イソップの思うツボのレビュー・感想・評価
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カメちゃんが良かったけど、可愛いタイプからヤンキー姉ちゃんに変貌
開始30分くらいが一番面白いところで、あとは全然受け付けなかった。低予算なら低予算なりに脚本勝負でやりたい意気込みは感じられるのですが、その意外な人間関係のネタばらし的な面白さが途中で終わってしまってた。カメが降ってきたニュースももっと効果的に扱ってほしかったし。
スナッフムービー、スナッフ実況中継を観たい金持ちがいっぱいいることはわかるが、それが批判的に描かれてない。それなら『カイジ』を観れば十分だし、グロいの見たければ『ホステル』とか『フッテージ』でも見ればいい。
後半で一番期待してたのが仲良し家族が崩壊する瞬間だっただけに、空砲を撃ってもドロドロの人間不信にならないのに「復讐終了」なんて、つまんなすぎる。あぁ、やっぱり俺はドロドロが好きなのか・・・
駄作
カメ止めを作った監督の作品とは思えない。タイトルと内容のマッチもイマイチ。亀田家に復讐の依頼をされたときの「こわしたい」というのも正直ただの屁理屈で、とても納得できるものではない。「事が勝手に進んでいったから断れなかった」って子供の言い訳ですか?登場人物すべてを生かしきれずに、あやふやなままエンディングへ。どんでん返しをウリにしていたらしいが、インパクトが弱すぎて「あ、もう終わり?」となってしまった。
この監督の作品は当分劇場で観ないことにする。
上田慎一郎作品がこんなにハズすなんて
共同脚本と共同監督がいけないのかな。凝った設定を作って、それを説明して終わりなんだよね。「ふーん」意外の感想が残らない。
その設定も自然さに欠けんの。主人公サイドの動機が「お母さんを殺されたから」なのね。重大事故に巻き込まれて「やっとお母さんの治療の順番が来た!」と思ったら、芸能人一家のお父さんが「一般人は後に回せ、うちの娘を先にしろ!」って言いながら医者に袖の下を渡して、治療が遅れたからお母さん死んじゃったっていう。
少し治療が遅れて手遅れになるって、仮に治療が間に合っても駄目だったんじゃない。それを芸能人一家のせいにするって逆恨みっぽいところもあるような。
医者もね、重大事故でパニック寸前のときに「これで一つ」って袖の下渡されても受け取れないと思うよ。もう少し平常時でないと。
芸能人一家の家族仲を壊すために「この銃に二発弾が入っている。二人を殺せば、殺した一人だけは助かる」ってやってね、娘が父と母を撃っちゃって「はい、壊れました」っていうんだけど、撃たないね、この流れだと。「もう三人殺して!」って言う方が自然だもん。
主人公サイドは芸能人一家をはめるために、兄が芸能人・母を誘惑し、妹が芸能人・父を誘惑すんの。身体張ってんだよ。殺したいほど憎い相手に身体張れるかな。しかも憎む理由がちょっと逆恨みっぽいしね。
そんなわけで、設定説明映画なんだけど、設定の辻褄合わせが甘く、説明も今ひとつ。そこに人間ドラマを盛り込もうとしたものの今一つで、全体として今ひとつだったよ。
学習 予習 復讐〜!
