劇場公開日 2019年12月13日

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「子供は本音で生きる、大人は嘘で生きる」ぼくらの7日間戦争 仙臺@ウミショーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0子供は本音で生きる、大人は嘘で生きる

2019年12月21日
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まず他のレビュアーの方が言うとおり、「戦争」という表現をするには前作(原作?)との落差がある事は否めない。「反抗期」を棘が立たない表現をしてるな、というのが作品を見終わった後の印象として残った。

しかし、現代らしい「戦い」を子供と大人がしている面ではある意味、戦争なのだろう。

いざ登場人物の繋がりを考えれば、同学年の寄せ集め、というのが言葉的には正しいと思える。
元々、横の繋がりが強い子達には見えなかった為、子供達の繋がりは弱く見える。

純粋な主人公の大人への対抗の仕方、ヒロインなりの反抗、一見つまらない様に見えるが、彼女なりの精一杯を父親へしたと思えば割とスケールを感じれると私は思った。

レビューの題名とした、本音と嘘、これは劇中の意外なキャラクターから感じた印象でもある。

実直に生きることで不利益が生じるなら嘘でもいいから生きていかねば、と大人になった上で如何に自分自身が"素直"という言葉から離れて生きている、もとい仕事をしていると感じてしまったことは否めないが、それは作品に対しては別のお話なので横に置いておこう。

仙臺@ウミショー