ヒキタさん! ご懐妊ですよのレビュー・感想・評価
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面白かった!松重さんが最高。
誰かのコメントでみた”この年の差でも気持ち悪くないのは、男性が松重さんだから”
に、とっても共感しました!
年の差・不妊を題材にしていますので、見るまでは気持ちが重くなりそうだなと
思っていましたが、全然。
むしろ、ダメ金玉のヒキタさんへの愛情?が生まれちゃう感じでした。笑
奮闘する旦那さんの姿がいとしく、哀しかった。
そして、北川景子さんの父役 伊東四朗さん のリアルなこと。
娘を思う乱暴な口ぶりや素直になれないところ、
年の近い娘の旦那に暴言まがいなことを吐いてしまうところ、
自分の父の顔が浮かびました。
男性側が原因の不妊って世間ではあまり認知されていないようです。
ありきたりですがコメディタッチに描かれるこの作品で知識が広がればよいなと思いました。
結局のところ
何年もかけて子供が出来ない
それがどれほど辛いのかはわからない
けど、結局のところ
安定期まで待てずに欲求不満解消に走ったり
原因である旦那が誘惑に負けて深酒したり
そんな上で『俺は諦めない』はそれこそ理不尽じゃね?
と思ってしまうんだよなぁ
ようやく受精して即ラーメン屋ってのも知らない者としては違和感なんだよねぇ
たった1匹でいいのに。1匹でいい、1匹で・・
映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(細川徹監督)から。
ややもすると、暗い話になりがちな不妊治療のテーマを、
原作の作家ヒキタクニオさんが自身の体験をもとに綴ったから、
こうも楽しく、コメディ調にまとめられるんだな、と拍手した。
しかし、内容自体は厳しく、そう簡単には妊娠しないし、
予想以上にお金もかかる。
「不妊治療」に関することは、知識としては知っていたけど、
実情はこんなに大変だとは・・が私の率直な感想である。
今振り返ると、不妊治療している人たちの気持ちも考えず、
失礼な言葉を発していたかもしれない・・と猛反省した。
たった1匹の精子が、妻の卵子に辿り着き、受精するだけ。
そう、元気な精子は何匹もいらない・・という主人公が嘆いた
「たった1匹でいいのに。1匹でいい、1匹で・・」を
気になる一言に残すことにした。
この作品、コメディではあるけれど、不妊治療のバイブルとして、
子どもを欲しいという夫婦、そして2人を囲む人たちに、
観てもらうというのも、意識啓発になる気がするなぁ。
少なくとも私は、とても勉強になりました、はい。
子どもの顔が見てみたい。
子どもを持つことの大変さがわかる。
普通に子どもができると考える事もないけど。
浜田岳の避妊してたのにできちゃった。は誇らしげにみえる。
体外受精する事に。
何回も挑戦するもなかなかできない。
体外受精に成功しても途中でダメになることも。辛い😢思いが……。挫折しそうになる。
体外受精から顕微受精を勧められる。でも女性のからだの負担も大きい上に掛かる費用も高い。
そんな時、浜田岳に4人目の子どもが 気をつけてたんですけどね~。(笑い)
父親に子どもをつくることを反対されていたサチがヒキタさんの子どもが欲しい。と言った。
嫌われているサチの父から資金援助。(涙がほろり)💧 じわ~ と。やっとご懐妊。
たった一個の卵が分割はじめる。
産まれてくるまで安心できないけど無事にご懐妊できてよかった。満開の桜の下で抱きしめ合うふたりに感動。
女性側の気持ちをどれだけ想像できるかが肝
歳の差夫婦が数年間妊活に取り組む様子が描かれている。
松重豊も北川景子も好きだし、題材も観たかった作品。
