9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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面白いんだけど、、、、。ハードル上げないで、気楽に観た方がいいかもしれません。
アレックスがエリックに自白させるための方法って、これしかなかったのか?
そのためには、これしか方法が無いっていう感じが無かったのが、残念なポイントでした。
アレックスが原作者であるなら、なにも翻訳者になる必要もないし、原作者に会いたいとせがむ理由も後から思えば、白々しいかなと。
翻訳者になるのに、冒頭の部分を書いて当てる。それが当たってるから、仕方なく翻訳者にした。
それもありえないなあと思っちゃいました。
人を銃で撃って、救急車呼ばないとかも、すでにおかしなことになってるなぁと。だって、悪人とか殺し屋とかでも無い、社長でしょう?
首吊り自殺とかも、ちょっと無駄かなと。
面白いんだけど、少し好みの映画ではなかったです。
好みでした!
翻訳する人は複数の言語がそれなりにできるので、皆がそれぞれ色んな言語で言葉をかけあう場面にしびれました。その中で、フランス語しかできない彼が「フランス語話せ!」と言う箇所に、フランス語中心主義者め~!と思いました。が、この映画はフランス語だからこそと思います。
イギリスの作家デュ・モーリアの小説『レベッカ』は、映画(ヒッチコック)やミュージカル(ウィーン・ミュージカル)にもなっています。その作品がこの映画で意識されているのかは、私はわかりません。一方、彼らが翻訳する小説中の人物、レベッカは何度も言及されていました。デュ・モーリアのレベッカも、白いドレスを着ていて、水中での死を選んでいます。私の「レベッカ」愛ゆえ、プール=水の場面も気に入りました。だから、頭の中で色んな世界が混淆してあっちこっちに行けました。
リッカルドが翻訳家の役?と思いましたが、それなりに…。イタリア人、からかわれてちょっと可哀想だった。いいキャラクターの翻訳家が沢山いたので、彼らをもっと深く描いて欲しかったのは事実です。でも、見てよかった映画でした!
視野の狭さ
個人的に次こそはと思いつつダ・ヴィンチ・コードのシリーズ4作を鑑賞したけれども、どれもイマイチ自分にはハマらず、思い入れ無く鑑賞。
まあ、直接的には内容関係ないけど。
正体不明の作家オスカル・ブラックのベストセラー作品デダリュス3部作の第3巻「死にたくなかった男」の全世界同時発売に向けて、情報漏洩を防止す為に厳重に管理された屋敷に9人の翻訳家が集められ作業が進む中、最初の10ページが世間に晒されると共に脅迫が始まる話。
かなりの制約を強いた上に翻訳家達を軟禁までして電波シャットアウトしてないのか?とか、真っ先に、執拗に、翻訳家達の中に犯人がいると決めつける?と疑問が浮かびながらストーリーが展開。
そんな中で時系列の異なるシーンが差し込まれて犯人特定に繋げていく流れ。
フランス語はこれっぽっちも判らないけど、エリック役の方の演技や彼の言動の演出がなんか白々しいし、犯人特定に繫がる流れの殆どが時系列の違うところで進む為、取って付けた感があり唸るところが無い。
意外な部分もあったし、事件に繋がる思いとかは悪くないけど、深みはないし、それだけで響く程のネタでもないし。
答えに向かわないものは勝手に都合良く排除していたり、後出しミステリーだったりに近いものを感じてしまい自分には合わなかった。
苦手なミステリーもの…
自分のものは、自分で守れ。
骨太な薫りを一気に飲み干す様な感じです。
予告編を見て、久々な骨太のサスペンスミステリーで面白そうと思い、鑑賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白いのは面白いです。
洒落た感じとフランス映画らしく明暗の暗的な寒々しい感じが全編に漂い、ミステリーらしい。
オープニングの9人の翻訳家が集められて、横一線に並ぶシーンは格好いい。それを左手に移動するとタイトルが出るのも洒落てて良い感じ♪
個人的に好きなスタートでテンションが上がります。
ですが、中盤からの怒濤の展開でちょっと詰め込み過ぎな感じは否めなくない。
また、いろんなどんでん返しがラストにありますが、やっぱり詰め込み過ぎと狙い過ぎかな。
綿密に練られた出版計画の割に、出版前の情報管理が雑w
どうもバランスが悪いし、テンポが良いと言えばテンポは良いんですが、この手の作品は余韻であるとか、状況の雰囲気を楽しむ面白さもあると思うので、勿体無いかなと。
薫りふくよかなウイスキーを一気に飲み干すみたいな感じでしょうか?
