「ウォォォ~~~~!!マ~~イ!!!長渕さんが苦手な私には刺さらなかったかな?(ごめんなさい)ならなんで観たし!」太陽の家 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)
ウォォォ~~~~!!マ~~イ!!!長渕さんが苦手な私には刺さらなかったかな?(ごめんなさい)ならなんで観たし!
ウォォォ~~~~!!マ~~イ!!!アメリカの大統領が誰になろうとも!凶と出るか吉と出るかって、そりゃ俺たち次第じゃねぇかっ!今日もマスメディアの誰かが無責任な話ばかりしているぅ!正義のツラして知ったかぶりしているヤツらの言うことに耳を傾けている俺ぇぇぇ~……ウォアァァァ~~~~ッ!!!
これ以上答えのねぇ話なんか聞きたかねぇ!歌の安売りをするのもやめろぉぉぉ~~~っ!
日本から歌が消えていくぅぅぅ~~~…日本から言葉が消えていくぅぅぅ~~~… ハッ!ハぅぅぅ…
自らの言葉を紡ぐ歌い手たちがッ!群れを成して魂の歌を紡ぐならばッ!
俺たちは歌によって正しい道を見つけることができるのにぃぃぃ~~~!ウォォッアッ!
う~た~よ~の~こ~れ~!う~た~よ~!のこれぇぇぇ~~~ゥエアォォォッア~~~ッ!!
俺たちの東北!仙台!俺たちの九州!!熊本!そして福島も頑張ってんだ!
オリンピックもいいけどよ…若者の貧困ン!地域の過疎化ッ!どうするっッ…騙されねぇぜマスコミ!騙されねぇぜヒットチャートランキング!騙されねぇぜワイドショぉぉぉ~~~~っ!
ハァ!!ホワ~~~~ッ!!
ところで…けなげな少女の…瞳が……今日も銃弾に…撃ち抜かれていく…地に倒れた名も無い兵士はぁ~…母の名を叫んで死んだぁ~…
アジアの隅に追いやられてきたしなびきったこの島国でぇぇぇあ~~~~ぃ!!…屈辱の血ヘドを吐きながら今日も…俺達は歌うぅぅぅ~~~~… ウォォォオ~~~~アァッ!!!
固~い絆に~♪想いを~よ~せて~♪…(長文書き起こし乙自分)
前フリ長くてごめんなさい。文句があるなら、長渕さんに言ってください。FNS歌謡祭に言ってください。←こうやって敵を作っていくタイプ
(またわかる人にしかわからないネタぶこんでごめんなさい)
そしてまた守備範囲外のホームドラマ鑑賞です。またイヤミのひとつも言われそうです。観たい映画観るんのどこが悪いとや。(*-ω-)。ボソッ←こうやって敵を作っていくタイプ
正直に白状すると、長渕剛って人、苦手なんですよ。(“嫌い”とまでは言ってない)
その苦手な人主演の映画を何故かチョイスです。アマプラで「あなたの興味のありそうな作品」に挙がっていましたから。
冒頭の「ウォォォ~~~~!!マ~~イ!!!」も書きたかったし。
つい先日劇場で観てきた『変な家』と、なんだかタイトルが被っているし。“太陽”ってくらいだから、原爆での家屋大爆破シーンとかあるのかな?←ないない!
何よりも広末涼子ご出演ですし(*ˊᗜˋ)。もう散々叩かれまくって禊も済んでるんだから、いい加減復帰させたげてよ!
いかにも長渕さんが演じたがりそうな、人情味あふれる頑固オヤジが主人公の映画です。大工の棟梁・信吾役が結構サマになっていました。このたびはキックが似合う役じゃなくて。
そんな信吾の前にいきなり現れる広末涼子キターーーーーーー!!!(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾ダイスキー♡
本当に綺麗だなぁ(///ω///)♡
信吾、早速ヘラヘラチャラチャラとナンパです。(他人のことは言えません)リアル含めて、劇中でも妻帯者のくせに。ちくしょう。
一方広末さん演ずる芽衣は、生保レディーのシングルマザーです。長渕さん!代って!私と代って!ちくしょう!
「将を射んと欲すればまず馬を射よ」なの?信吾、まずは芽衣の息子・龍生を手懐けます。なかなかの策士。←言い方!
瑛太演ずる高史によれば、信吾は好みの女性には、滅法チャラい様子です。長渕許すまじ。
その長渕さんが信吾を演じてるんじゃなくて、長渕さんに信吾というキャラを寄せて作っているというふうに感じました。
何よりも、まず長渕剛ありき撮り方。なので、私はそこがちょっと馴染めなかったです。ちくしょう!の思いは別としても。
信吾というキャラクターに感情移入できなかったのではなくて、長渕剛にそれができませんでした。苦手だから。長渕さん、とことんごめんなさい。
信吾の優しさが、結局は押し付けがましい自己満足に見えたんですよ。いくら不器用な生き様だとしても、それはアカンでしょ!って思っちゃったの。
高史が劇中で吠える「全く!どこまでも身勝手で!わがままで!人のこと振り回してばっかで!女好きで!お調子モンで!!」が、そのまんま信吾を言い表せていました。
交錯するトラブルの中での血の繋がりのない家族再生の物語、ちょっとベタすぎじゃね?『ALWAYS 三丁目の夕日』や『ゴジラ-1.0』では、そういうのに感動したくせに。
そして芽衣が病気で、余命いくばくもないことが判明。このベタな展開も、ちょっと食傷気味です。
そういう芽衣一家についても家族再生の描き方だったので、二重にくどかったかなぁ。
まぁ、そこが本作のテーマだったんだろうけれど。安心して観ていられる反面、ベタな展開にちょっと白けちゃったのが本音。
物語に目新しい独自性が感じられませんでした。そういうの求めるお話じゃないのわかっていても。
安定の人情話は、私にはもうひとつだったかなぁ。情が薄いんかなぁ…私って。
それにしても長渕さん、本当にご自分のことが大好きなんだろうなぁ、と思っちゃったです。
身体を鍛えるシーンを入れるなんて、きっと長渕さんたってのリクエストだったのかな?とひねくれた見方をしてしまいました。だって、お話の筋とは全く無関係に挿入されるんだもの。あのシーン必要?
とは言え、長渕さんの大工のお仕事姿。きっと本物感を追求したくて、かなり特訓されたのだと思いました。見事な鉋捌きとかの大工仕事は素敵でした。
にしても…その腕前で芽衣と龍生の住む家を建ててあげる気になったのかが唐突すぎて。
ちょっと(///ω///)となったからと言ったって、出会ったばかりの親子に家一軒建ててあげようなんて常軌を逸しています。そこが理解不能。
まぁ、結局は旦那が面倒見るってことで一件落着するんですが。でなきゃ、マジで気色悪いです。←余計なこと言うなし
長渕さんファンにはたまらん作品だったことは容易に想像できるのですが。
先に述べた通りで、長渕さんが苦手なこと、ベタな人情話に食傷気味だったことで、私の胸には刺さらなかったかな。
じゃぁ、私が好きな大槻ケンヂが、こういう役をできるかって言えば、絶対に無理。あの人、お芝居の“お”の字もできなさそうだし、絶対にお身体も鍛えてなさそうだし。
長渕さんと、そのファンのみなさん、本当にごめんなさい。大槻さんファンの人たちも。←こうやって敵を作っていくタイプ
本作で気になったのは、カメラワーク。画面を斜めに撮ったり、POVっぽく揺れさせたりと、何かを狙っているのだと思いましたが、私にはその意図や効果がよくわかりませんでした。