9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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フランス語
Catherine Zeta-Jones
I supposed I had a fun time with seeing this film because l didn’t feel sleepy.
I thought for sure that this film was a part of The Da Vinci Code series, so I really really expected to see it. But I was disappointed that it wasn’t bigger scale movie than expected. The locations were almost in the basement and, after all, there were no actor and actress l’ve known. Sorry my ignorant . And yet, I was amazed to see their fluent French. I heard they were from any other European country such as Ukraine, Germany, Portugal and others.
Lastly I assumed she was Catherine Zeta-Jones.
観て良かった
「翻訳家」というテーマに期待しすぎたかも
物語あり、一つの作品であり、一冊の本でもある
2020年 11本目 ★★★「ナルホド、ナルホド、ナルホドな」
アタリ
【「失われた"時"を求めて」・・・】
ー 序盤はアングストローム(ランベール・ウィルソン:彼が本を愛する男から、利益に走る男になっていく姿の変容する様が観たかった・・。)の姿に激しい嫌悪感を覚える。ー
・アングストロームが行う、翻訳者たちの扱い。
監禁、人権侵害、傷害、自殺幇助 そして・・・。
・”お前、いい加減にしろよ!”と思いつつ、脚本の瑕疵も気になる。
(各自、突っ込んで下さい・・。)
◆私が特に気になった所
・カテリーナ(オルガ・キュリレンコ)はどうなったちゃったの?
・ダリオを演じたリッカルド・スカマルチョの劇中での使い方、空回りしていない?
・二人の対峙の場面も予想通りだったしなあ。
(アングストロームの立場は予測できたが・・、対峙している相手までは予想したが・・当たった・・。)
<けれど、"自分のものは自分で守れ"という信念を貫いた、かの人の姿には”ぐっと”来た作品。
作品全体の空気感を含め、特に後半は見応えがあった作品。
只、集った翻訳者達の一人ひとりの背景がきちんと描かれていれば、もう少し作品に深みが出たのではないかなあ・・・と思った作品でもある。>
<2020年2月12日 名古屋駅前 ミッドランドスクエアシネマ2で鑑賞>
ミステリーの中にミステリー
映画全体としての謎解きに唸らされる
強烈な印象が残る作品である。冒頭の手品師のネタに関するモノローグが映画全体の謎解きを暗示していることに暫く気付かなかった。本棚が燃える背景も、その時点では意味不明であった。
ストーリーは公式サイトにある通り、世界的なベストセラー小説の続編を世界同時公開しようと目論む出版社の社長が、9人の翻訳家を一箇所に閉じ込めて翻訳させるという話である。外部とのあらゆる通信手段が封じられ、社長のスマートフォンだけが外部に連絡できる。しかし翻訳がある程度進んだクリスマスの夜に、誰も持ち出せないはずの原稿をインターネットで公開するという脅迫メールが社長のスマホに届く。
オルガ・キュリレンコ目当てで鑑賞したが、ストーリーに引き込まれてしまって、彼女の美貌や伸びやかな四肢を楽しむどころではなかった。そういうシーンもあるにはあったのだが。
インターネットが世界中に行き渡った現代では、紙の本の出版は採算ベースで考えるとかなり難しい。60万部を超えた田中みな実の写真集など、例外的な大ヒットを記録する場合もあるが、大抵の新刊はあまり売れない。岩波文庫の古典は根強く売れているかもしれないが、それは小説家を志す人が主な購買層という皮肉な可能性もある。
ただどんなジャンルにもコレクターがいて、小説も本として買い揃えたい一定の層が存在する。人気の小説であればその層も厚くなり、売れない紙媒体の本でも数百万部という大記録を達成することがある。
本作品の「Dedalus」第三部はそうしたベストセラーの典型という設定で、なんとしても販売部数を伸ばして巨額の利益を得ようとする出版社社長の拝金主義、我利我利亡者ぶりが浅ましい。目的のためには手段を選ばずで、間違いなく人権侵害に相当する監禁の中で、9人の翻訳家たちはそれぞれの目的で翻訳作業を続ける。
ストーリーについては何を書いてもネタバレになりそうなので迂闊なことは書けないが、登場人物それぞれの視点での真実の吐露が、時間的空間的に重なり合ったり食い違っていたりと、観客が最後まで翻弄されることは間違いないと思う。長いジェットコースターに乗っているみたいに、左右上下に次々に現れる謎解きに息をつく暇もない。
世界観も広く、人間ドラマもあり、サスペンスも味わえて、映画全体としての謎解きに唸らされる。映画にこれほど心を揺さぶられた経験はあまりない。ドラマとしてもエンターテインメントとしても素晴らしい作品である。
オーソドックスな謎解きではなく、面白かった
ベストセラー小説を世界同時発売するために、主要各国の翻訳家を集め、スマホ回収、外出禁止の状態にしているのに、「大金を払わないと、原稿をネットで公開するぞ」という脅迫が届き、翻訳家たちが疑われる話。
最初は「誰?」、次に「なぜ?」、最後に「なるほど」と。推理小説とコンゲームが入り混じった話で、楽しめた。
フランス、ベルギー合作映画らしく、"痛快" ってわけではなく、考えることが多かったけれど、文学への愛が伝わってきた。起きることに対して、「そんなにはしないでしょう」と俺が思ってしまうのは、世界的ベストセラー小説から生まれる金額や、密室状態に置かれた人間たちのことを、実感としてわかってないからだと思う。
金を払った価値はちゃんとあった。
外国語の入り乱れ
迷っているなら断然コチラ!
名探偵と刃の館と どちらを観ようか迷っているならコチラが断然オススメです
好みにもよるんでしょうけど アチラは作り物の謎解きで コチラは血のかよった人が出ている謎解きです
アチラ星3つにしましたけど この星半分の差はけっこう大きいです
まぁ結局は好き嫌いの問題なんですけど
関心はするが、感動には至らない
知人がやたら推していたので見てきました。
前半がとにかく退屈でしたが、中盤からはそれなりに楽しめました
しかし最後まで見て、満足感が残ったかと言えば、そうでもなく。
いえね、ミステリーとしてよく考えられていると思います。
本編でもちらっと出てくるように、アガサ・クリスティー的でもあるし
前半の退屈さが後半で覆されるのは「カメラを止めるな」を想起させます。
2転3転する終盤の展開、言葉のレトリックのみで相手を破滅へと追い込んで行く手法などは、西尾維新の戯言シリーズ(「クビキリサイクル」「クビシメロマンチスト」等)を思い出しましたよ。いや、うまいです・・ほんと。
ただ・・「で?・・それで?」ていう感じなんですよね。
「ミステリーのいいアイディア考えついちゃった」と言う以上のもの・・言い換えれば、映画的魅力を本作からは感じなかったんですよね。シナリオで勝負するなら、序盤から謎とフックを散りばめて牽引するべきだし、後半のちゃぶ台返しで前半の退屈さの帳尻合わせをするなら、せめて登場人物たちのキャラクターで牽引したいところですが、どうにもキャラが弱い。9人の翻訳家も、彼らを集めた社長も、ちょっと魅力に乏しいなと感じました。
過度な期待をしなければ、見る価値は間違いなくあります。
2回見たら評価がまた変わりそうな映画ですが、2度みたいという気にならなかった時点で、わたしには合わなかったのだろう・・という事でこの点数でご勘弁を
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