「中途半端なゴルゴ13」ブルー・ダイヤモンド regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端なゴルゴ13
『ジョン・ウィック』シリーズのように、生来のアクションオタクを存分に発揮できる、バカバカしいストーリー設定(褒め言葉)の作品だとイキイキするのに、『エクスポーズ 暗闇の迷宮』や『レプリカズ』のようなサスペンスやミステリー要素高めな作品になると、途端にダメになってしまうキアヌ・リーヴス。
ハッキリ言って、彼は作品選びが下手。
本作もキアヌ自身がプロデューサーなのに、「ホントにちゃんと脚本読んで出演を決めたのか?」と疑いたくなるぐらい、あらすじが単調すぎ。
サスペンスと謳っておきながら、その要素が全く感じられないばかりか、唯一のアクションシーンといっていいラストも、取ってつけたような蛇足感。
ベッドシーンがやたらと多いのも、単にキアヌの欲求解消のためかと邪推してしまうほど。
なんというか、中途半端なゴルゴ13という印象で終わってしまった感じ。
企画立案当初はニコラス・ケイジ主演を念頭に置いていたらしいが、そう考えると納得の出来といえるかも…。
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