イップ・マン 完結のレビュー・感想・評価
全67件中、61~67件目を表示
ありがとうイップ師匠、ありがとうドニー・イェン
ありがとうイップ師匠 --- 本作の魅力とはひとえに詠春拳(vs 他武術)による超絶カンフーアクションによるものだけでなく、ドニー・イェンさんの懐の深さが滲み出たような人柄と入魂っぷりによるものだと再確認する感動大満足のフィナーレだった。そして祝・スコット・アドキンス大役 = ラスボス抜擢! ハートマン軍曹と敵対する"ハートマン軍曹"(『フルメタル・ジャケット』)状態? また陳國坤(チャン・クォックワン、ダニー・チャン)演じるブルース・リーの板についたノリノリさにはもっと磨きがかかっているようで、正直もっと見たくなった! その様は、作品自体はもちろん最高もさいこうだったけど、例えば去年の『ワンハリ』でのブルース・リーの扱いに複雑な心境やもっとハッキリと怒りを感じた人にこそ見てほしい。そして更にヴァンダ・マーグラフ(Vanda Margraf)演じるルオナンが可愛すぎる! しっかりと次の世代への橋がかかっていく、木人での鍛錬と共に。
世の中の不正に立ち向かう。例えばマックス・チャンを主人公にしたスピンオフ前作『マスターZ』(快作!!)はその豪華キャストから繰り出される怒涛にアツい対戦カードの数々でアクション特盛の美味しさがあったし、実際めちゃくちゃ面白かった。それに対して本作は本筋3作の歴史と、また各作品内での流れ・展開をしっかりと汲んだものになっていて、感情面でも大いに満たされる。もちろんずっと大差なかったけど原点に立ち返るようなストーリーライン。やはりアクションを軸に据えてはいるから、脚本だけ見ると要所要所少しツッコミどころを感じないわけではなかったけど、それはそれで、それらが実に見事なアクションを通して一本になった時にかくも素晴らしい仕上がりになるかと何度見ても体験しても毎度唸らされてしまう。これはハリウッドはじめ昨今の3作品で1シリーズでなく4作モノとして記憶されるべき見事なシリーズで、充実の大河ドラマ兼"最も応援してしまう"(露骨に外敵設け愛国心煽る)右翼映画。お見事、素晴らしや、エモすぎた
今年映画館鑑賞34本目?
終わってさみしい
イップマンが大好きになったのに、終わってしまって悲しい。本当に「さよなら」だとは思ってなかった。でも、若い二人はこれから、出会うことがあるかどうかわからないけれど、強く、自信を持って生きていってほしい。4作通して、イップマンの柔軟な考え方がとても好きです。でも、4作通していつも思ったのは、対決するとき、なんですぐに家の中とかで闘って、調度品とか家具とかメチャクチャにするんだろう?道場とかに行かないと、どんなにお金持ちでも大変だろうに。イップマン序章の時に、奥さんが、壊さないで!と言ってた気持ち、よくわかる。
「撮影しなさい」の言葉に、涙が止まらなかった。「写真撮りましょう」の奥さんの思いをバトンタッチして息子に渡したんだろうか。黙々と動くイップマンの姿は美しかった。
革靴・大仰な表情・攻撃的・男女ともあまり美しくなく見える・知的でなく見える白人アメリカ人 vs 布の靴・沈着冷静・同胞思い・男女とも美しく見える・大袈裟でなく静かな表情の中国人、というのは、わかっちゃいるけど紋切り型で、ちょっとつらかった。だから、今の香港のことを、この映画制作に関わった人達は、どう思っているのか知りたい。
どういう経緯で空手が米軍に浸透したんだろう?空手が何だか醜い格闘技に見えた。日本の格闘技のこと、あまり知らないけれど(「闘わずして勝つ!」の柔道の嘉納治五郎のことを「いだてん」で初めて知った位だから)。
人が座らない座席に、イップマンの写真があって嬉しかった。みんな、写真撮ってた。
ドニー“葉問”イェン、これにて終幕
ドニー・イェン先生の当たり役シリーズもついにこれで完結。
実際はほぼ交流のなかったブルース・リーとのエピソードを膨らませ、それでいてしっかりとリーの映画をオマージュしたりと、ドニー先生の忖度がしっかり効いている。
今回も人種差別・偏見との闘いが主軸になっているが、最終作でそれを全開にした印象。そのため、あらすじの求心力はいささか弱く、その点では『継承』の方が優れている。
何人かのアメリカ人俳優が、妙にオーバーアクトなのも気になった。
