劇場公開日 2019年12月13日

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「ひと夏の淡くも切ない戦争」ぼくらの7日間戦争 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ひと夏の淡くも切ない戦争

2020年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

宮沢りえさんの前作は未鑑賞。
というわけで、どういう流れなのかはわかりませんが、SNSなどだいぶ現代風にアレンジして…
いや、全く違う話だそうです。
やはり、昔の作品を現代風にすると少し話が薄くなりますが、1時間半と割と見やすくて良かったです。
これ以上長いとちょっとキツかったかも?
でも、7日間を無理に詰め込んだ感もありました。
思い立ってから実際に戦争?の部分が始まるまでがだいぶ省略してあり、演出も安っぽさが出ている感じがしました。
ただ、この話の見せ場である大人への対抗は、子どもらしくもとてもかっこよく爽快感溢れていて、実際に楽しめました。
そして、SNS。
こんな重い内容があるとは思ってもいなかったため、結構キツかった(精神的に)。
現代の社会風刺の効かせ方はわりかし良かったです。
もうこの際、千代野綾が自分から自分がいることや父親のことを発信してしまえばいいのにとも思いましたが、主人公の鈴原守が見事に皆がお互いをわかり合うことができ、最終決戦へ。
恋、友情、信頼、弾けるような青春の物語がキレイに描かれていたと思います。
舞台を北海道にして元々の炭鉱で立て篭もるという設定も良かったです。
全体的に話は単純で薄っぺらいので、あまり好きではない人も多いかもしれませんが、僕は割と好きな作品でした。
やっぱりもう少し長いほうが面白かったかな〜?

唐揚げ