夫ひきたさんと、妻さちが、共働きで最初は同居するパートナーのようなあっさりした暮らし方をしているが、子供の顔を見てみたいと思ったところから、チームとして動き出し、悲しい時も感情を吐露し支え合える夫婦として、かけがえのない絆を積み上げていく。親になる以前に夫婦として素晴らしい。
子供を持つ事はゴールではないし、産まれるまでも産まれてからも様々ありそうな事が予見される夫婦だが、きっと乗り越えていかれると思う。
原作も男性が描いているのだから全て男性目線で描かれているのは当然なのだが、元々口数少なく、限界まで抱え込んでから一気に感情を出すタイプのさちの気持ちを、観た人がどれだけ想像できるかが、この題材をどれだけ理解したかに繋がると思う。男性は職場で妊活について愚痴ったりできても、女性はいざ妊娠して安定期に入るまで、公にしない人が殆ど。それでも毎月毎月体調を管理し、妊娠に備えお酒も控え食事に気をつけ葉酸サプリを取り、体温を測り、月経リズム排卵リズムを把握し、生理と向き合い、モチベーションを維持しなければならない。通勤や仕事や家事もし、オンの時は平静を保ちながら。
それでも毎月毎月リセットされて、努力が実らない。
真剣に取り組むしっかり者タイプほどドツボにハマるのを周りで何件も見てきているから、さちはもろそのタイプに見受けられる。
パートナーが精神的にも含めて協力的でなきゃ、辛い事ばかり。ひきた夫婦の場合、それが数年。悲しい別れもしつつ。
世間一般の妊活と無縁の人の代表の声として、伊東四郎や濱田岳の役があり、彼らが、身近の人が取り組む姿を目前にする事により、見方が変わってくる様子も描かれていてよかった。
四季のある日本だからこそ、桜満開の時期が何度か過ぎてシーンごとの夫婦の心境の変化が際立つ。
北川景子のキレる演技が結構好き。
普段理解のある妻で、時々キレるから、ひきたさんもさちにはめっぽう弱いのだろう。
人工授精体外受精に賛否あるのはよくわかるが、少なくとも、それに踏み切ろうとする人々の心模様を理解はできる世の中になってほしいなと思う。
駄目金玉大臣(笑)
原作未読
映画化にもなった『凶気の桜』や『鳶がクルリと』のヒキタクニオ原作である
原作では45歳のはずだが映画のヒキタクニオはやけに老けている
演じている松重豊さんが今56だからだ
おそらく映画関係の偉い人たちが歳の差カップルを強調したかったのかもしれない
監督を責める人も多いが監督だけで何もかも決めているわけではないことくらい映画ファンならわかるはずだろう
監督が独断で決めたかもしれないが
それにしても56歳なら老化でもしかたがないよねと思えるが45歳なら「えー?もー?嘘でしょ?」と思えてしまう
だから僕的には原作と同じ歳くらいの大泉洋のほうが良かった
んー30過ぎたら老化かもしれない
NHKの所さんの番組で自分より年下の木村佳乃が老眼だと聞かされた時はショックだった
女の不妊だとコメディーにならないけど男の不妊だとコメディーになるんだね
僕個人は全然笑えないけど
周りは鼻で笑っている人が多かったので一般的には笑えるんだろう
最初はほのぼのとしていた
それなりに涙ぐましい努力をしているが心のどこかで人工授精をやっていればそのうち懐妊できるだろうと2人も気楽に構えていたはずだ
それでめでたく一度は妊娠はしたが途中で赤ちゃんはお腹の中で死んでしまった
身内にもいるし他人事じゃないしこれは大ショックだよ
ここからが涙涙の地獄である
つらく苦しい挑戦
こっちまでもらい泣きした
切実である
北川景子はそれなりに及第点に達している役者だと僕は思う
正統派の美人だし知的だし眉間が特に好きだ
しかしもう1ランク上の女優にはなれないものか
わざとらしいとまでは思わないが泣きのシーンはもっとうまくできるはずだ
恩師でもある森田芳光監督の葬儀ではあんな顔をくしゃくしゃにして泣いていたじゃないか
なぜあれを芝居に生かせない?
