劇場公開日 2019年7月19日

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「冒頭のシーケンスはとてもいい」ポラロイド bionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0冒頭のシーケンスはとてもいい

2020年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 アイデアはいいね。印画紙の写真だから呪いがなんとなくリアルに感じることができる。その上、インスタントカメラだから写真ができあがるまでにの時間が、見ている方の想像を掻き立てる「間」としてちょうどいい。デジタルだとファイルを消去して、呪いも「the end」だからね。

 冒頭のシーケンスは、よくできてるね。この映画の中で一番怖くてどきどきした。この部分だけでも見る価値は十分にある。

 写真を燃やすと、本人も呪いで炎に包まれるなんてなかなか東洋的呪術の雰囲気があって、なかなかの緊張感があってよかったんだけど、怨霊が実体化してからは、怖さが半減してしまった。目に見えない何かに襲われる恐怖っていうのが一番ゾクゾクするから。

bion