ブラックマーケット版のカメ止めだった…
面白くない。が妥当な表現だけどつまらなかったわけでもない
まぁ話に無理があるとか言ってたらキリがないし…でも無理があるよね←
やはり最大の問題は感情移入できない(^_^;)
この復讐劇に一丁つきあってやろうか!って気持ちになれない
それは作中でも、味方になってくれた配信会社の復讐のスポンサーが典型的な悪者で、人情で助けてない、ビジネス(配信)になるからって動機で助けている流れが結果そのままこちら(観客)にもフィードバックされてしまう
タレント家族の娘が普通にいい子なので、むしろ娘かわいそう!ってなってある意味胸糞悪い
復讐劇なのにスッキリしない
これ、悪役になるべきはタレント両親と、診察の順番を変えた医者であるべきなのに、どんでん返しのカラクリの構成に重点を置きすぎてしまった故に破綻を招いてしまった感があり、勿体無かったなあと思った
いっそ娘同士は大親友って設定にして、揺れる友情、の方が食いつけたかも
だから復讐代行屋なんてのはストーリー上の辻褄合わせでしかない。それを感じさせてしまったら映画としては台無しな訳です…
復讐は"殺す"のではなくて"壊す"事、というのはむしろ好きな発想だけど、他人が羨むほど成功した家族というのをあのタレント一家に投影するのは無理があるし、裏では浮気していましたという仮面家族ブリも復讐の為の罠の要素が強くなると拍子抜けするし、そもそもそんな上手くいくか?ってのは、やはりこういうご都合主義は成立しないんだなあって事だよねえ
なので壊しはしたんだけど壊したところでスッキリしない
娘が両親をピストルで空打ちしたシーンも違和感しかない。状況的に視野狭窄してたとしても両親を殺す動機としては薄いし、元はと言えば自分を助ける為に強引な手段で手術させたのも親の愛情じゃん?
偽物の家族愛を演出したかったんだろうけど…
役者が下手というより演出の問題かな
この流れだったら役者もこれ以上の仕事のしようがないし、カメ止めだって映画の芝居じゃなかったんだから今回はシナリオが芝居とマッチしていなかったと思う
失敗作としてあーでもないこーでもないと思える分は楽しめたかな( ^ω^ )嫌いじゃない←偉そう笑
これが1作目だったら評価もっと高いかも。
この作品だけを見ると、脚本や人物設定をしっかりしている努力が感じられる。
「カメ止め」のスピード感はないが、それぞれの女子3人を中心とした取り巻きがちょっとずつの接点によってつながってゆく。
どんでん返しではあるが、どんでん返しのさらにもう1段階のストーリーはもう少し劇的な内容にすればそれが活きてきたと思う。
一晩経って、なんだか物足りないと思ったその訳を考えるに、復習の最終的シーンが肩透かしだったのが要因だった。
全部が微妙で全部が残念。
「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が作品に携わっていて、カメ止めのスタッフが再結集と言う事に興味が湧き、意味ありげなタイトルとぬいぐるみが縛られているキービジュアルでカラフルなポスターになんかワクワクしましたが、鑑賞した方々の評価が軒並み低い事に逆に興味が出て、鑑賞しましたw
で、感想はと言うと…う~ん、いろんな物が全部違う感じ。
所々に起伏はあるけど、盛り上がりも大団円もなく、かと言って感動も興奮も笑いもない。
勿論、全く無いは言い過ぎでも、ものすご~く狭い範囲での中での起伏なので、観る側には伝わりにくい。
伏線的なのはいろいろとあっても回収もされないし、回収されても意味の無い回収になってる。
かと思えば、変な所から全く違う回収があって、所々で?が頭に出てくる。
こんなに肩透かしされた様な作品もなかなか無いのでは?と思うぐらいに残念な作品です。
いろんな部分が中途半端で消化不良。
役者さんも微妙っちゃあ微妙ですが、根本的に脚本が悪いし、演出も悪いです。
監督が3人で共同監督と言うのも謎。なんで3人の監督にしたかの良さも理由も全く分からないです。
この作品に関わっている方々は完成した際の試写で本当にこれでOKを出したのでしょうか?
逆に直すべき所がありすぎて、何処から手を付けて良いのか分からなくなって、手を付けなかったのか?
製作以外で関わった人達もちゃんと観たのか?と言いたいぐらいで“あの大ヒットした「カメ止め!」の監督とスタッフなら面白かろう”とタカをくくって、鑑賞せずに今日まで至るのではないか?と思うぐらい。
構想3年と書いてましたが、本当に3年も掛けて、この作品?と思ってしまう。
3年間寝かしただけの企画か、手を抜いての3年か、もしくは執筆などで七転八倒の苦労をして、訳が分からなくなった末に、面白くないものが面白くなってしまったハイ状態で制作していったのだろうかと思ってしまう。
ツッコミどころは多々アリで、それぞれの人物描写も薄い。
個人的には戌井小柚と戌井連太郎の復讐代行屋の件って要ります?
