「うーん」ひとよ nekonokoさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん
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好きな俳優さんが沢山出ている映画なので、公開時も気になってましたが、プライムビデオでようやく観れました。
もう、田中裕子さんは何度も犯人役をやっているので、出てきただけで、空気が違います。
DV夫を殺して、子供達を守った。誇りに思う。
でも残された子供達は、同じ場所に住み続けるのは苦難の道で、みんな自由にはなれなかった。
でも、それじゃあ殴られ続けたほうがマシだったのか?
佐藤健さんは、今やイケメン俳優代表のような人ですが、こういうやさぐれた役も上手い。
鈴木亮平さんのドモリや奥さんとうまくいってない演技も素晴らしい。
松岡茉優ちゃんは文句なく、美容師になれなかったホステスをナチュラルに演じていて、、色々な辛い時期を経てもやっぱりお母さんが大事。
佐々木蔵之介さんの、タクシー運転しながらヤクザに戻っちゃった時のドスの聞かせ方が、任侠映画のようでもあり。最初から、何かあるな、という感じでしたが、息子が覚醒剤の運び屋に成り下がってるのは、本当に自分のしてきた事を悔やむよねぇ。
それでも、やっぱり親子だから。
ずっと会ってなくて、疑似家族のようでも、やっぱり家族なんだ。
最後は救いがあって良かった。重すぎるのは苦手なので、田中裕子さんのひょうひょうとしたキャラクターに助けられた。
見て良かったです。
あ、でもセリフが小さくて聞き取れない場面がいくつかあって、字幕があったら良かったな。
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