イソップの思うツボのレビュー・感想・評価
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『カメ止め』ほど突き抜けていないがまずまずの娯楽映画
『カメ止め』の3スタッフの共同監督による作品だが、「カメ止め」を彷彿とさせる部分もあれば正反対の部分もある意欲的な作品だった。企画のスタートはこちらの作品の方が「カメ止め」よりも早かったらしいが、上田監督はこういうトリッキーな展開の作品にやはりセンスがある人なんだろう。予測を裏切る展開は「カメ止め」同様だが、3つの家族の関係性があらわになるにつれて、ブラックなユーモアを交えて人間の愚かさを暴き出していく。
仲良し芸能一家の仮面を暴くために仕組まれた復讐劇は、他方で別の家族の絆を強めているのが面白い。セレブたちが復讐劇を映画でも見るかのように楽しんでいるなどの人間の醜悪さは「カメ止め」にはなかった要素だ。
3つの家族のエピソードを3人の監督がそれぞれ演出を担当したそうで、それぞれ個性的に描き分けられていた。
「カメ止め」に負けず劣らずの低予算で作っていると思われるが、まずまずの出来だと思う。
「カメ止め」超えはならず
「カメラを止めるな!」の大成功を受け、上田慎一郎監督を含む同作のスタッフ3人が共同監督、予算拡大、キャスト・スタッフ充実度も増して臨んだ作品。悪くはないのだが、「カメ止め」に比べると熱量が少ない感じ。例えば前作ではワンカット長回しの前半のような、少ない予算を逆手に取ったアイデアとそれを実現させる途方もない努力が画面から伝わり、それが高揚感と感動に直結していた。
今作もアイデアはそれなりに凝っているが、撮影される対象と撮る側・観る側のメタ構造の提示という点では「カメ止め」の着想の流用というか、二匹目のどじょうを狙ったあざとさが鼻についてしまう。ストーリー上いくつかの企みが同時進行するのだが、そのどれもが現実味に乏しく、話に入り込めない。
配役的には、桐生コウジ、斉藤陽一郎、川瀬陽太という菊地健雄監督作「ディアーディアー」の3人が再結集していて、同窓会のような楽しさもあったのに、惜しい。
不思議なクライムコメディ
「カメ止め」の3人が共同監督作品の偶像劇。
クライムコメディで3つの家族をそれぞれ別の監督が撮っていて、これが中々面白い繋がりをみせます。
きっかけは高橋雄祐の出演作で辿り着いたのですが、あまり顔が出てきませんでしたwww
それより女性陣が印象的。最初のヒロイン石川瑠華も可愛いのですが、流石に井桁弘恵の可愛さが群を抜いてました。「ゼロワン」好きでした。
そんな彼女もとうとう「わたヒモ」で主役に抜擢されてましたね。しかも相手は「リュウソウ」のコウという特撮繋がりなんですよねw
段々と繋がってくる仕込みは良いのですが、ちょっと纏まってないというか、現実感がなさすぎて「んー?」ってなりました。
でもこの荒唐無稽な物語が、寓話としてタイトルの「イソップ」に繋がったのでしょうか。
実に不思議なクライムコメディでした。
金曜の夜にフラッと選んだら割と観れた、単純なやつが楽しめる
今をときめく若手女優、石川瑠華と井桁弘恵、そしてモデルとしても活躍中の紅甘の3人が主演を飾った本作。期は熟した、ということで鑑賞。
個人的に、周りが言うほど悪く写らなかった。アマプラで観ているというハンデはあるとして、90分行かない尺だから凄く観やすかったし、自分が単純なタイプなので、るつぼにハマっていく感じが楽しかった。役割分担が上手かったかと言われるとそうとは言えない。しかし、3人の女の子と3組の家族を軸に風呂敷を広げながら、落としていく際の快感はあった。
