「俳優陣の演技に助けられた映画」ひとよ kaiseiさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優陣の演技に助けられた映画
田中裕子さんの演技をはじめ、皆さんの熱演に拍手です。
こういう映画は殺人こそあれ、その後は自然に時間が経っていき、その中での一人ひとりの葛藤や距離感を描いて欲しかった。タクシーで追いかける子どもたちの会話やシャブ運びで偶然出会す親子、デラべっぴんの下り、酒飲んで逃亡等、過剰演出、ドラマチックな衝撃展開は要りません。それが完全にこの映画の評価を下げてしまうし、涙につながらない理由だということに監督は気づいて欲しいです。
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