9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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フランス映画ですね、という感じ
前半はフランス映画特有の、湿っぽいゆったりした感じで、寝落ちして4回ほど見る羽目になった。
ただ、後半の伏線回収は秀逸で、前半とのテンポの対比もあり、緊張感と「いけるか??大丈夫なんか??」という気持ちでいっぱいだった。
代理の作者であった、おじいさんが殺されてしまっていたところは、そこまでしなくても、、まあフランス映画に心残りのないハッピーエンドはないか…と感じた。
本作で青年を演じた、アレックスローサー主演のNetflix作品「このサイテーな世界の終わり」も見たいところ。
感性はそれぞれ
とても面白かった。 内容もテーマもスリリングさも抜群。 すぐにサイコな展開が起きず、楽しそうな雰囲気が長いことで、 楽に人物や物語に溶け込めた。 特に内容や設定が、あまり他で見たことがないので、最初から興味をひかれた。 見ようと思えた。 星4ばかり漁らずに、気になった作品は見ていきたいなと思った。
意外な?展開のサスペンス
映画館で見ようと思っていたのですが、都合が合わず断念。Amazonで発見したので、このGWにみて見ました。 嫌いじゃないです。 意外に思ったのが、物語の半分くらいで、“犯人”が明らかになってしまったこと。この手のサスペンスだと、本当に最後まで“犯人”はサスペンドして、ラストにようやく「あぁ!あいつか!」となりますが、この作品ではそうではありません。『こんな途中で“犯人”を明らかにして、どうするんだろ?』と思っていたら、そこから先に種明かしがありました。そうくんのね。 それにしても、これほどまでに世界を熱狂させる、この小説ってどんな内容なんですかね?とっても気になります。
予備知識なしに、観てほしい映画
漏洩防止のために翻訳家を閉じ込める。 そんなことがあるのかと思いきや、「インフェルノ」で実際やったというんだから驚き。 この映画はネタバレをしてしまうと、魅力が半減してしまうかも。 金を払えと脅すのは何者なのか、 犯人は翻訳家の中にいるのか、 どうやって作品を盗んだのか、 翻訳家達は無事に脱出できるのかー 次々に謎が現れ、最後まで一気に観てしまう。 ミステリーは先を予想するが、ことごとく外れた。 犯人は、なぜここまで出版社社長を追い詰めるのか。ここまでする必要があったのかー。 動機が明かされた時に、すべてが結びつく。 ミステリーは観客が俯瞰して観るのが主流だが、ときに主観的であり、被害者と加害者が逆転する仕掛けも面白かった。 監禁された翻訳家たち。 地味な舞台から、意外なドラマが生まれた。
フレンチコネクション2を思い出した。
色々な言語が使われる、ヨーロッパらしい作品。シナリオがよく練られていて、オチも素晴らしい。フレンチコネクション2を彷彿とさせる電車と車の競争(?)シーンもあり、楽しめた。カトリーナ役のウクライナ人女優は恐らく初めて見たと思うが、なかなかの美人。
設定は面白いけれど退屈だった
設定が目新しいだけで、見終えてみると意外とありがちな結末だったような気もする。
金の亡者だったのかもしれないけれど、アングストロームが何だか小物に思えて、いくら大切な人の命を奪ったからといって、そこまで壮大に破滅させなくてもと思ってしまったりもした。
3.5?もっと評価されてもいいのでは。
3.5ということであまり期待せずにみていたが、ミステリー映画として個人的にとても良い作品だと感じた。他の方も書かれているがそんなにレビューとか先入観なしに見てほしい作品である。
全世界同時発売の同時翻訳を行うために各国の翻訳家がシェルターに集め...
