「悪魔の少年…」永遠に僕のもの ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔の少年…
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いとも簡単に人の物を盗み、人をも殺す。そこに罪悪感などない。12人もの人を殺した連続殺人犯の実話。女の子のようなカルリートス、男臭いの中にも色気があるラモンの二人は次から次へと犯罪を犯す。ラモンは金欲しさと言うのはわかるが、カルリートスは犯罪自体を楽しんでいるかのよう。それぞれ違った魅力を持つ二人の視線、距離感も妖しげに描かれ、単なる相棒の枠を超えた関係を匂わせる。カルリートスはラモンを愛していたからこそ、自動車事故で殺してしまい、永遠に自分のものにしたかったのか。若干長く感じたのと、犯罪者を美化するような終わり方は共感できなかった。歯磨きしながら、母親に銃口を向けるのは、壊れているというか、人ではなく、悪魔に違いない。二人の俳優は好演だった
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