でも、これでドニー“葉問”イェンが見納めということを鑑みれば、やはり分かりやすい勧善懲悪で締めくくるのがベストというもの。
早く大塚芳忠による吹き替え版が観たい。
他のキャストにも触れておくと、スコット・アドキンスはメジャーな映画だとどうしても悪役が多いのが悲しい。彼のアクションは一級品なので、もっと彼主役の映画が量産されてほしいもの。
あと、中華総会のワン会長の娘が可愛かった。ちょっとますだおかだの岡田の娘に似てたけど。
やはり集大成は前作3
台湾にて一足先に観賞。
前作「イップマン3(イップマン 継承)」は武器を使った豪華なアクションシーンをはじめ、一作目から始まったイップマンの家族や国とのドラマにも一区切りという、イップマンシリーズの集大成だったと感じている。
本作は父親としての最後の一仕事として香港を離れアメリカへ渡ったイップマンが、ついでに現地の揉め事を解決するといった内容。
ブルース・リーのサービスシーンは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でブルース・リーの扱いに不満を持ったキッズ達への見事なフォローになっている笑
イップマンシリーズは良くも悪くも全て同じようなストーリーラインで作っている。故に期待を裏切らない。
今時珍しいカンフー映画の王道中の王道だと思っていて大好きなシリーズだった。そんな映画が完結してしまうのは寂しい。
Uncle Ip, you name it! 最終章に相応しい映画
舞台は1964年サンフランシスコ。
Master Ip, as I've told you before,
you have no clue as you don't live here.
Let me tell you.
We live here.
映画を見終わって始めに思ったことは、よくぞこの内容で映画にできたなと思えること...イップマンのチャンパオのアメリカでの違和感といい、奇想天外な内容に香港映画界はアメリカのマーケットなど端から相手にしていないということか?それもUS Marinesを敵役に選ぶなんて大胆な...しかし中国映画としては過去5年間で3番目の興行収入を北米で上げている...それはなぜか?
4th Dan Black Belt in Kyokuten Karate....極天空手って?
And I'm here to show you yellow bitches
the taste of real combat.
Fight me with your Hokey Pokey Kung Fu.....I dare you.
いつもの悪役の人の台詞がいやらしい。
The door won't fight back. But I will.
どこかで聞いたいつもの言葉...子供の頃よりブルース・リーに憧れ、過去のイップマンの作品でもブルース・リーの役をこなしていたチャン・クォックワン。今回もかなりいい仕事をしていて見ていてもご存じの台詞もきっちりと放っている。
何と言っても通称:”Gunny” こと一等軍曹役にイギリスのマーシャルアーツ俳優と言えばこの人、最後の敵役としてドニー・イェンに引けを取らないスコット・アドキンスがひげをそり落して嫌われ者の鬼軍曹を好演している。
No rules. You fight till you drop.
2008年のイップマンと今作の最終章は、アクション監督が、サモ・ハン・キンポーから「キルビル(2003)」と次の年の「キルビル2」のアクション監督のユエン・ウーピンに変わっているので、ハリウッド色が加味されているのかエンターティメント性が付け加えられているように感じるし、撮影場所は舞台のアメリカではなく、前出のスコット・アトキンスのいるイギリスで撮影されている....彼は器用なのかアメリカ英語をすんなりと話している。
アメリカに住む中国の方々の苦しい社会的立場や本国に帰れと言い放つティーン女子がいたりと香港から来たイップマンに対してもコミュニティから阻害してと...話自体の進行具合がとても飲み込みやすい演出をされているのでアレヨ、アレヨと話が進んでいくのでサクッと見ることが出来たカンフー映画で、もちろんのこと格闘シーンは文句のつけようがない...ただ一言付け加えるならアメリカ人の設定の方たちの演技は少し何とかしてほしかった。
全67件中、61~67件目を表示