別にいなくても本筋になんら支障はきたさないも思うのですが…
その他にも亀田親子の復讐に至る流れも感情も微妙
人気芸能人一家の兎草親子もなんか地方ローカルタレントぐらいしか思えなくて微妙
飼っていたカメをマンションの上から投げるのも微妙なら、ラストのカメのシーンも微妙
真ん中にOPタイトルを入れるのもなんか微妙
復讐のLIVE配信でヤクザの人が死んじゃって、殺人配信を見ている人たちは納得と言うか、喜んでいるのが“それで良いのか? お前たちはただ殺人シーンを見たかっただけなのか?思ってしまうぐらいに微妙
ラストもアウトローな終わり方をしていても、全然合ってないし、エンディングの洋楽も微妙。
思わせぶりなタイトルのイソップはイソップ寓話から来ているのは明白ですが、ウサギとカメにイヌまで絡ませたのは多分、イソップ寓話の「犬と肉」からかと思いますが、なんで?と思う。
安いインディーズ映画や小規模な劇場なのにやたらと設定だけは大層な小劇団の芝居を見ているみたいな感じがしました。
どんな作品でもツッコミ所はあるのはしょうがないし、それでも作品の良し悪しは好みに寄る所も多いし、出来るだけ良い所を見つけようと考えたけど…全然良い所が見当たらなかった。
逆にこれだけ残念な作品も稀有では無いだろうか?
カメ止めの恩恵で全国公開されたけど、正直上田慎一郎監督とカメ止めスタッフは今後カメ止めの名前を使っての新作プロモーションは出来ないと思うくらいに星を落としたと思いますし、カメ止めの遺産を一気に食い潰した感じです。
だからと言って、これがカメ止めの前に公開されてたら、評価は…微妙に変わったかも知れませんが、それでも低評価には変わりはないかと思います。
作品の制作には様々な苦労があるし、苦労した作品は必ずしも面白いとは限らないし、必ずしも当たるとも思わない。
だからと言って、この作品は普通の鑑賞眼で公平に見て、GOサインが出たとは思えないんですよね。
いろんな事が微妙で残念でモヤモヤした作品は逆に凄いのでは?と苦笑いをしたくなりました。
イソップ寓話にはそれぞれの作品に教訓があります。
「ウサギとカメ」の教訓「過信して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう」
「犬と肉」の教訓「欲張ると、元も子も無くす」。
この教訓を踏まえて、身を呈しての製作なら、逆に凄いですw
やっちゃったなぁ…
カメ止めのスタッフが、手がけたというので、期待して観たのだけど、他の方のレビュー通りのB級を通り越したC級作品。2匹目のドジョウはいなかった…。
俳優もカメ止めに比べて、個性もなければ、演技も素人に毛が生えた程度。席もガラガラで中には、ずっと居眠りしていたお客さんもいました(笑)
ストーリーは、母を事故で亡くした家族の復讐劇。確かに、それぞれの登場人物の意外な関係性と真の目的を最後まで明かさないことによって、観る人を騙そうとする意図は感じました。
しかし、見るからに胡散臭い仲良しタレント家族、よくわからない復讐屋の親子、そして、母の妄想を見続ける女子大生、怖いのか怖くないのかわからないヤクザ等々…、どれも唐突な設定で、リアリティがなく、展開の不自然さを強く感じた。学生映画のようで、お金を払って観る映画には至ってなかったなぁ。
カメ止めであれだけ、伏線を回収する面白さを創り上げたのだから、もう少し、観客を引きつけるトリックやサプライズを自然な流れの中で盛り込んだ作品に、改めて挑戦して欲しい。
「家族の絆」を試しながら「鑑賞者」をも試す?
童話や寓話のおはなしには教訓が付き物。
そして世にある映画もまた、
メッセージを組み込むことが作り手側には必然な責務!
そんな教訓を汲み取ることも鑑賞者側にも必要なこと!
だとわたしは思います。
おとぎ話・むかし話で幾度となく合間見えた好カード!
積年の恨みを亀が兎にリベンジ!復讐劇は犬も食わず!
…と安直には行かないのが、
映画ファン待望!?または真価を見定めるための1本!
