劇場公開日 2020年1月24日

  • 予告編を見る

風の電話のレビュー・感想・評価

3.658
22%
51%
18%
6%
3%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

全58件中、1~20件目を表示

4.5モトーラ世理奈は早くも邦画界でかけがえのない存在に

2020年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

知的

NHKドラマ「透明のゆりかご」(現在4Kで再放送中)で初めてモトーラ世理奈を知り、その圧倒的な個性に驚かされた。そして昨年から今年にかけて「少女邂逅」「おいしい家族」そして本作と、主役や重要な役で起用され、異なる物語の中にもある種共通した空気感を醸し出している。

東日本大震災で家族を失った17歳のハルが、多くの人に助けられながら故郷を目指す旅を描く。道中で出会う人々の経験や思いや優しさに触れ、彼女は喪失を自覚し、再生のきっかけをつかんでいく。演技巧者の共演陣を相手に、モトーラ世理奈は常に自然体に見える。泰然ではなく、はかなげで、頼りなさげで、自らを持て余すかのような。そんな脆弱さを演技という鎧で隠すのではなく、そのままさらけ出す逆説的な“強さ”がある。それを引き出した諏訪敦彦監督の演出も大きい。

どうかこの魅力を失わないまま、邦画界で順調にキャリアを積み上げてほしい、と心から願う。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 14 件)
高森 郁哉

5.0人の苦しみや悲しみに寄り添いたい、そう、深く感じました‼️

2020年12月11日
PCから投稿

最初、映画として鑑賞してたのですが、これは鑑賞したり評価するものでは無い、そう、思いながら見ました。
理解を超える内容では無いが、当事者にしかわからない気持ちは、身に染みわけでもなく、ただ、寄り添うような気持ちは持たなければ、そう思いました。
果たして、西島秀俊のように親切にできるだろうか、自問自答して、いじめに加担することはないだろうか、自分の身に置き換えて、考えました。
クルド人も、エピソードはてんこ盛りですが、映画の出来より視点を勉強してる、そう見ていました。
いろんなことを学ばせて頂きました。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 12 件)
アサシン5

1.5で?

みみずさん
2020年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

寝られる

これはコロナ禍がなくても、おそらく映画館では観ない。
デリケートなテーマで、
訳知り顔で軽々しく扱われても不快になるだけだから。
そして、案の定そうなった。

終始、陰鬱。
おそらく魅力的な娘なのだろうが、
ヒロインの表情だけで心が暗くなる。
星一つ出ていない夜に暗闇を描かれてもよく見えない。
闇に朧気でも光があればこそ、それがくっきりと浮かび上がる。

制作者は何を描きたかったのか。
津波に、原発に、土砂災害、さらにはクルド人まで、
盛りだくさんで散漫になっている。

タイトルの風の電話はおまけ程度にちょっと出てくるだけ。
ラストの電話シーン、
おそらくは最も盛り上がるべきところでウトウトしてしまった。

コメントする
共感した! (共感した人 1 件)
みみず

3.5モトーラ世理奈の存在感

りやのさん
2020年7月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ハル役のモトーラ世理奈の存在感が凄い。
そばかすも個性だね。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
りやの

4.0今リアルな自然の恐怖

2020年6月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

封切り時には想像もしなかったコロナの猛威 悲しい震災の現実も、私に起こった事ではない 切ない作品が今、誰もの身に降りかかる現実に変わったんですね 放射能はうつらないが、コロナは感染するぞ 人口密集の都会の恐怖

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
Daikokumai

4.0震災

とねさん
2020年5月28日
iPhoneアプリから投稿

震災を経験してない自分には、わからないことが多かった。ただ、ずっと胸が苦しいまま、最後までストーリーが続いた。これほどゆっくり進む映画は初めてだ。それにしてもモトーラ世理奈は演技がうまい。本当に経験したようだった。また素敵な女優、映画に出会えました。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
とね

