、母親も達夫側の悪役のように感じました。
「奮い立った」という理解できない大人の考え方で、傷つけられたという子供たちを描きたかったのでしょう。
あとは最後に阿久津がいった「深淵の淵の声をすくいあげる(届ける?)」という言葉が印象に残ってます。
罪の声で聡一郎達が望を思い出す演出も良かったです。
登場人物が今後前を向いて進んでいければいいなと思う作品でした。
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