であろう本作『イソップの思うツボ』
嫌が応にもハードルが上がり、わたしたち鑑賞者の
目も厳しくなるのも当然ではありましたが
期待と言う名の遠心力で横転してしまっているほど
わたしは悪くはないと思いました。
ひとつの復讐劇から、亀・兎・犬 それぞれを冠した
三様の “ 家族の絆 ” を描いていました。
その表現方法は、みなさんが思い描いていたような
セリフや行動の〈伏線回収劇〉とはチョット違っていて
【騙す側、騙される側の関係性】
3家族それぞれからの視点
けしかける暴力団からの視点
復讐劇に興じる富裕層からの視点
それらをスクリーンで鑑賞するわたしたちからの視点…
異なる視点から生じる〈メタフィクション?〉のような
レイヤー構造を加味しており、
「おっ、少し毛色を変えてきたな!」と思いましたが
多層で切り替わりも早いので
そう認識するには少々分かりづらいですし
視点切り替え自体もよくある手法なので
効果的に大きいとは言えないかもしれませんが…
そうやって騙し合いのレースを争いはしたものの
皆が等しく、希望というゴールに向かって行く
結末になっていて、素直に楽しく鑑賞できました♪
ですが、観賞後すぐに「また観たい!」という
熱に浮かされた感覚が甦ることはなかったですが
わたしの求める映画の条件には達していました!
クリエイター魂がメタフィクションを通して作品に
色濃く反映されていたらこその、あの熱量!
あの感動!を呼んだ作品『カメラを止めるな!』
作家内では「メタフィクションは劇薬」という意識があり
創作する上で用量・用法に気を配るそうです。
その劇薬に溺れるのは
作り手側なのか?鑑賞者側なのか?
面白ければ、慢性化しても一時的なカンフルでも
クリエイターが送り出す “ 騙しの調合薬 ” を
服用することも、本作『イソップの思うツボ』を
鑑賞してわたしは【あり】だと思いました!
でも依存性中毒は考えモノですかね?
そのなかでも「亀田家サイコーかよ!!」
のセリフがベストバイでした(笑)
最近わたしがいちばん気になっていて
今回注目していた女優さん!「紅甘」さん!
『白河夜船』『アイスと雨音』
そしてなにより『光』(大森立嗣 監督作品)
での醸し出される存在感! 「グアマ」と読み
ギリシャ文字のガンマからの当て字でしかも本名!!
作家の内田春菊 先生の娘さんであることも
合わせてわたしは驚きました!
いろんな楽しみ方が出来るのが
裾野の広い映画ならではの強みですね♪
紅甘ちゃんが素敵
ただそれだけ。でもそれならインスタで良い。
最後これからどうするの?って聞かれたミワが家族殺して自分も死んだとしても爽快感がないくらいの中弛み感。
雰囲気は良かったです。
う~ん。。。
鑑賞中は面白くて、飽きずに最後まで観れました。
でも、ところどころ引っかかるとこが。
芸能人一家全員を、一般人の兄弟がそんな簡単に誘惑できる?
芸能人のマネージャーとか大学講師って誰でもなれるの?
あのお母さんが妄想だった?
結局、なんで警察に通報できなかったの?不倫してるから?
最後に人を殺して、それで得たお金で留学するの?
