劇場公開日 2019年11月8日

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「ドロップキック」ひとよ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ドロップキック

2021年3月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

興奮

感情を揺さぶり感傷的に浸れるワザとらしい感動と陰湿さ、そんなもんは微塵もない最後まで清々しく笑いもあり、家族や周りの人々を普通に描いているように思える好感。

少し肉を付けて体格の良い佐藤健のやさぐれた厳つさ、逆に体格の良い鈴木亮平のオドオドした性格、白石和彌は若手を通り越した人気俳優を立派な役者にする手腕をどの作品にでも発揮する。

松岡茉優には新たな魅力を、田中裕子は飛び抜けているし、役者陣が頗る良い存在感。

佐々木蔵之介はいらねーと思いきやラストに活きてくる、タクシー同士のクラッシュからインパクトあり過ぎなドロップキック、思いの丈をぶつける場面、コメディにも取れる感動が微笑ましく笑いも少し。

日本の映画、邦画を人気イケメン俳優をナメてはいけないな、白石和彌の凄さを実感するココ最近。

万年 東一