「縮みあがるキン〇マ・・・隠してください!」永遠に僕のもの kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
縮みあがるキン〇マ・・・隠してください!
ラモンの父がカルリートスと初めて出会ったとき、彼の本質を見抜き、もしかしたらサイコパスになることを予感していたのかもしれない。それがキン〇マが縮みあがるという描写で本能的に反応したことを表現していたのではないでしょうか。だからモザイクもぼかしも敢えて入れてない。女性客が多くなることをわかっていながらこんな描写を入れるなんてのは悪趣味だなぁ・・・アルモドバルにしちゃ毎度のことかもしれませんが・・・
マリリン・モンローよりはクロエ・グレース・モレッツに似たような雰囲気があったロレンソ・フェロ君。唇だけクローズアップされたら、ちょっとゾクゾクさせられる、魔性の唇を持った美少年といった感じ。双子のカノジョがいるにはいるが、付き合い方もいまいちわかってないように思えました。
子供のころから泥棒ばかり。父親より稼いでいるんだと自覚してしまい、親をも見下す卑屈な性格になってました。先日観た『惡の華』の仲村佐和と同じで、性的衝動を別のことで発散してしまい、それが本来の自分だと信じる精神障害の特別版。これがサイコキラーの原因になったのだと感じます。さらにラモンのゲイ行為を目撃し、なんとか自分のものにしたいという欲求に駆られるようになったに違いない。
そんな映像と盗み、殺しと淡々と描いてあるのですが、やっぱり精神病院に入らないと治らないのでしょう。「死」ということに無反応なのも、幼児期に何かあったのだろうと想像できるのですが、そこまで深くはありません。普通の男の子に見える風貌がなんとも残忍である一面を秘めているとか、世の中が怖くなってしまう作品でもありました。決してゲバラとカストロと同じじゃない!
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