イップ・マン 完結のレビュー・感想・評価
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欧米から虐げられる中国人の奮闘のゴリ押しで説教くさい
終始暗い雰囲気。欧米から虐げられる中国人の奮闘のゴリ押しで説教くさく感じてしまった。ラスボスも今までと比べると暑苦しい教官で印象薄い。
ワンの娘はイップマンに懐きすぎだし、イップマンの息子はガンと知ったら掌クルー。子供陣はあまり好きになれなかった。ストーリーやキャラなど総評すると、シリーズで1番微妙。
二回目の鑑賞の様だが、消されたのかなぁ? イップマンの映画には2つ...
二回目の鑑賞の様だが、消されたのかなぁ?
イップマンの映画には2つの流れがあるようだ。この映画は正伝と言えよう。
なぜ消されたか?
ブルース◯リ◯をディスったなぁ?
我慢して今回も見た。
また当時、どの様にコメントしたか、記憶ないが、今回もう一度見て、映画の技法だけを話す。
一つのアクションをカットを入れて繋ぐ。動画と言うよりも、写真を繋いでアクションを作る手法を取っている。まぁ、それも良いが、許される範囲なのか?
演舞の様にどうしても見えてしまう。ヌンチャクを使うブルース・リーはCGを使っていると思う。
その他も突っ込みどころは満載。
年老いた葉問
舞台がサンフランシスコにかわり、弟子のブルース・リーの出てくるなど新鮮なところも。しかし中華総会に挨拶に行き、色んな師匠から敵視される件などは、前作と流れは似てました。お祭りでの乱入で他の師匠がやられてく中、イップマンが無礼者を返り討ちにするシーン、特に痛快ですね。その他のストーリーは基本的に「やられたからやり返す」単純パターン。ひとえにイップマンの立ち振舞と戦いを見たい人には面白いでしょう。
最後の回想シーンで若かりし頃のイップマンを見ると、時の流れを感じます。(結局、癌で79で逝去したけど、じゃあこの時代設定は何歳の頃?まさか70代?と不思議が浮かびますが、、)
けっこうよかった
イップ・マンがあまりに達人でキャラが薄いためあまり好きなシリーズではなく、見てないのもあるのだけど、今回はけっこうおもしろかった。
海兵隊と移民局が同時に中国人に敵対するのがちぐはぐで構成がうまくない。また、海兵隊は空手を採用しているのだが、空手も日本の武道で、クンフーをそれほど敵視する意味が分からない。ボクシングとレスリングでクンフーと戦って欲しい。空手の先生よりも、空手担当の海兵隊の軍人の方が強い。
空手の先生が、偉そうにしているクンフーの達人たちをなぎ倒していく場面がすごくいい。おばちゃんが一番健闘していた。
息子がクンフーの師範になるのはけっこうなのだが、高校くらいはやっぱり出ていてほしいものだ。
イップマン、アメリカでも最強
「宇宙最強」と称されるドニー・イェンのヒット作イップマン最終作です。
ストーリーはいつものごとく中国プロバガンダのファンタジー。でも、そこは気にせず観るべきはカンフーアクションです!CG全盛の昨今の中で、たまに肉弾戦アクション映画を観ると熱くなります。あのパンチの連打とかホントにスゴい。よくあんなに手が動くもんだ。近年少なくなった王道カンフーアクション映画で、とにかくイップマン無双です。
ブルース・リーの出番が少なかったのは残念でした。ほぼyoutubeの予告にあったシーンで全部でしたし。上手かっただけにもっと活躍して欲しかったですね。最後の軍へのかちこみとか一緒に行って欲しかったなっと思いつつも、そうなるとイップマンが主役喰われちゃうし難しい所です。
