大脱出3のレビュー・感想・評価
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尻つぼみのシリーズ
シルベスタ・スタローン主演での『大脱出』シリーズの第3弾。1作目は、スタローンのシュワちゃんが共演ということで、話題を呼んだ作品だった。しかし、2作目からは、ハリウッドがチャイニーズ・マネーの前に平伏した感じが強い内容となって、本作も、主なアクションは中国人のマックス・チェンが担当。しかも、中国語での台詞に、英語のテロップが映し出されるというのは、アメリカ映画では珍しい作品。
本作の中心も、これまた、中国最大のハイテク企業の令嬢が拉致誘拐され、令嬢を奪還するという内容。そこも、アメリカ人の脱獄プロ組織が、中国人を助けるという構図自体が、トランプ大統領が聞いたら、真っ赤な鬼の形相で怒り出す内容かもしれない…(笑)その為か、オマケの様に、スタローン演じるブレスリンの恋人アビゲイルも誘拐させ、ブレスリンの本気度を増そうとしているが、本来、こちらが柱となって展開されていたのが、これまでのハリウッドではなかっただろうか?
物語は、かつてブレスリンの仲間で、500万ドルの為に裏切って殺されたレスターの息子が、金の強奪のために、アビゲイルと中国企業令嬢誘拐する。同時に、アビゲイルも誘拐することで、ブレスリンをおびき寄せて、父の復讐を果たそうとするもの。そして、そのアジトが『悪魔の砦』と言われる難攻不落の迷宮監獄。そこに、ブレスリンと共に令嬢の新旧の2人のボディーガードが、『悪魔の砦』に乗り込んで、奪還を図ろうとするのだが…。
スタローンも、ラストには相変わらずのファイティング・アクションを見せてくれたが、やはり、顔の皺や身体、アクションには衰えを感じざるを得ない。また、ラスボスも、ブレスリンの前に、情けない程あっけなく倒され、クライマックスの盛り上がりにも欠けた。そんな中で、爽快だったシーンが、デイブ・パウディスタ演じるデローサが、悪魔の砦に単独で乗り込み、ショットガンで敵をバッタバッタと倒すシーンだった。
うわーだめだ。
もはやスタローンは完全に脇役。マックス・チャンのアクション全開!
冒頭ではオハイオ州におけるホームレス、失業者など社会的弱者を映し出している。あれ?何かの社会派映画かなとも勘違いしてしまうのですが、ここへ巨大ハイテク企業ジャン社の社長令嬢ダヤが工場を建てようというのだ。そして、ダヤが何者かに誘拐され、残されたボディガードのバオ・ヤンだけが生き残る。彼のポケットにはレイ・ブレスリンと印字されたUSBが。
何だか偶然にセキュリティの甘いビルに集まったブレスリン、シェン・ロー、バオ・ヤン。バオ・ヤンは彼の名前を追ってきたんだし、ローはジャンに恨みを持っていたのはわかるが、ブレスリンの理由はちょっと曖昧。とにかく、レスター社のビンセント・ドノフリオ演じる裏切り者の社長の息子が金目当てで令嬢を誘拐し、父の復讐目的でブレスリンの婚約者アビゲイルを誘拐した模様。今作でもちょっと脚本が雑だったけど、金と復讐を一挙にやろうという話だ。
東欧ラトビアの秘密刑務所“悪魔砦”が舞台となり、脱出というよりは救出劇。アクションなどの活躍はほぼマックス・チャン!バウティスタもカッコよかったけど、スタローンは地下トンネルを徘徊していた印象が残る・・・最後にはちょっと間抜けな元インターポールのバオ・ヤン役ハリー・シャム・Jrが置いてけぼりにされて徘徊してた(笑)
『イップ・マン外伝 マスターZ』でも共演していたマックス・チャンとバウティスタ。もう彼らに続編はまかせた!って感じに思えたし、スタローンの復讐に燃える表情を見ると、ランボーと変わらないところが残念。また、ローはジャンを破滅させたいとか言ってたのに、ジャン氏にアドバイスしてるし、かなり信用してるし、想像ではあるけど、結婚を反対されてただけなん?
