「似顔絵は本物?」罪の声 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
似顔絵は本物?
佐藤蛾次郎が「キツネ目の男」について尋ねられたとき、「と、寅さん」と言ってほしかった。とにかく有名俳優がいっぱい。その中でも一番の好演だったのは梶芽衣子かなぁ・・・
最初からラジカセ(同じの持ってた)が登場したこの作品。1984年の事件という設定であるため懐かしさも満載。もうちょっと年配の方なら学生運動の様子も懐かしいだろうし、昭和と平成の半世紀という激動の時代の陰となった者たちにもスポットライトを浴びせた感じがする。
グリコ・森永事件をモチーフにしているだけあって、当時のニュースにくぎ付けになったことまで思い出した。子どもの声に撹乱されたり、ワープロの機種(パンライターP45)まで特定できたり、鈴木松美所長の音声研究所がクローズアップされたり、といった様々な報道が思い出されるのです。あぁ、懐かしい。
新聞記者の阿久津による独自の調査。人から人へと繋がっていく地道なものなんですが、当時の警察にできなかったこと、しかも35年も経ってるのに無茶やろ・・・とは思いながら、徐々に関係者の人数が増えていくにつれ、写真も古かったし名前を覚えきれなくなりました!重要なのは、元警察官の生島一家と殺害したヤクザ。そしてテーラー曽根の伯父にあたる達雄だ。
やっぱりこの長尺はきつかった。総一郎の激白、保険証がないこと、俊也に「あなたはどうでしたか?」と尋ねるところ。泣けた・・・どんな過酷な人生なんだ。姉の望は死んでしまい、この先生きる希望といえば母に会うことだけ。対する俊也が妻子もある、まだマシな人生を送っていたことに戸惑いを見せる星野源も良かった。
もう一つの個人的泣きどころは梶芽衣子の告白シーン。冤罪事件で死に至った父親の復讐の意味を込めて学生運動に参加。一旦は幸せな人生を選ぶものの夫の兄が達雄だったことで、犯罪に加担してしまう。そして俊也録音したのは・・・
子供の未来のことなど考えてもみなかった当時の状況。生島にいたっては、全ては金のためだった。望が翻訳家になる夢を抱いていたところも映画ファンとしては嬉しい限りで、大切そうに持っていた「スクリーン」誌が光っていた。
kossyさん
共感&コメントありがとうございます。
正直たくさん見たことのある脇役の方々がたくさんで、誰だろうと思ってパンフレットを買って調べてみたところ、耳が潰れた人物がいた柔道場の方が桜木健一さんだって気づいてびっくりでした。
素晴らしい脇役に支えられて主役お二人の代表作になると思っています。
おはようございます。
昨日、夜、映画見て、深夜ジム行って、その後、レビュー書いてました😁
クタクタです。
ところで、カセット、おんなじのってすんごいインパクト情報ですよ‼️
レビューに入れて下さいよ‼️😁