その他もろもろ。
でも最後に、いろいろ無理のある設定をすべてひっくり返すような、どんでん返しがあると思って期待して観てたけど、そのまま終わっちゃって、逆にビックリでした。
上田監督の次作に期待します。
娯楽作品ではなく社会派作品です
まず最初に「カメ止め」のクリエイターが再集結という宣伝文句は使わないのが一番です。
これを聞くとどうしても「カメ止め」を意識してしまいますが、まったく別物です。
笑えない作品です。
「カメ止め」は肝心な場面の撮影を妥協しない日暮隆之、真央のこだわりを持って一切妥協しない姿勢、泥臭くても出演者・スタッフが一つになってエンディングを迎える映画好き達の仕事ぶりを見せられ、こういう仕事をしたい・ドジな役者もいるがこんな仕事場に憧れる、日暮家のような家庭を築きたい、でも笑える所満載の作品で、将来は上田監督のような映画監督になりたいと思えるような作品でした。
が、本作品は富裕層がそのような趣味の人ばかりではありませんし、誘拐を見せ物として企てる闇社会の人、復讐に燃える家族、医者に賄賂を渡す家族、拷問代行を稼業にしている家族と、尊敬・憧れの存在となるヒロイン・ヒーローがいない作品でした。
リアリティが・・・
どんでん返してほしくて、初日に鑑賞。
ううむ。確かに、裏切ってくれたけど、別な意味で裏切られた感もあり。。。
まず、芸能人一家、日本一幸せ家族・・・に見えない。。
キャスティングミスだと思います。
特に、お父さん。この人、なぜ芸能人なのか、ちゃんと設定してないと思う。元アイドルなのか、お笑いなのか・・・有名人オーラが感じられない。
お母さんも、キャスターやるくらいなら、なぜキャスターやっているのか。学歴? スター性? 元アイドル? 元宝塚? ニュース読んでる声が、元アナウンサーには聞こえないし。
このあたりの設定が曖昧。実際、誰を想定して、ってちゃんとやれば、納得できるんだけど。。。
(むしろ、亀田パパと兎草パパ、役者さん逆じゃない?)
それと、亀田のお兄さん 前髪キラ~ンだけでは・・・ ううむ、誰かいなかったのか、と。
申し訳ないけど、をを、イケメン! って思いたい。前髪はずしたら、髪が薄いとか、眉濃すぎ、とか、ギャップある俳優を探せなかったのか、と。
女の子三人は、それぞれ特徴も美形度も、これはOK. 演技力はまだ出し切れず残念だけど、今後の指導者に期待しましょう。
近藤役の川瀬さん、一番リアリティあった。やくざが脚本書くの、って!? ま、オレオレ詐欺があるくらいだから、ありなのか。関西人なのかと思ったら、プロフには、「北海道生まれ 神奈川県育ち」と。すごいなぁ~
で。
一番驚いたのは、亀田家のお母さん。リアルに映しておいて、後で言葉で説明って、そんなのありなのか!?
せっかく亀を投げるのなら、よくわからない水槽が割れるシーンのバックは、酒瓶とゴミであふれた、荒れた実際の家、にしておけばいいのに。そうすれば、亀の意味も確保できるし。
三人監督ということで、それぞれが撮った後、「あれ? あのシーンこういう意味だったのに、俺だったら、こう演出するのに」と思っても、もう口出しできにくいよね、っていう中途半端さが全体を結構ちぐはぐにしているのでは。
レビューで、戌井親子いらない、って書いてる人いるけど、彼らがいなかったら、最後が収まらなかったし、それはしょうがないかな、と私は思います。
しかし、いまどき、受診の順番が、で、死亡って・・・救急車の順番くらいのほうがましでは?
ていうか、一番いただけないのは、グロ趣味の金持ちたち。
欧米じゃないんだから、日本の金持ちがイブニングドレス着て、あんな仮面つけて集まるわけがない。むしろ欧米人にしちゃえばよかったのに。ww
こういうの映画にすると、「やっぱり日本人にはこういう人がいるんだ」ってなっちゃうから、映画関係者は特に気を付けてほしいなぁ。。最近、海外ドラマを観てると、びっくりするような「日本の文化」が、結構な頻度で挿入されてて、辟易します。頼むよ~(泣) って感じ。この映画、絶対海外の映画人もチェックするだろうし。
それだけ「カメ止め」がすごかったのは、設定が、もう、一本決まっていて、それに文句はつけようがなかったから、後は、前半の?部分を、全部回収、っていうお見事さ。
で、今回、それを上回るべく、ネタ晴らし、さらにライブでどうなるんだ!? と頑張っていて、そこは頑張ってるんだけど、その前提の、なるほど! と思えるリアリティが、どうもぐらついているので、観終わって、釈然としない感は否めません。
でも、飽きることなくジェットコースターを楽しんだ感は、ありがとう、です。
こういう、レビューを書きたくなる映画でもありますし。ww
