ロケットマンのレビュー・感想・評価
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タロンエガートン
の唄を聞いただけでも満足。キングスマンなのに唄もしっかり唄えるんだ、と。うまい。エルトンジョンの半生だけどお話は大スターにありがちな上って下ってな人生そのまんま。強烈な親にはビックリだけど。ミュージカルとしてみても楽しめたかな。
カオスっ
116本目。
YOUR SONGをピアノ弾きながら歌ってる、あとはホモって事位しか知らない。
だからね、ちょっと驚きでもあった。
色んなモノが詰めこんで、カオスだったりで、YOUR SONGで泣きそうになる。
テイト・ドノバンが出てたけど、声聞かなきゃ分からなかったな。
派手なイメージより内向的な作品で、しんみり出来ます。
子供を顧みない両親の元で育った歌と作曲に天才的なエルトン・ジョン少年が、作詞の天才の友人バーニーと組みブレイクしていく。
そして成功に共に同性愛者の孤独を深めてくエルトンは、酒と麻薬に溺れていく。
歌い踊る派手なミュージカル場面も多数あり、大観衆の中でのコンサートのシーンもあるが、とても内向的な作品。
麻薬や同性愛の描写も結構なパンチ力あり。
エルトンを演じた主演俳優のタロン・エガートンの踊りと演技と歌いぷりは、凄いので、何らか受賞を受けると思う。
名曲誕生秘話や爽快な成り上がりサクセスストーリーを期待すると、若干肩透かしかもしれないが、エルトン・ジョンの苦悩に寄り添えることで、共感して観れると思う。
まだ本人が生きているので、現状はハッピーだと言える。
愛を求めて
エルトン・ジョンをそんなに知らなかったけど、これを機に聴いてみようと思いました。エルトンの孤独感が半端なく伝わってきます。愛を求めていた苦悩の人生が描かれていて良かったです。もう一度見に行こう。
愛を求めるから孤独になる(その短いガウンは止めろ)
中学生の頃、興味があって英詩の和訳をすることが多かった。中学生の英語理解なので笑っちゃう和訳だったとは思うけど。対象はロックの歌詞です。「レコードのブックレット」に訳が付いていないアーティストの。YesとかEL&PとかBowieとかBrian Ferry、その他もろもろ。ある日、浜辺美波似の超絶美少女(妹同級生)が「お兄ちゃん、これ訳して」と持って来たのが「Yoursong」。実際のところ持って来たのは取次役の妹で、「10分で訳せ。そんくらいしか能ねぇだろ、お前」と命令されたんすけどね。
「こんなん、和訳出回ってるやん」と思いながら、改めて原詩を見て、えらくシンミリしてしまう。「モテない男が女の子に曲を捧げる歌」にしか読めなくて。なんか、身につまされるし。屋根の上で苔を蹴るとか、暗いな、オイオイオイ。ま、地べたでボール蹴ってるサッカー部中学生♂の心に滲みる詩じゃ無かった。いい曲なのに、歌詞は「ちょいショボでありきたりな感じ」と言う印象が心に刻み込まれました。
今、この年齢になって改めて、噛みしめる様に、英詩を読んでます。単純な恋の歌じゃないって判るのに、何十年かかってんだろ、俺。大好きだと思える誰かが、そこに居るだけで感じられるシアワセを、ゆっくりと口ずさむ男の孤独の歌なんですね。
愛の無い家に育ち、愛を求め続けるエルトン。ロケットマンは、皆んなから離れた孤独な場所で、命を燃やし尽くそうとする男の歌。孤独で、誰からも愛されていない音楽家多過ぎ問題は置いといて。
三吉彩花のアレがミュージカルなら、この映画は立派にミュージカル。特に前半戦。「土曜の夜は僕の生きがい」が最高!インド人ですやん、インド映画ですやん!そう言えば、レスターとかインド人街あるらしいし。
「ダニエル」は二小節でボツ。「イエス・イッツ・ミー」は登場せず。そこが、ちょっとだけ残念だったのと、ズボンは履いてて欲しかったよね、Yoursong の場面!