3.5痛みを共有しよう。共に生きよう。

2020年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 8 件)
bloodtrail

4.0不思議と巻き込まれていく

popさん
2020年3月24日
Androidアプリから投稿

どういう作り方なのだろう?と、慣れない感じもあったけれど、気づけば巻き込まれていて、泣いていた。
主役のモトーラちゃんは、この役にはまっていた、最高の出会いだったように思う。
このプロとアマの狭間のような絶妙な空気感を、ものすごい役者陣と絡んで、負けない存在感で乗りきっている感じ。
特に、渡辺真起子さんと山本未来さんとのシーンが良かった。女性同士に生まれる何か、なのか。
強いメッセージ性も押しつけがましくなく盛り込まれていて、素晴らしかった。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
pop

4.0こういう映画なんだから。もうそれでよい!

Hinotamaさん
2020年3月15日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
Hinotama

4.5震災、豪雨/台風、介護、入管、差別、自殺、他にも現代を生きていて接...

2020年3月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

震災、豪雨/台風、介護、入管、差別、自殺、他にも現代を生きていて接する様々な問題を描こうとしています。
生きる、生きていることの意義、亡くなられた方への思い。
この先、彼女がどこでどう生きていくのか?想像しながら映画を思い出しています。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
らっこおやじ

2.5モトーラ世理奈は岡山天音に似ている

2020年3月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

2020年映画館鑑賞22作品目

広島県呉市から岩手県大槌町までのロードムービー

スタートから重苦しい

全体的にリズム感がおかしい
テンポが悪い
変な間がある
なぜかと思い映画を観たあと調べたら台本はなく全てアドリブでやっているから
そんな丸投げな演出は邪道だ
西田敏行や佐藤二朗のようなベテランなら許されてもいいが若手には無茶振りだ
こういうアドリブ映画はあってもいいが主流にはなってはいけない
インディーズならともかく商業映画だ
イオンや朝日新聞とかがよくカネを出したもんだ

重い雰囲気を三浦友和や山本未来や西島秀俊や西田敏行がだいぶ和らげてくれた

広島呉市で倒れているハルに三浦友和が声をかける場面と流された自宅を西島と共にあとにする場面のロングショットが印象的

いろいろ詰め込みすぎという意見もあるようだがそれはあまり感じなかった
クルド人も余計だとまでは思わなかった
139分と少し長めだがそれほどでもない

ハルが家族に会いたい思いを爆発するシーンが3回あるがくどい
呉市の工事現場も大槌町自宅跡も抑えめでいった方が良かった
最後の風の電話で爆発するべきだった
流された両親と弟はここで登場するべきで西島の自宅で登場するのはおかしい

ロードムービーだから場所と日付と時間の字幕がほしかった
あまりにも不親切だ
ほとんど西島のおかげで大槌町に行けたようなものだし

最後に主役のモトーラ世理奈について
彼女の存在を知ったのは今回の作品が初めて
予告編から感じていたが桁外れのブサイク女優
剛力とか多部とか黒木華なんて全然比べ物にならならない
杉村春子より酷い
顔の奇形かと思った
残念ハーフという言葉が1番ぴったりな芸能人
整形番組のbeforeかさんま御殿の再現ミニドラマに出てくるブスとどっこいどっこい
しかも陰キャのブス
笑顔もキモい
そばかすといえばキャンディキャンディだが彼女は明るくて前向きだった
陰キャのキャンディじゃ多くの人に愛されることはなかった
これじゃヒッチハイク無理だわ
よく乗せてもらった奇跡だよ
不良3人組もよくもまあナンパしたもんだ
後ろ姿で美少女っぽいから声をかけたけど振り向いたらごめんなさいだよ現実は
それゆえに彼女の存在は今の芸能界に必要不可欠だ
隙間にはまる足りないピースがモトーラ世理奈だ
若いのにモデル出身なのに現時点での演技力は上々
世の中は美人ばかりじゃない
超ドブスが主役でもいいじゃないか
唯一無二モトーラ世理奈今後の活躍を大いに期待してます