圧倒的に『カメラを止めるな!』の後によるコレジャナイ感が漂っているが、そうは思わなかったのが自分でも意外なところ。読めてはくるけど、シンプルに引き込まれるような奥行きあるプロットではあったと思う。テーマにもブレは少なかったし、「そう落とすんだ」っていうのが強かった。あとはやっぱり、主演の2人が気になっていることの影響は大きい。
やっぱり主演の中の主演、石川瑠華が群を抜いている印象。内気で華がないような雰囲気をまとっていたかと思えば、一気に華やかな格好になり、終始作品をリードしていく。目や声、振る舞いに宿る繊細さをあえて野暮ったく見せたり出来る器用さは彼女の強み。その作品の中にしかいない雰囲気を纏えるのが素晴らしい。
井桁弘恵も何か少しウブな感じがして可愛かったし目がくりっくりしてる。紅甘は役の関係とはいえ置き去りにされちゃったのが可哀想。あとインディーズのバイプレ、髙橋雄祐が出てるのも嬉しかった。もはや彼がいると1つ安心感すら覚える。
カメちゃんが良かったけど、可愛いタイプからヤンキー姉ちゃんに変貌
開始30分くらいが一番面白いところで、あとは全然受け付けなかった。低予算なら低予算なりに脚本勝負でやりたい意気込みは感じられるのですが、その意外な人間関係のネタばらし的な面白さが途中で終わってしまってた。カメが降ってきたニュースももっと効果的に扱ってほしかったし。
スナッフムービー、スナッフ実況中継を観たい金持ちがいっぱいいることはわかるが、それが批判的に描かれてない。それなら『カイジ』を観れば十分だし、グロいの見たければ『ホステル』とか『フッテージ』でも見ればいい。
後半で一番期待してたのが仲良し家族が崩壊する瞬間だっただけに、空砲を撃ってもドロドロの人間不信にならないのに「復讐終了」なんて、つまんなすぎる。あぁ、やっぱり俺はドロドロが好きなのか・・・
母親の敵討ちのため、有名なファミリーに復讐する話。 そんなうまく行...
母親の敵討ちのため、有名なファミリーに復讐する話。
そんなうまく行くか、というツッコミどころもあるが、予想外の展開が多くて楽しめた。
唯一、優れているのは「タイトル」のネーミングセンスだけ。
酷い、なんてものじゃありません。
最低最悪どうしようもない、金返せレベルの駄作です。
上田監督作品は、私は昨年来、何本も観てきました。
凄い作品もあり、酷い作品もあり、耳からスパゲッティが侵入するってだけの最低な話も観ましたけど、それらを軽く凌駕する酷い話。
こんなもの、よくぞ作って劇場公開してしまう勇気があったな、と、敬意を表しますよ。
ポスターは好きだが本編に着ぐるみは登場せず
上田ファンなのに映画館で観ることができなくて残念
そこまで貧乏じゃないけど1100円以下ならいいが1900円だときついな
パラサイトでも1900円は高いと感じるけど
高すぎるんだよ
極端な話だが正直いって邦画でも洋画でも一本500円で観せろよ
上田作品だが上田作品らしくないのは他2人の共同監督というスタイルのせいか
上田作品としては珍しく自分でも知っている比較的知名度が高い役者さんが上田作品に初登場
渡辺真紀子さんと佐伯日菜子さん
主演の女の子は今の芸能界にわりといる顔立ちのありがちブス
じつはみんな家族でした
交通事故で瀕死の母親
カネな力で手術を後回しにされた復讐
エンドロールのあとに亀
問題点は
笑えるところがない
ためにならない
好きな役者が出ていない
印象に残るセリフがない
濃厚なキスシーンやエッチなシーンがない
良い点
90分未満
時間潰しに観るならいいんじゃないか
ネットで芸能人の悪口を書きこむことに90分も時間をかけるよりは有意義
あとチーズダッカルビを食べなくなった
仕込みは凝っている
三家族をまずショートストーリーで追いかけ、仕掛けを用意。
中盤でネタバラシ、そのネタバラシにもネタがあった。
設定はわかったけど、やはり他のレビュアーさんが言う通り犬家族の存在が薄いのが残念である。ヤクザの為だけにある。
(これは三者三様など期待させた製作者側の宣伝ミスか?