そもそもこの作品って、上映時間の105分でまとまる話ではないかと思います。
たっぷり3時間かけたから良いと言う訳ではないんですが、かと言って105分はやっぱり短い。
中盤からの駆け足で「こうでした」となるのなら、あと30分増やしてでも、それぞれのキャラエピソードやラストに向かう伏線を張っていても良かったのではないかな。
もう少し、そこに至る迄の人物描写をより細かくしても良かったのではと思います。
邦題の「9人の翻訳家」とありますが、その9人の翻訳家のそれぞれの人物描写が薄くて、一部の翻訳家以外はその他大勢みたいになってる感じ。
世界中が待ちに待ったベストセラー小説の世界同時出版で徴集された翻訳家達が集められる。
契約書に明記された項目に納得して参加している訳ですが、不条理な扱いに徐々に不満が募ってくる。
世界が注目する大ベストセラー作品の翻訳を担当すると言う名誉に光栄となるんですが、先程述べたそれぞれがどう言った輝かしい経歴で選ばれたのかと言うのが無いので、思い入れが持てないんですよね。
妖艶な美女のカテリーナやパンキッシュなマリアと面白そうなキャラもいるのに、どうにも惜しいんですよね。
個人的には秘書のローズマリーがお気に入りです♪
中核となるアレックスは時折、ダニエル・ラドクリフに見えますw
様々な国の言葉に翻訳する中で日本語訳が無いのは、アジア地域では既に日本はファーストマーケットに入ってない現実と言うのはちょっと驚きですが、日本人が入ると海外作品って、変な解釈をされてる事も多いので、とりあえず人選は良いとしても、その他大勢になるなら、9人も要らないのではと思います。
テンポが良いとも言えるけど駆け足だし、サクッとしてるとも言えるけど余韻が無い。
なんとも勿体無いかな~と個人的には思うので、それぞれの好みがあると思いますが、あまりハードルを上げずに鑑賞するのが良いかと思います。
ミステリーとしてはちょい弱、でも…
『ダ・ヴィンチ・コード』、『インフェルノ』のどちらも未観賞だけど全く問題ナシ!
ミステリーの内容的には殆ど予想の範囲内だったのでそんなに目新しさは無いかと。事件が起きた経緯も至って普通、というか陳腐な理由。登場人物についてもちょっと無駄遣いしてるなー、と感じる部分があり、もぉ少し上手く活かしてくれたらより楽しめたのになと思う。
それでも自分の中での佳作となる3.5点以上を付けたのは過去の経験上フランス映画は大概睡魔に屈する場面があるのにこの映画では辛うじて睡魔に打ち勝てたから。なんだかんだストーリーと演者さん達に引き込まれていた自分が居たので良し♫
それにしても、世界9カ国同時翻訳ってなった時に日本語はギリシャ語に敵わないのが悲しかった^^;
密室劇なのかな?
ツイストし過ぎも及ばざるがごとし。
情報漏洩を防ぐために翻訳家達を監禁する設定は面白く、ネタを小出しに後日談を同時進行で展開するのも上手いところです。ところが、やたらとストーリーを捻り過ぎて、一周回って元に戻った感じで、結局なんでこんな手の込んだ計画をしたのか分からなくなります。犯人が主導する原稿奪取計画も監禁後の脅迫計画すらも必要でなく、結果的に翻訳者達を巻き込んで、犠牲者まで出てしまうので、なんか後味が悪かったです。出版社の社長のキャラ設定も極悪過ぎてとてもカタギには見えず、現実的とは思えませんでした。
うーん
ミステリーとしてそれなりに面白い
世界的なベストセラーの完結編の9ヶ国翻訳版を同時出版するために集められた翻訳家9人。地下に監禁された状態での翻訳活動だったが、完結編の冒頭10ページがネットに流出してしまった。誰が犯人なのか、そして厳しく監視されている中どうやって流出させたのか。
誰がやったのか、どうやったのか、そして犯行の目的は?3つの段階で真相が明らかになっていく脚本はなかなかよくできていた。ただ、過去と現在と未来、場面が3種類あるのだが、その切り替わりがわかりづらいときがあって戸惑ってしまった。
全体的には楽しめるミステリーにはなっていると思う。
ただ映画にするにはやや物足りない。舞台にすればもっと面白くなるかもと想像してみた。
面白かった!
二転三転だが、もう一息。だが嫌いじゃない
オープニングから犯人らしき人物と対峙する主催者。話している相手は、誰だか分からない。
そこから二転三転するストーリー展開だ。
途中で犯人が登場。
で、実は対峙していた2人は逆の立場。
そしてその手口の再現。
その盗まれた手口のシーンでは、原稿の入ったカバンをそんなに簡単に奪えそしてまた戻せるか?
