ロケットマンのレビュー・感想・評価
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エルトンとミュージカルの相性が抜群
開始数分で完全に映画に引き込まれました!
まるでジェットコースターの様に涙とユーモアで進むストーリー展開は、最後まで全く飽きさせず、エルトンの暗い側面をミュージカルで表現したのが最高にマッチしていて良かった。
エルトンという人間性とミュージカルのコミカルさってすごく合っているなと感動。
贅沢を言うと、最後の締め方がちょっと弱かったかなぁと。
ボヘミアンラプソディーと同じ監督と後で知り、これまたビックリ。
個人的にボヘミアンの方は駄作…とまでいかずとも、かなり微妙でした。
同じ監督でここまで違うテイストの物になるのは脚本家も関係するのかなな…?
エルトンについては、ある程度知識あり(でも曲は好みではない)状態で鑑賞しましたが、彼について全く知らない人が見ても映画として楽しめる作品だと思います。
私はクイーンより好き!
がっつり寝てる人いた
この映画を見た身近な人の感想が揃って「・・・うーん」と歯切れの悪い理由はわかった(笑)。ボヘミアンラプソディみたいに手ぶら(予習なし)で観に行ってもそれなりに楽しめる作品ではないと思う。かと言ってある程度エルトンについて知ってる立場から見ても、若い頃から天才でゲイでハゲで味噌っ歯なのは特に映画から得られる新しい情報でもないし、それを特別感動的に描いているとも思えない。ただこの映画で得たものもあって、”黄色いレンガ道”だとか”すべて失うことは自分に太陽が落ちてくるようだ”とか考えても何が言いたいのかさっぱり意味の分からない有名な歌詞はやっぱり大した意味はなかったということ。昔よく比較されたビリージョエルなんかはもっと我々に身近な情景を描いていて、好き嫌いはともかく何が言いたいのかわからないってことはなかった。「俳優が吹き替え使わずに自分で歌ってる」とか、そんなものは映画を観る客にとってはどうでも良いことで、製作者はもっとわかりやすいカタルシスを体験させる努力をすべきだと思う。レイトショーのせいかがっつり寝てる人いたし(笑)。ただMTVとしてみれば普通に楽しいし、クソ映画なんてことはないのでエルトンファンなら心配無用。ミュージカル映画が苦手な人、エルトンジョンについて何も知らない人には辛いんじゃないかなあ?
エルトン・ジョンの孤独と希望
エルトン・ジョンを好きな知人と共に鑑賞。
キングスマンのエグジー(タロン・エガートン)がエルトン・ジョンを演じたということ、ゴールデンサークルでの共演を機に親交を深めてとの話題もあり興味を持ったので映画館へ。
父にハグもしてもらえず拒絶され続けた生い立ち
母ともまた良き理解者とは言い難い関係性。
アーティストとしての成功・名声の影に隠された孤独と苦悩。
絶望からの起死回生…。
親友バーニーとのすれ違いを経ての邂逅に希望の光を見る。
子ども時代の彼を自身でハグできた時、一番欲しかったものがGIFTとして手に入り出す…。
人生において何がきっかけになるのか、
そもそも求めるかどうかも人それぞれかもしれないけど
それを欲しいと欲する人には大きなヒントになる作品かなと思う。
エルトン・ジョンのCD、こんどじっくり聴き直そうと思う。
それとエグジーことタロン・エガートンの成長っぷりにじんわりきた。
最近の映画では一番かも
タロン、才能爆発
シネコンでかかる映画じゃない。
【メモ】
自分を認め、受け入れ、愛す。
自分を神童と崇める祖母も、
自分を卑下する母も、
金儲けの道具で愛してくれない愛人も要らない。
暗闇を一緒に歩いてくれる友と、”私は私”だと思える心があれば。
どこかのメンバーとは大違い()
シネコンでかかるタイプの映画じゃない。
「ボヘミアン・ラプソディ」と比べられ、
不当な評価をされないといいが。
本当にこんな風に産み出されていたとしたら
有り余るほどある有名曲をストーリーの中で、どう使えるかが肝になるところだけど、それぞれちゃんと意味があってしっくりきてた。
Your Song誕生の瞬間はありふれた日常の中の非日常を切なく切り取っていたし、Tiny Dancerはなるほどそういう解釈もできたのかと思えたし、Rocket Manは極限の状態で産み出された様がありありと伺えたし、それらが例え真実ではなくても素晴らしかった。
少年期に愛されなかった過去から逃れられず、成功と破滅の狭間でバランスを崩していくあたりは、スターの苦悩としてありがちかとは思うが、再生に向けて1枚ずつ着飾った皮を脱ぎ捨てて行く様が丁寧に描かれていたと思う。
単純にミュージカル映画としても堪能できる作品。
Your song のエピソード
エルトンジョンの歌で口ずさめるのはYour songぐらいのレベルで見に行ったが、まさにその歌の誕生部分にグッときた!