いまどき30過ぎの娘を殴る父親って世の中にいるのかな?しかもアル中のろくでなしじゃなくて社会的地位がある大学教授だ
いるんだろうな稀に
最後の丸ポーズは今年最高でとても美しい
読売球団の丸とか原監督がやっているのを見ると馬鹿じゃねーの?正気かよ?頭にぶつけられても文句言えねーぞと思うがヒキタ夫妻の丸ポーズはこっちまでほっこりした
土手の桜並木がとても綺麗だった
女子中学生の背負っているリュックサックを見てどこの田舎だよと思ったがロケ地は長野県塩尻の隣にある岡谷ってところらしい
なぜわざわざそこまで行ったのかよくわからないが
猫田直さん少し太ったかな
エンドクレジットのあとにおまけがあることを期待したがなかった
欲を言えば生まれた赤ちゃんを観たかった
互いに相手を慮っていることが伝わる佳作
50歳手前の作家ヒキタクニオ(松重豊)は、ひと回り以上も若い妻サチ(北川景子)とふたり暮らし。
子供など欲しくないと思っていたふたりだったが、ひょんなことから、やはり子供を作ろうと決断。
妻の基礎体温に基づいて、1年間タイミング法での妊活をしたがダメ。
産婦人科で診断を受けると、クニオの精子の運動率が20%という絶望的な数字がでてしまう・・・
といったところから始まる物語は、原作者の実体験に基づいている。
この手の実録映画は、まあ、いっちゃなんだが、映画としての出来栄えはそこそこのところで、可もなく不可もなしというのが通り相場。
この映画も・・・と侮っていると、意外にも面白かった!
そりゃまぁ、いくつかの難点はあるものの、基本的な部分が真面目なので、ちょっとしたくすぐりも、夫婦ふたりの生真面目さに赦しちゃう、って感じ。
ヒキタさんは自分の睾丸を「駄目金玉」と称し、担当編集者(濱田岳)が次から次へと相手を妊娠させるのを苦々しく思っているけれども、やれることはやる!とばかりに隊長の維持に努め、果ては民間療法でもなんでもやる。
とにかく、原因が男性側にある場合は(この場合は精子の運動率だが)、どうも薬事治療などはないようで、ここいらあたりは本当にもどかしい。
原因が自分にあるにもかかわらず、妻のサチがベッドに寝かされ、施術を受けるのをみて歯がゆく苦悩するあたりの描写が秀逸。
夫も妻も互いに相手のことを慮っていることが十二分に伝わる佳作といえます。
ただし、気になったのはヒキタさんのモノローグが多用されている点で、松重豊のモノローグといえば、どうしても『孤独のグルメ』を思い出していしまうので、これはあまりよくない演出だと思うのですが・・・
理不尽さに・・・
1回目のダメだった時、昔の自分が過ってしまいました。
お腹の中で育ってなくて流れてしまいました。
そんな時の女はホントは弱いものなんですよ。ヒキタさん(^^)
しかし、世の中、虐待等で子供を亡くしてしまう事件が多すぎます。そう思うとムカついた感情が湧きました。
なぜ子供が欲しい所には出来なくて、そうじゃなくてもいいような所には簡単に出来るんだろうって思い、改めて悔しく思えた作品でした。
命の尊さ、パートナーの大切さ
映画作品ではありきたりなんだけど、この作品を通して命の尊さやパートナーの大切さを改めて感じ、考えさせてくれた。要は素直に作品を目でみて心で感じる事ができる作品だ。
子供って確かに不思議だ。できる人はたくさんできるし、望まない人だっている。一方ヒキタ夫婦のように望んでいても何年もご懐妊するまでに時間を要し、その過程では挫折もしたり、まさに夫婦が共に乗り越える壁の一つなのだろう。
改めて今自分が健康に存在してる事に感謝の気持ちが芽生える。こうやって普通に生きていることがどんなに幸せか。そういう気持ちがあると今度は、今自分が出来ることをしたくなってくる。まさしくポジティブになれる作品だ。映画の基本であり原点でもある、映画作品を通して人間力が育まれるような作品だった。