そうそう、ラストの木人を叩くイップマンの姿は実際に撮影されていて、youtubeに上がっています。ブルース・リーのキックで人を椅子に座らせるシーンや指腕立て伏せも動画が残っています。お座りキックは色んな人にやってる動画があったんでブルース・リーの得意な技だったんでしょうね。
そういえば字幕で中国人がアメリカ人を「外国人」って呼んでいたのですが、そこは物凄く違和感を感じました。アメリカにいて中国人がアメリカ人を「外国人」と呼んでる?米国での「外国人」は中国人の方では?これは字幕の問題?中国語がわからないので、実際に何と言っていたのがはわからないのが悔しい所です。どなたかわかる方いらっしゃれば教えて下さい😣
理不尽な権力と戦い続けたイップ・マンの象徴的なストーリー
ほんっっとうに久々に映画館に鑑賞に行きました。やっぱり映画館で観るっていいですね♬
さて、イップ・マンシリーズ、第4作目ですが、まずシリーズ完結編としての感想です。カンフーアクション映画としては、過去3作の方がクオリティは高いと思います。ただ、理不尽な公権力に最後の最後まで「弱者の正義」として抗い続けたイップ・マンという人物、その生涯を象徴するストーリーだったと思います。この物語をオンタイムで鑑賞できたことは、幸運なことだと感じています。最後の走馬灯はズルいですねぇ(笑)イップさんの遺影を前に、今までの過去の話を思い出してたところに、まさにその映像が白黒で。。もう涙を止めることはできませんでした。。。
と、シリーズを通しての感想は一旦おいてこの作品単体での感想ですが、いくつか心の中で引っかかることがあったんですが、一番極太に気になってたこと。空手は、アメリカの武術じゃないですよ・・。「黄色い猿の武術をぶっ倒す!」と、白人が別の黄色い猿の武術で戦う・・。この矛盾がどうしても受け入れられず、ずっとやきもきしてました。ラスボスのバートンが純粋にマーシャルアーツの使い手だったので、まだそこは救いでした。
あと、カンフーアクションにも、今までの作品になかった偽物感が少し。。ワイヤーで吊られてるようなシーンがちらほら見えて、おや?となりした。まあ、ドニーさんもそれなりのお年ですから、今までの同じようにバリバリにとはいかないのかもしれませんね。。
そして、これは史実への疑問でもあるんですが、イップ・マンとブルース・リー、同じ流派?と思ってしまうぐらいファイティングスタイルが違いますよね。短い拳打を無数に繰り出すイップ・マンと、重い一撃を数回見舞うブルース・リーと、詠春拳っていうのは、スタイルの幅が大きい流派なんでしょうかね。そういえば、本物のブルース・リーって手数が多かった印象が。。(笑)
と、なんだかんだ言ってきましたが、
・浅知識で中国版ラジオ体操ぐらいにしか考えてなかった太極拳の本気の拳法として強さ、
・かつて、少林サッカーでブルース・リーっぽいゴールキーパーとして出演していたチャン・クォックワンが正真正銘ブルース・リー役でと本物と見紛うぐらいのアクション、
・バートンのマーシャルアーツのパワー、迫力、
・ご存知イップさんの詠春拳
と見どころは多かったです。最後のイップ・マンvsバートンの戦いはまさに死闘でした。あくまで、過去作が良すぎただけに、というところですね。。
アドレナリンが止まらなかった
大和魂ならぬ華人魂?を感じた。これを日本人に置き換えたら愛国心が揺さぶられること間違いなし、と思いながら観た。うるおぼえだけど、これまでは多くの格闘シーンでは寸止めに抑えていた技にイップマンの優しさを感じていたけど、本作のラストでは容赦なく寸止めなしで喰らわしたシーンには奥底に秘めた狂気を感じた。ラストに相応しい演出だった。それを盛り上げる音楽も良かった。
前作まではオンラインで視聴済。イップスみたいな間抜けなタイトルだったから何となく観ることを敬遠していた自分が恥ずかしい。
実はブルース・リーが・・!