全世界同時発売の同時翻訳を行うために各国の翻訳家がシェルターに集められ翻訳していくが、冒頭の数ページ流出していく、、といったミステリー。 刑務所の尋問シーンを照らし合わせて見てるといろんな人が怪しく見えてくるし、疑心暗鬼になっていく空気感も耐え難いだろうなーと思いながら鑑賞。 後半からの盛り上がりが凄く、種明かしが観ていて気持ちよく面白かった。
犯人こそ最低じゃないか
うーん
見終わったあとむかむかする映画
だれもレビューで突っ込んでないのも気になるけど
広告代理店のおじさんはたしかに利益にばかりこだわり目的を見失っているが、
はめた犯人こそ、顔も名も出さない、度胸もなく、ベストセラーにしてくれたやつを一方的に恨むってどうなの?こんな学生気分の芸術気取りが多いから本の世界や映画は衰退するような気もする
仕事する人、広告を打つ人、マーケーティング含め、物を売る、読んでもらう、読んでもらうためにはまず知ってもらう、興味を持ってもらう、そのプロセスこそ大変なのに。主人公は物を売ることがら何かわかっていない。むしろ感謝すべきとこを軽蔑している勘違いヤロウ。作り手の思いが欠けている。周りの人の助けがあること忘れエゴ的に振る舞った結果の悲劇にしか見えない。
風が立つ、魂に刻まなければならない。
悲しいお話。 Le vent se lève, il faut tenter de vivre「海辺の墓地」より 「風が立つ。生きようと試みなければならない。」 フランスの詩人 ポール・ヴァレリーの言葉です。 文学を守りたかったのね。なんとなく初めからそうではないかと思いながら観ていたのに、それでも最後は涙が出た。 予見させながらも、惹きつけるってさすがのフランス映画でした。最後は胸が痛い。
【オチが読めない!それが見どころ!】
・2019年公開のフランス・ベルギーのサスペンススリラー映画。 ・フランスのとある洋館の地下室に9か国の翻訳家が出版社のオーナー、エリックによって集められる。全世界が待ち望んでいるミステリー3部作小説「デダリュス」の完結編を、内容が流出することなく9か国語に翻訳するために、彼らは地下室の密室に隔離され、翻訳が終わるまでそこを出れないことを知る。無茶苦茶だよ…と思いながらも、翻訳を進める9人の翻訳家。それを監視するエリックとその部下たち。するとエリックの元にとあるメールが。「冒頭の10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロ(約6億)を支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを公開する」と。独占販売することで巨額の利益を得ようともくろんでいたエリックにとってはかなり痛い要求。一方、地下室の彼ら以外は元ネタを知るはずもない。ということで、地下室の9人の中に犯人はいると疑っていくが… という大枠ストーリー。 [お薦めのポイント] ・計算されたサスペンス!久しぶりに裏切られたぁ~!と感激しました。 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ [物語] ・とにかく、物語が良くできていると思いました。個人的には、サスペンス領域ではかなりの良作だと思います。真犯人や意図を想定してみたものの、全然的外れ。笑 これぞ、期待を裏切ってうまくだましてくれるサスペンスの醍醐味!中盤あたりからネタバレが始まり、あとは、ネタバレの仕掛けやその動機などを。いやぁ、あまり話すとネタバレしちゃうので控えますが、久しぶりに素敵なギミックの効いた映画に出会えてよかったです。 ・ドラマ性は割と薄めです。 [演出] ・これは物語の部分かもしれませんが、時間軸を飛ばす流れ・演出が若干混乱させられました。混乱がある分、衝撃度が下がります。本来なら衝撃を受ける部分が「あれ、今どういう状況?自分の認識であってる?」と懐疑的になるため、徐々に理解してやっと衝撃を受ける→せっかくの頂点で衝撃を受けることができなかったな、という印象があります。 [映像] ・際立って感じたことはありません。 [音楽] ・際立って感じたことはありません。 [演技・配役] ・知らない方々ばかりでした(オルガ・キュリレンコさんはどこかで見た記憶がありました)。しかし、安定して観ることのできた演技ではありました。 [全体] ・裏切りのオチ、これがこの映画の見どころでした。一方、物語性は薄めです。どこか子供じみた衝動や行動が目立ちます。共感性はそこまでないですが、ただただ、サスペンスに自分の予想を裏切られたい!と願う人なら一見の価値はあるのではないでしょうか。ありがとうございました。 #映画 #サスペンス #スリラー #9人の翻訳家 #囚われたベストセラー #2019年 #フランス映画 #ベルギー映画 #THE-TRANSLATORS #レジス・ロワンサル #ランベール・ウィルソン #オルガ・キュリレンコ #裏切られたい人必見! #オチが読めない #全体3.5 #物語3.7 #演出3.3 #演技3.4 #配役3.3 #映像3.4 #音楽3.4
ミルフィーユみたいな映画
「翻訳家」という言葉につられて再生したけど、とても映画らしい映画だった。 突っ込みどころもあるけれど、細かい演出もうまい。 The Usual Suspects + Ocean's Eleven + ほんのちょびっとBack to the Future。 出版翻訳という業界の痛いところも突いてくる。 根底にあるのは、創作活動へ情熱と愛とリスペクト。 ストーリーは別として&あんな環境で翻訳はできないけど、9カ国語の翻訳者が集まっての作業は面白そうだなぁ。
ダ・ヴィンチ・コードの絡みはない
個人的に期待し過ぎたのもあるけれど、言われるような騙された的な箇所も感じられず、エンディングもかなり手前から読めちゃったんですよね…特に唸るような展開もなかったような。 キャスト達にも誰かに感情移入出来るわけでもなく、誰にも愛着わかないままだった。
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