「いつでも、どんな時もクサらず、悲観せず生き抜いた主人公に乾杯!」どん底作家の人生に幸あれ! 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
いつでも、どんな時もクサらず、悲観せず生き抜いた主人公に乾杯!
文庫本で4冊から6冊にも訳されている本作。2時間にまとめるのは、かなりの荒技。なので、展開が早すぎて、ダイジェストの趣きだった。とはいえ、それだけの長編を2時間にまとめたのだから、すごいっちゃあすごい。それも登場人物も多いので、整理するのも大変だったと思われる。そして、主人公のまわりに現れる変わった人々。しかも、多様な人種で描かれていた。本当にめまぐるしい展開について行くので精一杯だった。タイトルがひどい。中身と乖離している。世界十大小説にも選ばれていて、何度も映画化されているので、今までの作品と差別化したかったのは理解できるが、センスが感じられない。単に「デビッド・コパフィールド」でよかったのではないか。ともあれ、主人公ががんばっている姿には感動を覚えた。
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