カンフー映画を観たはずですが、(笑)
タイムリーな話題(と言うか、連綿と続く人種問題)
が、過去作以上に色濃く、演出されているように思います。
難しい話ではあるのですが、個人の感想として、作品を通して人種問題が、やはり中国人目線で描かれているのです。(まあ、中国映画だしね。)
言い方悪いし、反論もあるかと思いますが
イップマン全作品を通してこの問題は、明確な憎まれ役・敵役を分かり易く演出する為に使われているだけだと思います。本当の意味では扱われていないかと。
(ちゃんと扱ったらカンフーアクション映画にならないしね。)
問題提起する感覚で観る程度です。
個人的に??となったのは、邪推かも知れませんが、アメリカ海兵隊を通じて空手最強!(日本武術)カンフーはダメ!(中国武術)的な演出が強い?
そう言う意味では、今回登場した、ブルース・リーが一番偏見無い立ち位置にいるかと。空手・ボクシングの要素を取り入れたジークンドーを人種関係なく広めようとしている。(実際は、ハリウッドに幻滅して香港に戻り「ドラゴンへの道」や「怒りの鉄拳」で認められる皮肉)
堅苦しい事書いてしまいましたが、やっぱりイップマン最高!(笑)
全体通して、イップマンだけでなく他の俳優のアクションも最高。特に太極拳のワン・ゾンホア役の方初めて知りましたが、凄いですね。
ブルース・リー役は方は「少林サッカー」から、ブルース・リー役ばっかり(笑)でもアクションも良いです。
只、今回は、正統派カンフーアクションで、「継承」と時より武器やら異種格闘的なものは少なく地味?かな。
ブルース・リーへのオマージュと言わんばかりに路地裏アクション!
過去作知っているとクスっとしてしまう負けると場所のせいにするロー師匠。
やっぱりカンフー映画は、良いですねー(笑)
Uncle Ip, you name it! 最終章に相応しい映画
舞台は1964年サンフランシスコ。
Master Ip, as I've told you before,
you have no clue as you don't live here.
Let me tell you.
We live here.
映画を見終わって始めに思ったことは、よくぞこの内容で映画にできたなと思えること...イップマンのチャンパオのアメリカでの違和感といい、奇想天外な内容に香港映画界はアメリカのマーケットなど端から相手にしていないということか?それもUS Marinesを敵役に選ぶなんて大胆な...しかし中国映画としては過去5年間で3番目の興行収入を北米で上げている...それはなぜか?
4th Dan Black Belt in Kyokuten Karate....極天空手って?
And I'm here to show you yellow bitches
the taste of real combat.
Fight me with your Hokey Pokey Kung Fu.....I dare you.
いつもの悪役の人の台詞がいやらしい。
The door won't fight back. But I will.
どこかで聞いたいつもの言葉...子供の頃よりブルース・リーに憧れ、過去のイップマンの作品でもブルース・リーの役をこなしていたチャン・クォックワン。今回もかなりいい仕事をしていて見ていてもご存じの台詞もきっちりと放っている。
何と言っても通称:”Gunny” こと一等軍曹役にイギリスのマーシャルアーツ俳優と言えばこの人、最後の敵役としてドニー・イェンに引けを取らないスコット・アドキンスがひげをそり落して嫌われ者の鬼軍曹を好演している。
No rules. You fight till you drop.
2008年のイップマンと今作の最終章は、アクション監督が、サモ・ハン・キンポーから「キルビル(2003)」と次の年の「キルビル2」のアクション監督のユエン・ウーピンに変わっているので、ハリウッド色が加味されているのかエンターティメント性が付け加えられているように感じるし、撮影場所は舞台のアメリカではなく、前出のスコット・アトキンスのいるイギリスで撮影されている....彼は器用なのかアメリカ英語をすんなりと話している。
アメリカに住む中国の方々の苦しい社会的立場や本国に帰れと言い放つティーン女子がいたりと香港から来たイップマンに対してもコミュニティから阻害してと...話自体の進行具合がとても飲み込みやすい演出をされているのでアレヨ、アレヨと話が進んでいくのでサクッと見ることが出来たカンフー映画で、もちろんのこと格闘シーンは文句のつけようがない...ただ一言付け加えるならアメリカ人の設定の方たちの演技は少し何とかしてほしかった。
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