これじゃ別映画「バベル」の様な三者三様が一気に一つに向かって集まるネタを期待してしまうな。)
また、こんなエンタメに情熱燃やすヤクザいるかね?w
(B級だから納得するけど)
もっとおぞましく、B級日本映画でなければ名作になれたかも?
イソップはどこを指しているのだろうか?
名言・格言も無い様な?🌞
思うツボとは何だったろうか?
私的には「カメラを止めるな」を絶賛し、こちらを褒めない理由が分からない。私には50歩100歩。
読めそうで読めない展開。三つ巴の痛快サスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:先が読めそうで読めない物語が、サスペンスとしてステキ。クセ者ばかりの登場人物達も魅力。
否:ストーリー的にはどうしてもご都合主義感が否めない。後半も展開の割にはスケールが小さすぎる印象を受けてしまう。
友達がいない内気な美羽と、タレント家族として順風満帆な人生を歩む早織、そして復讐代行業を営むアウトロー・小柚。決して交わらないであろう3人の運命が次第に交錯し始め、先が読めそうで読めない緊迫した展開を紡いでいくのが印象的です。
登場人物達もクセ者揃い。詳しくは実際にご覧になっていただきたいですが、思いもよらない人物が思いもよらない働きをしていたりするので、その辺りも要注意です。
ただそうした痛快な物語である分、ややご都合主義感が強いのと、ラストもかなりこじんまりとしてしまっている感もあります。基本的にはサスペンスとかミステリーが好きな人向けかも知れませんね。
賛否あるのはわかるけど面白かったです
前評判が割れていたので期待せずに見たせいか、個人的にはおもしろかったです。
ただ初めは淡々としたカメラワークで数十分は退屈。キャラクターも嘘くさいのばかりで。。?と思ったのですが、中盤からは3家族を絡めて動き始めてからはテンポが良くて面白かったです。
キャラクターもわざと作っていたから違和感があるようにしていたのか、と感心しました。
かめ止め好きの期待を背負えば賛否あるのはわかりますが、1つの作品としてみれば悪くないと思います。
駄作
カメ止めを作った監督の作品とは思えない。タイトルと内容のマッチもイマイチ。亀田家に復讐の依頼をされたときの「こわしたい」というのも正直ただの屁理屈で、とても納得できるものではない。「事が勝手に進んでいったから断れなかった」って子供の言い訳ですか?登場人物すべてを生かしきれずに、あやふやなままエンディングへ。どんでん返しをウリにしていたらしいが、インパクトが弱すぎて「あ、もう終わり?」となってしまった。
この監督の作品は当分劇場で観ないことにする。
主役の石川瑠華意外と上手い❗
星🌟🌟🌟🌟 カメ止めの監督の作品なのでちょっと期待いたのですが…今回はちょっと動機が強引過ぎるところもありあんまりハマって観れませんでした❗ただ主役の石川瑠華が前半と後半でガラっと変わっていて彼女のうまい演技で退屈はしなかったです❗若いのに意外と上手い役者さんだと思います❗今回は上田監督ちょっと先走り過ぎたかも知れませんが次回作楽しみにしています❗ちなみに石川瑠華さん…モーニング娘。の頃の加護亜依さんにそっくりだと思うのですが…加護ちゃんはそんな演技上手くないと思いますが…スクリーンを観ながらずっと思ってました❗
パクり疑惑の後で
カメラを止めるな然り、こういうのを面白がる監督ということだけは分かった。
そして、あざとい仕掛けを並べただけの、くそ映画。
フィクションとして成立していないので、まだやるの?と全てのシーンが付き合わされてる感覚。。出してはいけないレベルの試作品のようだった。個人的にはこの監督にアレルギーが出始めそうだ。
賛否両論とか、は?と思ってしまう。誉めてる人は欠点が見えない身内なのかもしれない。
また、タンティーノだの引き合いに出すのも正直止めてくれと言いたい。10000年早いよ!
連続で制作するの、止めた方がいいんでは?
出てる役者に同情するわ。
が、この映画を良く観てやろうじゃんか、という映画好きではない優しいドメスティック層を映画館に呼ぶことには加担しているので、それだけは不思議だか評価する。
低いリテラシーが上がり始めている。
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