「2時間では難しい」鹿の王 ユナと約束の旅 notosanさんの映画レビュー(感想・評価)
2時間では難しい
一冊の小説でも、映画(2時間)にするのは難しいのに、小説の鹿の王は全4冊。壮大なストーリーに複雑な人間関係を巧妙に紐付けた作品なだけに、映画化はやはり難しかった。前編後編と4時間にしても無理だろう。
また、説明を端折りすぎていて、小説を読んでいないひとは、どれだけ理解ができたのだろうか。と思った。
そして小説では、最後を読者の想像に任せるような終わらせ方をしているのだが、映画のエンディングロールの最後にはその一部が表現されてしまっていて、原作ファンはあれをみてどう感じたのかなぁ。少なくとも私はがっかりというか答えを出されたことに憤りを感じた。
難しいことは理解していても、原作の素晴らしさに映画への期待も(度重なる延期もあり)高まってしまっていただけに残念でならない。
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