「クスリも青春もぶっ飛びすぎだぜ」HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ ちんさんの映画レビュー(感想・評価)
クスリも青春もぶっ飛びすぎだぜ
2021年7月
あらすじを観て、面白そうだったので視聴。
観てみると「君の名前で僕で呼んで」のティモシー・シャラメが主演でした。
変わった役というか、影のある役が多いイメージ。
本作のティモシー・シャラメも同じで、影のある役でした。
ひょろっとしていて冴えないダニエルが街で1番可愛いマッケイラに一目惚れするが、あとから彼女は街で1番強いハンターの妹だと知る。ダニエルはハンターと仲良くなり、一緒にドラッグを密売するようになるが、マッケイラとの恋仲のことは秘密。マッケイラにもドラッグの密売のことは秘密。すべて順調に進んでいるように見えたが、恋とドラッグの両方で地雷を踏んで痛い目を見る話。
とにかくダニエルの青臭い感じというか、あんなに冴えない感じだったのに、ちょっとマッケイラとドラッグが上手くいった途端にめちゃくちゃ調子乗るところが痛々しいのだけど、ちょっと昔の自分にも思い当たる節があるので、小っ恥ずかしい気持ちになりました。(ドラッグのことじゃないですよ!)
日本の青春映画のちょいワルレベルを超えた、ぶっ飛んだ青春でした。
主人公のダニエルが最後どうなったかを描く映画ではなく、思春期で世間の常識もなにも知らない青年の未熟さを描いた映画なんだと思いました。
序盤、地元のパーティの音楽や雰囲気に馴染めず、気怠げだったダニエルが、イケイケの女の子と恋に落ちた途端、目の前の世界が輝きだし、世界は自分の思うままかのように感じていく様が、みずみずしいというかなんというか、青春だなぁと、、、、、
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