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
野川新栄

2.0内容てんこ盛りそして薄い

konkonさん
2020年3月1日
iPhoneアプリから投稿

原爆、豪雨災害、原発事故、難民問題、東日本大震災により被災した者の苦しみや悲しみ周りの人の意識の違い等を表現しようとしたのかもしれないが当事者やそれに違い人には伝わるかもしれないが話しの流れの区切り方や持っていき方が強引だったり無駄に長かったりして一体何を伝えたいのかわからない。
脚本が監督が違えば良い作品になったのかと思います。
こういう話題だからこそしっかりと練り上げて作って欲しかったです。役者さん達は一流なのだから。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
konkon

5.0一つだけ惜しいのが

2020年2月15日
Androidアプリから投稿

素晴らしい作品だと思う。一つ惜しいのは、モトーラ世理奈さん演じるヒロインが、呉線の駅で「あえて自宅最寄駅とは反対方向ゆき(「糸崎」と読めた)の電車に乗った」ことが、地元の方or旅好きにしかたぶん分からないこと。ヒロインはすっと電車に乗ったのではなく、躊躇しながら発車間際に乗ったことで、東(大槌の方向)へ向かおうということを示そうとしたのだろうが、この場面はヒロインにとってターニングポイントとなるので、もうひと工夫欲しかったです。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 5 件)
よっきゅん

3.0静寂の女優に尽きる

隣組さん
2020年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ロードムービーとは予想外でした。風の電話をモチーフにしている点は良いと思うが途中の展開が今一つで心に伝わる物は無し。同じような経験者ならかなり感情移入し素晴らしい作品と感じるのではなかろうか。
それでも静寂の女優と言われるモトーラ世里奈の演技は素晴らしい。彼女の今後の活躍に期待したい。
2020-26

コメントする
共感した! (共感した人 3 件)
隣組

3.5新人女優の一人芝居の様な力作

2020年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

モトローラさんの演技は本当に実体験してるような、荒いかもしれないが胸に響く演技ですね!周りを固める西島さん三浦友和さん西田さんは話しをつなげる役割をしてる。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
高桑 ムツ子

3.5淡々と進んでいくが、心地よく展開していく印象。ラストもモトーラちゃ...

おれさん
2020年2月9日
iPhoneアプリから投稿

淡々と進んでいくが、心地よく展開していく印象。ラストもモトーラちゃん頑張っててよかった。ただ、単調というところも否めず、キャスティングパワーでもってるなーと思った。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 2 件)
おれ

4.0つらい経験

rinrinさん
2020年2月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ハルが道中出会う人々、、
みんな、それなりにつらい経験をしていて
そのつらさは一辺倒には測れないものばかり

自分もたいへんなのに、
初対面のハルを応援してくれる周りの大人たち

自分もたいへんだからこそ
他人にも優しく出来るのかな·····

死にそうな表情から始まり、
少しずつ感情を変えていくモトーラ世理奈に釘付けでした

西田敏行さんの民謡(かな?)も良かった〜

コメントする (コメント数 2 件)
共感した! (共感した人 10 件)
rinrin

5.0震災から8年たっても

TAICHIさん
2020年2月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

みんなに観てほしい作品。
あと、
モトーラ世理奈
もっと評価されていい。
スゴイです。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 5 件)
TAICHI

3.5少し詰め込み過ぎかなぁ・・☆

2020年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

たまたま、舞台挨拶のある回に見ました。
モトーラ世里奈と諏訪監督が出演されました。
モトーラ世里奈、「透明なゆりかご」も見ていましたし、期待も
していましたが、舞台挨拶があまりにぎこちなくて 正直どうかな・・??
と思いながらの鑑賞。

