劇場公開日 2019年11月15日

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「詩的な題名と主人公が似合ってないような・・・」わたしは光をにぎっている 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5詩的な題名と主人公が似合ってないような・・・

2024年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

天涯孤独になりつつある娘(澪)の、巣立ちを追う映画。

同時に東京の下町(江東区かな?)の再開発により、
立ち退きになる商店街や映画館、として澪が身を寄せる銭湯も
取り壊されて行く。

評価を受けた映画とのことです。
説明し過ぎない所が良いのかも。

祖母が入院したのなら、地元で看病して信用金庫で働く・・・
見葬ってから普通は地元を去る。
普通なら、そうすると思う。
10年以上前に亡くなった父親の親友(光石研)を頼って
上京する澪(松本穂香)
不思議に思うのは澪の意志というものが描かれないこと。
病気の祖母を見捨てて上京するのは澪の意志なのか?
最初にアルバイトしたスーパーでは、役に立たず、
おじさんの銭湯で楽しそうに床を磨く。
銭湯が好きなのかも。
ラストで別の銭湯の番台に座っている澪。
天職が銭湯。
そういう事?!
澪は光を握ったことになるのかな?
下町の風景は懐かしい商店街だったね。

琥珀糖