予想外
タイトルの予想通りの内容でしたが、予想外に感動させられた映画でした。
結構泣ける。
作家で50歳前のヒキタクニオ/松重豊と、歳の離れた奥さんサチ/北川景子が子供を作るまでの物語。
タイトルがもうそのままオチになってるという映画なので当然そうならないといけないのですが、そこに至るまでの道のりが思っていたよりも長く険しかったです。
人間は女性も男性も当然加齢/老化してくると体調などの色々な状態が低下して子供が出来にくくなってきます。
妊娠し易くするために健康的な食生活、睡眠、運動などをしてもすぐに良くなるわけでもなく、どれだけやれば改善出来るのかも分かりません。
いやもうマジで大変。
出産が大変なのは言わずもがなですが、妊娠までの道のりがこんなに大変だとは思わなかった。
映画の中でも「これほど公平な事はない。どれだけ頑張っても出来ないとこには出来ないし、努力しなくても出来るとこには出来る。」とありましたが、欲しいと思っている人たちに出来ないのは辛いですね。
そして、ご懐妊になった時の感動たるや。
家族、仕事の仲間、病院の人たち、そりゃ泣けるよね。
もっとバラエティ色の強い映画だと思っていたのでこんなに泣かされるとは思いませんでした。
個人的に好きだったところは、6年頑張って子供が出来なかった夫婦が落ち込んで帰っていくシーンのあと、映画の終盤ではその二人が街中を楽しそうに話して歩いていくシーンがありました。子供の姿はなくても。
なので、必ずしも「子供が出来ないとダメ」と言っているわけではない映画だと思います。
あとヒキタさんが意外とダメ人間でした笑
採取と遠心分離とクラゲ。。
あんまり良く分からなかったけれど。
小説家はしんどそう。笑笑
クリエイティブな職業は大変そうなイメージで。
医者とのやりとりが少し痛い。笑笑
人間って動物なんだなと。
猿の群れとか。
ライオンの家族とか。
生物。
ちょっと興味はあるけれど。
まあまあまあ。
テーマは面白いかもと。
今時かなと。笑笑
そこそこの入りで。
笑いが起こったり。
ここでーーみたいな。
なんかハッピーエンドが良かったような。
予告編だとハッピーエンドと思ったけれど。
少し曖昧な感じで。
まあまあまあ。
つなぎつなぎ。笑笑
途中、肩が凝ったり、重くなったり。笑笑
良質な作品
テーマが取る人によってデリケートな内容のはずが、終わった後で前向きな気持ちにさせられた。序盤はコメディタッチに後半は幾度も遭遇する困難に夫婦がどう向き合い傷つきそれでも諦めずに問題に向かっていくのか。
これは、諦めた人も諦めなかった人も、結局は縁があって出会った夫婦がお互いの気持ちを大切にしてどう問題に取り組んで乗り越えていくかの方が大事なことだと気づかされる。
出来たから良かった、ではなく、出来なくてもどうするのか、しっかり見つめ直したい。
元気に生き抜いてほしい!
私の友人もこの大変な妊活をやって、結局授からなかった。
体外受精した受精卵を子宮に戻しても流産してしまってダメだった。
今は国から40歳まで助成金が出るらしい。
それにしても、この映画でも同じだが、毎日毎日頭の中は妊活の事、より良い体調を保つ為、病院通いも頻回で、何年も何年も頑張る。
そうしてやっと授かった宝物、どうか元気に生き抜いてほしいと願ってやみません。
女性の辛さはもちろんですが、男性の辛さも分かり、笑いもありましたが、涙も出ました。
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