この歌の誕生の背景にあんなエピソードがあったとは。今まで以上に優しく素敵に聴こえてくる。それを知れただけでも見た甲斐あり。
エルトンジョンの世界観を映像にした様な映画。PTAに監督させてみたい
エルトンジョンってこんな苦悩抱いてたんだぁって、僕みたいな知らない人には良い伝記映画だと思う。ファンからは彼の世界観を映像にした様な映画で楽しめると思う。
ただ一本の映画として中途半端だった気がした。
ミュージカルパートであんまりワクワクしない。多分演出と映像がすごい平凡なんだと思う。「ボヘミアン・ラプソディ」の監督というのが売り込みだが、ボヘミアンは元はブライアン・シンガーが監督していたが降板、代打監督になったデクスター・フレッチャーが今作の監督になった。
フレッチャーは良くも悪くもクセが無いのだろう。今作の演出でそこまで際立ったものがなかった。どちらかというとちょっと臭い気がした。
個人的にはミュージカルパートがエルトンのドラマを薄めてる気もした。ずっとハイテンションだからライブシーンとか映画のハイライトにあまりグッとこない。ボヘミアンでのラストのLIVE AIDの様なカタルシスを感じたかった。
役者陣はとても良かった。時折エルトンかと錯覚してしまう。
可もなく不可もない誰もが観れる映画。ポールトーマスアンダーソンに監督させたら面白そうだった
公開時期の問題?
「エルトンワールド」
こっちは、泣ける
同じ監督だし「ボヘミアン・ラプソディ」と比べてしまったり、ラミ・マレックほどではないにしてもタロン・エガートンもそれほど似てないな、どこが違うんだ?とか、「リトル・ダンサー」の子がこんなに大人になったのかーとか思ったり、邪念だらけで観てたけど、でも最後は泣けた。
一方で、そのつもりはないのかもしれないが、今くるよ師匠並みの衣装やサングラスで笑わせてくれる。
内容としてはエルトン・ジョンの人生を用いて、愛情を求め続けた人間を描いたと言え、ミュージシャンとしての彼をよく知らなくても(日本ではクイーンほど有名ではないと思われる…)、映画として楽しめると思う。
バーニーが良いヤツ!「Your Song」誕生の瞬間も感動。
ボヘミアンラプソディーとは違うけど・・☆
公開前から、ボヘミアンラプソディーと比較されていたような作品でしたが、
同じように、ミュージシャンの孤独を描きながらも、シチュエーションも
それに至るアプローチもまったく異なる作品です。
まず、タロン・エガートンの吹き替えなしと言われている歌が素晴らしく、
年代に応じての体形の変化でも見せてくれます。
歌われる名曲の数々。
エルトン・ジョンを知らなくても、どこかで耳にしたことのある方が
多いのでは・・。
フィクションと分かっていても、「Your Song」の誕生を思わせるシーンには
感動してしまいました。
個人的には、バーニー役のジェイミー・ベルとのエピソードが好きでした。
「愛している、違う意味で・・」というセリフには、心打たれます。
ただ、ボヘミアンラプソディーは、ラストの21分間のライブを含め
クイーンを知らなくても、音楽を好きな人々全てに感動を与えられたかも
しれませんが、この映画は もう少しコアな人達向けかもしれません。
例えば、全盛期のエルトン・ジョンと時代を共有できる人(概ね、年配の方に
なるかもしれませんが・)の方が もしかしたらもっと切実に感動が
味わえるかもとも思いました。
いずれにしても、ミュージカル仕立てにはなっていましたが、物語のテンポも
良くて面白かったです。
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