ダメなトリックだなぁと、思っていたらそれが本当は……、。
ふーん、メインのオチは、そういうことなのね。
あらあらだわ。
ちょっと残念なのはトリックをより強固なものにする為にもう少し時間をかけて9人の間でお互い疑心暗鬼に疑う展開にして欲しかったわな。
ムーサ(文学の神)の恩寵を受ける者、文学を愛する人
いやー面白かった。見応えがあった。それにしても何という奇遇。2日前に見たおバカ映画でマトリックスリローデッドのパーセフォニーを演じたモニカ・ベルッチをスクリーンで見つけ、今度は、メロヴィンジアンに会えるとは。メロヴィンジアンが言う通りフランス語は美しいね。詩を吟じているようなリズム、響き、そしてなんて言っても鼻に抜けるあの高慢ちきな音。
この映画はフランス語でないと面白さが半減すると思う。フランス語で文学を語り合う時の単語の響きの美しいこと。配信されたら、リピートしながら楽しまないと。
サスペンスとしての仕掛け、伏線もしっかりしてるし、ミスリードもうまい。騙されやすい自分は、しっかり持っていかれました。
少しでも小説家を夢見たことがある人間なら心にずしっときます。文学を愛することと才能は全く別物。文学の才がないことを認めるのは本当に辛いからね。
あきらめちゃうと、思いっきり文学を愛せるから幸せなんだけど。
飲み込みづらい…
すっかりハリウッド映画に毒されて
デダリュス!?
ごめんなさい。
正直、ダヴィンチ・コードもインフェルノも、そんなワクワクしなかったので、それからインスパイアされたとしても、んー、何って感じ。
本当は史実は、ほとんど明らかになってるのに、断片をさも関連があるように物語を構築して、よく史実を知らない人を勘違いさせてるように感じてしまうのだ。
大河ドラマにも似た特徴はあると思うけど。
なんか、この手の作品って、無理やり感が甚だしいように感じるのです。
辛口でごめんなさいね。
ベストセラー出版時の実際のエピソードに着想を得た、翻訳家たちと出版ビジネスを取巻くサスペンスミステリー
本作は、世界的ベストセラー小説の実際の出版秘話に着想を得たのだとか。
サスペンスミステリーはそれほど得意ではないのだが、この分野において「翻訳家」と「出版ビジネス」を題材にしたのは面白い着眼点だなと感じた。
個人的に謎解き部分については充分に楽しめた。「騙されたい!」 タイプの私は、作り手の思うがまま何度も裏切られ、「ほう、ほう、ほう・・・そうきたか・・・」と頷くばかり。いっぽうで、ミステリー上級者が「騙されまい!」として観たならば、物足りなさを感じたのだろうか。
「犯人はこの中にいます!」的展開なのだが、犯人探しに固執するのではなく、「騙されたい!」といったスタンスで観ることが本作を楽しむコツかもしれない。
(※こっからちょっとだけネタバレ)
それから、本作のテーマの一つとなっている芸術とビジネスの問題について。これは、過去の歴史を振り返ってみてもなかなか悩ましい問題である。私は比較的絵画やアートなんかも好きなのだが、映画の題材としても人気が高いゴッホやゴーギャンなどの19世紀後半を代表する天才画家の多くは、生前にビジネス的な成功をおさめることができず、数奇な運命をたどる事になる。死後、画商などのビジネスマンによって、今や彼らの作品価値は青天井であることは誰もが知るところ。この意味で、画商なり出版社なり配給会社なりがビジネス的に成功すること自体を頭ごなしに否定することはできないと私(30代後半のサラリーマン)は考えている。
いっぽうで本作では、行き過ぎたビジネス志向を否定的に描いているのだが、ビジネス的に成功してグローバル展開されなければ、そもそも全世界の人たちに小説を読んでもらえないといった点からも、芸術とビジネスは持ちつ持たれつの関係なのだが、その辺についてさらなる掘り下げがあったなら、この映画をもう一歩上のステージに押し上げることができたんじゃないかなって勝手に想像していた。( 映画一つとっても、毎度お馴染み「洋画の邦題問題」がある。原題とは無関係なマーケティング重視の邦題が叩かれる事例は枚挙にいとまが無いが、邦題をきっかけとして初めてその映画と出会い、興行的にも成功するケースもある。この問題は、本当に悩ましいジレンマである。。。)
最後に、本作に出てくる9人の翻訳家は、それぞれロシア語、英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、デンマーク語、ギリシャ語、ポルトガル語、中国語の翻訳家なのだが、日本の視聴者にとっては「何で日本語の翻訳家がいねーんだよ!」が本音である(小説自体はフランス語との設定)。映画ビジネスにおけるアジアのマーケットリーダーが、今や完全に中国にシフトしていることがこんなところからも見て取れる。
因みに話は逸れるが、このサイト「映画.com」のコラム「どうなってるの?中国映画市場」は大変参考になり面白い。中国の映画事情における”字幕組(映画字幕の翻訳家集団)”の存在は、初めて知った事実である。海賊版天国の中国のお家事情と、映画に対して最も情熱と使命感を持った人たちがそれらを担っているという皮肉な現実を知ることができ勉強になる。
https://eiga.com/extra/xhc/9/
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