上田監督は、日本のM・ナイト・シャマラン
あの「カメラを止めるな!」のスタッフの共同監督作品という事で気になっていたので初日に鑑賞してきました。
感想としては、非常にスカッとする気持ちのイイ映画でした。劇場で見て良かったです。
特に良かったのは、出演してる俳優さん達の演技がどの方も素晴らしかった点です。主演の三人の少女役の石川瑠華さん、井桁弘恵さん、紅甘さんは、境遇の異なる少女役をそれぞれ魅力的に演じられていましたし、脇を固める役者さん達もキャスティングがバッチリハマっていて、これはカメ止めチームの力が活きているなと感じました。個人的にツボだったのは、亀田家の方々がかもし出す何とも言えない「亀感」です。「亀感」って何だと言われても説明に困るのですが、あの佇まいはウサギでも犬でもなく間違いなく「亀」でした。
あと、個人的に戌井小柚役の紅甘さんの存在感と演技にヤラれました。「カメラを止めるな!」の時のSEのおばちゃんの自然体な演技に通じる物を感じました。何気なく発するセリフの威力ったらないです。最高です。
役者さん以外にも脚本、演出面でも楽しめました。
少しネタバレも含みますが、前半恋愛パートで、美羽の恋心が芽生える時に食卓に飾られている一輪の花。憧れの教師を隠し撮りする行為。それらが180度意味が変わって裏の顔が見える瞬間は、とてもスリリングでした。
「カメラを止めるな!」の衝撃を期待していると物足りなさを感じるかもしれませんが、非常に丁寧に演出されていて、上手いなぁと唸らされます。
ただ、この映画には非常に大きな問題があります。
これがなかったらもっと楽しめたのになぁーと思う点があります。
それは、自分自身が「カメラを止めるな!」の衝撃を忘れられず、それを期待し過ぎてしまっている事です。そこばかり気になって、この映画の良さが上映中、中々頭に入ってきませんでした。
「いつあの衝撃が来るんだろ!早く!早く!プリーズ!」と頭の中で期待していると、映画がいつの間にか終わってしまいます。
自分自身が非常に勿体ない見方をしていたなぁと観賞後に後悔しました。
あのシーンが良かったなぁとか、あの俳優さんの演技が良かったなぁとか後々冷静になって良かったところを思い返せるんですが、鑑賞中はその事で頭が一杯でした。
もっと見るところがあるだろ、自分よっ!(反省)
この感覚、昔どこかで体験した事あるなぁと思ったのですが「シックスセンス」を見た後の「アンブレイカブル」でした。
「シックスセンス」の衝撃を期待して見に行ったら、期待していた物と全然違うものを出されてガッカリしたのですが、しかし、後年見返してこの作品独自の面白さに気付きました。しかも今では、M・ナイト・シャマランの映画が大好物になるまでになっています。
この「イソップの思うツボ」も、もう一度冷静な頭で見てみたいと感じました。まだまだ、色んな魅力がある作品だと思います。
少し荒削りな部分もある作品なので、そこが気に入らない人もいるかもしれませんが、個人的には印象に残るイイ映画でした。
個人的には上田慎一郎監督は、出世作の境遇や物語途中の作品の裏の顔があらわになる演出スタイル含めて、日本のシャマラン監督だと思ってるので、これからも新作が出たら劇場に見に行こうと思います。
「カメ止め」のインパクトはないが、これが"たくらんだ通り"
「イソップの思うつぼ」。
予算300万円のインディーズ映画ながら、30億円を超える大ヒットを記録した異色のゾンビ映画「カメラを止めるな!」(2018)の上田慎一郎監督と助監督の中泉裕矢、スチル担当の浅沼直也の3人が共同監督を務めた新作である。
製作は埼玉県SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザで、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019」のオープニング上映された。「カメ止め」同様、アスミック・エースが全国配給を担当する。
ちなみに上田監督単独での正式な長編第2弾は、10月18日公開の「スペシャルアクターズ」になる。そっちが本命だろう。
「イソップの思うつぼ」は、上田監督の脚本に、中泉・浅沼両監督が共同脚本クレジットされている。
イソップ寓話の「ウサギとカメ」をモチーフとした登場人物、兎草家(ウサギ)と亀田家(カメ)、そして戌井家(イヌ)の家族が出てくる。
序盤は、非常勤講師に恋する女子大生のキャンパスライフを描いているだけかと思わせるが、カメラがハレーションを起こし、被写体の輪郭が逆光ぎみに白くボヤけてしまっていて、"何か変だ?"とイラつく(あとから意図は分かったが)。