まぁ、マックス・チャンのおかげで2よりは良かったと思ったけど、続編があるとしたら『大脱出4:彷徨えるバオ・ヤン』か?早く脱出しろよ・・・
前作よりは若干マシ…かな
前作『大脱出2』が、スタローン自身も認める駄作評価をされたため、本作も期待値低めで鑑賞。
あらすじも全然ひねりがないし、そもそも「大脱出(Escape plan)」と謳っておきながら、大した脱出プランを練っていない点で羊頭狗肉。
前作ほどではないにしろ、主役のスタローンも準主役のデイヴ・バウティスタもあんまり活躍していないのも物足りない。
トータル的にダメダメぶりは前作と変わらないけど、それらを補って余りあるのがマックス・チャンの存在感。
彼の醸し出す色気や佇まい、『イップマン外伝 マスターZ』でも披露されたしなやかなアクションシーンなどは、一見の価値あり。
今回も続編を匂わすようなエンディングにしているが、正直このシリーズはもう打ち止めにしておいた方が良い気がする…
コレジャナイ感がハンパないどこまでもショボくて残念なC級アクション
オハイオ州の鄙びた町マンズフィールドで事業展開をするために出張中だったハイテク企業ジャン社のダヤが同行していた社員とともに何者かに誘拐される。誘拐を阻止できずに負傷したボディガードのバオは負傷する。その頃謎の男ローが脱獄コンサルタントのブレスリンにダヤの救助を求めにやってくる。ブレスリンらは彼女がラトヴィアにの刑務所“悪魔砦”に囚われていることを知るが、そこは脱出不可能な謎の監獄だった。
シリーズを重ねるごとにどんどんショボくなっていく本シリーズ。最初はハイテク刑務所が舞台だったのについにただの廃墟。冒頭の爆破シーンもショボい合成映像でゲンナリ。前作がほぼホワン・シャオミンのプロモーションビデオだったのに続き、本作は『イップ・マン外伝 マスターZ』のマックス・チャンを徹底的に推す作品となっていて、彼の華麗な身のこなしと、次世代を担うスターを積極的に育てようというスタローンの親心だけが残像を残す下らないC級作品に仕上がっています。普通死なないだろう役回りの人があっさり殺されたり、かつては見せ場だった脱獄ももはや取って付けたようなやっつけ仕事に終わっていたりしてコレジャナイ感がハンパないです。
看板に偽りあり?今回は壮絶な救出ミッション!!
【賛否両論チェック】
賛:救出作戦に際し、迫力のアクションが続き、特に肉弾戦の様相は圧巻。
否:予備知識は必須。ミッションもかなり単純で、かつ脱出モノではないので、前作までのファンには不向きかも。グロシーンもかなりあり。
特段あらすじは説明してくれないので、前作までの知識は必須です。逆に予備知識がないと、人間関係とかがイマイチ分からないと思います。
前作まではそのタイトル通り、脱出不可能な監獄からどうやって脱出するかがストーリーの肝でしたが、今回は逆に外からの救出ミッション。ミッションもかなり単純で、前作までのような頭脳戦はないので、前作ファンはかえって退屈してしまうかも知れません。
ただ、アクションシーンは圧巻です。火力はもちろんの事、肉弾戦もさすがはシルベスター・スタローンといったところです。
グロシーンもかなり多いので、基本的にはアクション好きな人が観ておいて損はない作品といえそうです。
どんどん詰まらなくなっていくシリーズ
「大脱出」ではなかった(笑)
本シリーズ。一作目から観ていますが以下の理由により実に勿体無かった印象。
①ストーリーが「大脱出」ではない(笑) 脱出がメインじゃないのに「?」と言う感じ。
新作としてリリースした方が良かったんじゃね?
②スタローンさん。目立ち過ぎ(笑)。
シリーズ物なので出演するのは致し方なし。他の役者さんが目立たず可哀想(泣)特にマックス・チャンさんがイケメンでアクションも良かったんだけどあまり目立たなかった印象は残念。
③投獄される理由がイマイチ不明瞭。訳が解らない内に監獄に。その辺りのストーリーをもう少し明確にして欲しかったかなぁ。
作品自体はなかなかと思いましたが前述の理由により評価は低めにさせて頂きました( ´∀`)
マックス・チャン かっこいい~
突入だけどね
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