「クライマックスは手に汗握ります。」THE QUAKE ザ・クエイク よしさんの映画レビュー(感想・評価)
クライマックスは手に汗握ります。
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津波によりPTSDを患い家族と離れた主人公が、地震の危険に気付き、家族を助ける為に奔走する物語。
THE WAVE/ザ・ウエイブの続編です。
粗を探せばキリがない作品ですが、後半は、その粗を気にせずに楽しめた作品でした。
エレベーターに閉じ込められる夫婦。そして妻の転落死は意外な展開で正直驚きました。
そして、妻の死の悲しみを振り絞り、幼い娘を助ける為に高層ビルの最上階に駆け上る父親。そのギリギリのシチュエーションは緊迫感を煽り、手に汗握るものでした。
前作では漆黒の闇で胡麻化した災害シーンも、本作ではしっかりとCGで作り上げていて好感です。
少し気になったところを幾つか。
少し前段階が長い印象ですね。冗長に感じました。
一緒になって娘を助ける女性の存在。「主人公の友人の娘で初対面」では、説得力に欠けるように感じます。良いように車を出させて、運転手代わりをさせ、命まで掛けさせるのであれば、以前からの知り合いであった方が説得力がでます。
最後に、「主人公が地震の警告」しても、「責任者が懐疑的」で・・・という設定は前作でも使っていたはずで、同じシチュエーションは余り見たくありません。
ネガティブなコメントを連ねましたが、標準点を付けるには十分な作品だったと思います。
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