そうこうしているうちに、今回も観客は上田マジックにまんまと騙されていることに気づくことになる。"思うつぼ"="たくらんだ通り"の意である。
本作は時系列が前後するように構成されていて、"恋愛モノ"から"不倫"、"リンチ"、"身代金誘拐"、"復讐"、"殺人"など、いつの間にか人間性を問うサスペンス映画にすり変わっていく。
そして二重三重に仕掛けられたトリックのタネ明かしがエンディングに向けて行われる。これは見てのお楽しみ。
「カメ止め」のような奇跡的なインパクトはない。作りもインディーズの延長線上で。それでも上田監督は、まだまだ映画表現でエンターテイメントは拡げることができることを現実的に実証してくれる。
キャスティングも、完全にインディーズ級の無名俳優ばかりだった「カメ止め」に比べ、若干ランクアップしている。
(2019/8/17/TOHOシネマズ日比谷/シネスコ)
ただのB級作品
上田慎一郎監督という事でカメ止めのやられた感を楽しみに行きましたが、予告のように騙される事もなくただモヤモヤした気持ちだけ残る残念な作品でした。
その理由は
・目の前でお弁当が落ちたのに無関心でいられる神経の人達に違和感。
・自分の母を死に追いやった人と寝れるのか?兄弟とも!
・それを父はゆるせるのか?
・母が死んだ大事なシーンが絵ってどうなん?
・あんな綺麗な家(普通ですが)やくざに借金って?
・お母さんが死んで何日たってんの?
・大学の講師ってそんなにすぐになれんの?
・娘が誘拐されたのに警察に通報できない家族ってなんなん?
・身代金が1000万って安くない?(しかも現金。ダイヤモンドにしろよ!)
・あのアウローな子が留学費用1000万って?
・覆面でLIVEって!ネット配信でしょ!もしくは現場で鑑賞!
・亀、ウサギ、犬って対等な関係性じゃないの?
・そもそも犬はいるのか?
・イソップの思うツボってどういう事?
・これが構想3年?
・最後の亀の意味もわからず。
となぞだらけでスカッとする事なくモヤモヤだけが残り映画館を後にしました。
あのカメ止めを作った上田慎一郎の作品を期待している方にはおすすめできない作品だと思いました。
後出しジャンケン
鑑賞後にネットで調べてみると、それぞれの登場人物の3家族に各監督が割り振られ、それぞれの家族のシーン毎に割り振られた監督が演出担当するという手法の様である。確かにその方式はかなりアバンギャルドであること、そして余程この3人の監督は仲が良く、映画観みたいなものにシンパシーを感じ合っているのだろうと想像する。というか、一本の作品制作に於いて、そんな共同作業が成り立つのか、それでは映画学校に於ける“課題”みたいな、プロならば“レクリエーション”又は“アカデミック”的な色彩の濃い実験作品なのだと合点したのである。それほど、今作品、正直言って面白くない内容である。“カメ止め”の実績のみで鑑賞したのだが、上記の建付けを初めから分っていたら意欲が変わったかも知れない、そう思わせる残念な作品なのである。
3家族の内の父と娘だけのグループはストーリー上、ハッキリ言って必要ない。狂言回しとしての機能を与えられているのかどうかも怪しい立ち位置だし、イソップ童話に準えると「隣の芝は青く見え、又、欲張ると結局損をする」話にインスパイアされていない。ウサギとカメの話はまぁまぁ、対立構造という分かり易い図式の中で、都合の良い復讐劇を繰広げるという形でギリギリ成立させようと努力は窺えるが、まぁ、なにせ展開が“実は~”のプレイバック要素のバーゲンセール状態で、さっぱり共感性が持てず、一体何をみせられているのか茫然自失状態である。勿論、カタルシスを演出しない作品そのものは寧ろ好きなのだが、ならばカタストロフをラストに持って行けばいいのに、変な希望みたいなものを抱かせてラストに収め、そしてスタッフロール後の、意味ありげな亀の歩く姿のショットに何だか鼻白むことしきりである。何を訴えたいのかのテーマ性も全然みえない、そりゃそうだ、実験作品なんだろうから・・・
展開が雑、出演者が大根、折角の川瀬陽太をこんなステレオタイプの役にしか起用させていない(主演で起用すべきレベルなのに)、視覚効果もその実験の一つに組み入れたのだろうが、そこになんの思い入れも演出できていないし、本当に誠実に映画を作っているのか訝しさしか残らない感想である。エンタメ性を強調した監督というと矢口史靖を思い当たるが、一体今作品のそれぞれの監督はどの方向制なのか理解に苦しむ内容であった。先ずは演技の出来る俳優を選んで欲しいと切に願うばかりである。
騙して欲し〜の
とりあえず
世界感とかファンタジーでも何でもいいので
納得させて欲しい。
芸能人一家が
あのメガネに母娘とも夢中になる?
