「私は、メチャメチャ面白かった」罪の声 ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
私は、メチャメチャ面白かった
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キツネ目の男が目撃されている、製菓メーカーのあの未解決時間を、よくここまで真実であるかのようなフィクションに作り込んだ。
現実かと混乱するほどの緊迫感。
女の子から夢も命も奪い、男の子から青春を奪い、大人になった男からも、平穏を奪った、その罪の重さを問われて尚、逃げた男を演じた宇崎竜童の、何ともいえない渇ききった演技。
とても不快なのに、グングン引き込まれる、派手さはないけど見応え抜群の作品でした。
救われたのは、男の子がお母さんと再会できたこと。
しかしそこで聴かせる声が、女の子から全てを奪ったテープであることの皮肉さが、胸をえぐります。
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