でも、映画は役になりきっているとうか舞台挨拶のぎこちなさそのままが
主人公の「ハル」でした。

物語は、心に傷をおっている人たちの連作のように進んでいきます。
ハルのヒッチハイクには、若干無理やり感もゆがめませんがまとめてあり
面白く見ていられました。

三浦正和、西島秀俊、西田敏行と脇を固める俳優さんの演技も素晴らしくて
「ラスト10分」との宣伝文句のとおり最後の電話のシーンは泣いている方も
多かったです。

でも、なんか違う・・
途中のクルド人の難民問題は入れる必要があったのかな・・
モトーラ世里奈の魅力だけでまとめたほうがもっと印象的になったのではと
思った。

震災から時間だけは過ぎても、何も変わっていないことがいっぱいあるんだ・・
離れてくらしている自分にそれを突き付けられた映画でした。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 4 件)
☆ムーミン

4.0本当のことしか言わないと決めたら、人は必ず寡黙になる

2020年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

 現代の映画においては、女子高生は最強であると常々思っている。撮影場所がどんな場所でも、膝丈のプリーツスカートをお尻から裏腿にさっとつけてふわっと座れば、そこは彼女の場所になる。言葉数が少ないのがいい。黙ってハラハラと涙を流せば、それだけで絵になる。何を考えているのかわからないから、想像は膨らむ一方だ。女子高生がひとり、黙って立っていたり黙って座っていたりするだけで、その場面はすべて彼女に持っていかれる。故に女子高生は最強である。

 モトーラ世理奈の沈黙の演技が凄い。演じたハルには、そもそも自分を理解してもらおうという意思がない。それはひとつの強さである。一方で他者との関わりを大切にする。家を出る前に広子さんを呼んで抱き合うシーンを見てハッとした。この子は、日常的な別れが時として今生の別れになることを知っているのだ。
 ハルの無口の理由はふたつあると思う。ひとつは他人との関わりが深くなると別れが辛くなるためだ。そしてもうひとつは、本当のことしか言わないと決めているからだ。本当のことしか言わないと決めたら、人は必ず寡黙になる。

 映画は所謂ロードムービーだが、主人公が黙って何も言わないから、関わった人々はあれこれと心配し、行き先を案じて世話を焼く。寡黙なハルのために、人々は本当のことを話す。最初に助けてくれた三浦友和演じる公平は、生きているから食わねばならない、食って、出す、それが生きることだと言う。シングルマザーになる43歳の女性からは、お腹の中で赤ん坊が暴れているという話を聞き、そのお腹に触らせてもらう。子宮はひとつの小宇宙だと彼女は語る。再会したアスカちゃんの母はありがとねと涙する。
 別れ際の「ありがと」しか言わないハルだが、アスカちゃんの母には苦しかった胸の内を語る。許してほしい訳ではない。本当のことを伝えなければならないからだ。そして最も長く一緒にいた西島秀俊の森尾は、さようならの代わりに、大丈夫!と力強く手を握る。

 震災の被害者は、津波で失った家族について、亡くなったではなく、見つかっていないと表現する。家族は亡くなったのかと問うて、まだ見つかっていないと答えられた森尾は、返す言葉を失っていた。
 生きることは食べることと言う公平の言葉の通り、食べるシーンの多い作品だ。食べながら喋る。喋りながら食べる。会話は日常的でリアルだが、現実の日常会話と一線を画し、誰の言葉も率直で嘘がない。

 時の流れは思い出を浄化する。嫌なこと、悪いことを洗い落として、楽しかったこと、嬉しかったことばかりが残る。ハルの心の中にいる家族は、優しくて楽しい家族だ。受話器の向こうにいる家族に向かって、17年の人生の全量をかけて言葉を選び、ぽつぽつと語る。このシーンが本作品のハイライトであり、モトーラ世理奈の渾身の演技が胸に迫る。

 西田敏行の味わいのある歌とともに、東日本大震災をきちんと扱った作品のひとつとして心に残る映画だった。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 7 件)
耶馬英彦
「風の電話」の作品トップへ