「本当に酷すぎる」ぼくらの7日間戦争 まーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に酷すぎる
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冒頭から展開は絵も、曲も、テンポも、いま流行の新海誠風だった。
目くじらを立てる人もいるかもしれないが、広く大きな層へエンタテイメント作品でヒットを狙う角川映画だ。
だからまぁ、良いとする。それだったらそれでベタベタの青春群像劇がみられれば良かった。
だがしかし、ラスト前にヒロインが自分の秘密をカミングアウトして大爆死する。
別にLBGTが云々はどうでもいいがここで必要なカミングアウトですかねぇ、思わず映画館で「えー!」と声を上げそうになりました。
いじめからのキャラ変バレやら公共事業の談合やら社会問題を提起するのもなんだかなぁ、と思ったが結局のところヒロインと主人公いい形に収まっていればそんな不満も出てこなかったはずだ。
つまるところ、一番美味しくなければならない部分で観客の期待を裏切っているからあら探ししてしまう。
不法滞在の子供が真のヒロインだった落ち、ではまとまっていませんよ?
それならまだ主人公とヒロインが結ばれた後に同じような展開で三角関係に落とし込んだ方がよっぽど気持ちの良い青春ドラマでまとまったはずだ。
結果、主人公もヒロインも存在感がなく物語を終えるわけだが、だったら冒頭にあんな演出で期待感を煽るなよ。酷い、本当に酷い。
宮沢りえが出てきたところで聴ける曲が懐かしいな、くらいでムダ金を払ったわ。
あんまりに酷くて、思わず登録してレビュー書きました。
原作ファンはみるな、みるなら期待するな。
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