芸能人なんだよね?
周りにいくらでもカッコいい男いますよね?
金髪に変身したとして
あの女に惚れるかい?
あんな土のグラウンドで
あのスピードで引っ張りまわしても
あんなケツから血とか出ないから…
素人が銃撃って
GoProサイズのカメラになんか
当たんねーから
なんで人生諦めて母親の幻影見るような子が
大学行ってるの?
ヤクザに追われるくらい借金あんだよね?
大学の先生って台本の役与えられたくらいで
なれるの?
芸能人のマネージャーってそんな簡単になれるの?
どこからどこまでが
ヤクザの台本なの?
今時1000万円の留学って何よ?
身代金の値段にしたかった感が見え見え
ということはとりあえず
まあ映画だからと置いといたとして。
この作品は
伏線の張りどころ間違えてません?
っていいたくなっちゃうデキです。
というか何ひとつやられた!
そう言うことか!って瞬間がありません。
伏線回収ものはこれまで
いくらでもあった中
カメラを止めるながあれだけ話題に
なったのは
その伏線とするポイントが面白かったのと
リアリティラインのズレがなかったから
だと思っているのですが…
今回の映画は
伏線が回収されたところで
ハイハイでしょうねー
ちょっと勝手にやっててもらって
いいですかー
みたいな感想になっちゃうものばかりです。
内田けんじ作品のように
スカッと終わらして欲しかったですー
期待しすぎたが面白いに変わりはない!
「カメラを止めるな!」大好きな自分はずっと楽しみにしてた作品。予告をみたらまたカメ止めの
興奮を楽しめる!と期待大でした!
今回も全員無名の俳優で情報はほぼわからない状態。87分と自分もカメ止めと同じくらい。
面白かったです!がもっともっと楽しめると
期待しすぎてしまった…。
カメ止めが頭にちらついてどうしても
比較してしまう。
どんでん返しや驚きはあるけど少し弱めかな。
3人の少女が主な登場人物で
前半は内気な女子大生の亀田美羽と
人気家族タレント家族の娘の兎草早織の
パート。
この部分に後輩に繋がる伏線が張られている。
内気な亀田美羽が大学の空気になじめないことや家に帰って飼ってる亀の世話したり
タレント活動していて明るい兎草早織の恋愛模様が描かれている。
そして前半最後の方に復讐代行業を営む戌井小柚
が出てきてこの作品の空気が変わってくる。
上映して1時間くらいしてから
タイトル「イソップの思うツボ」のオープニング
が流れる。このオープニングがカッコイイ!!
カメ止めでもそうだったけどオープニングが流れることによって「ここから後半か!」と
後半は二転三転。前半の雰囲気とは違う感じに
とまどう。
後半はネタバレになるから何も書けないのが悲しい。ぜひ映画館でみてほしい。
無名キャストだけの作品。
3人の少女の中で
亀田美羽役の石川瑠華さんが
気になりました。
注目の女優さんです。
イソップの思うツボ
期待しすぎでしたが面白かったことに
変わりはない。観て良かったです。
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