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追記
青春ものが好き・音楽が好き・ミュージカルが大好きなので、この映画を嫌う要素は無いんですが、さすがに去年フレディー・マーキュリーの物語を見ているだけに、「ストーリーの既視感」は問題でした。エルトンとフレディー、生き方も人間としての再生の仕方も、ほとんど同じじゃないですか。エルトンもライブエイド@ウェンブリーに出てるし。
ミュージカル的な仕立ての前半戦は正解だったと思います。全盛期のエルトン・メドレーを踊りを混ぜて十分に堪能してもらった後で、ロケットマンのドラマをゴリゴリゴリ。前半戦から普通にドラマをやられてたら、後半の辛さに耐えられなかった気がしますし、ボヘミアンとの類似性を薄めることも出来なかったと思う。
エルトンは存命。ツアーからは引退するそうですが曲は書けますよね。作曲は続けて欲しい。また、Yoursongを「僕の歌は君の歌」と訳した、いや、こいつは歴史的に素晴らしい邦題だって思うんですけど、こんなセンスが最近失われている気がして寂しいです。
偉大なアーティストの楽曲で彩る素晴らしきミュージカル映画
エルトン・ジョンは超有名曲しか知らない素人ですが、彼の圧倒的な才能と素晴らしい楽曲をたっぷり堪能できる歌・ダンス盛りだくさんの本作を、心から楽しむことができました。そして、あのド派手なコスチュームの裏にある、彼の孤独や苦しみに胸が締め付けられ、苦しい心情を吐露した直後に満面の笑顔でパフォーマンスする姿は、本当に観ていて苦しかったです…。そして彼と二人三脚で歩んできたバーニーの優しさが素敵でした。
エルトン・ジョンという偉大なアーティストの苦しみや葛藤、生い立ちなど、知られざる一面を描く一方で、タロン・エガートンの素晴らしい歌唱力と再現っぷりで魅せる歌唱シーンはどれも素晴らしく、ミュージカル映画としてもしっかり楽しめます。「土曜の夜は僕の生きがい」を遊園地で歌い踊りまくるのは最高にテンションが上がるし、「Your Song」の生まれる瞬間には涙が溢れました。改めて、素晴らしい曲だなぁと沁みます。
ミュージカル映画ってやっぱりいいなと思える良い映画でした!
エルトンジョンのコアなファンなら楽しめる
基本的にミュージカルやライブのシーンが多く、ヒューマンドラマは全体の半分くらいか。エルトンジョンのコアなファンなら楽しめると思うが、自分はそこまでファンという訳ではないし、同性愛の話題も多いので、感動までは至らなかった。ボヘミアンラプソディとはやや構成が異なるので、比較にはならないかもしれないが二番煎じという感じが少ししました。
曲(歌詞)に魅力を感じるなら。
前知識なしに、代表曲数曲だけを聴いてから視聴しました。
主演役の演技、個々の場面の完成度が高く、伝記映画としては素晴らしかったです。
ただセクシュアリティや家族関係のテーマが重く扱い辛いからか、
エンターテイメントとしての軸がミュージカルに寄りすぎている感があります。
歌詞含め曲に興味を引かれないと、内容が薄く思えるかもしれません。
ユアソングやダニエル始め、私は好きでした。
2019-76
My gift is my song.
観客は私の親世代が多め。
Queen大好き親のおかげで、エルトンのことは「エルトンバージョンの『The show must go on』も魂の叫びが素晴らしい」のと、「It's a little bit funny~の歌い出しは聞いたことある」、「インコみたいな衣装や派手なサングラス」の3つだけ知ってます。てかそれしか知らない。
なので、『ボヘミアン・ラプソディ』のように劇中の曲を全て知ってるし、曲が生まれた瞬間やPVの再現等でファン感覚のうきうきというのは残念ながらありませんでしたが、
エルトンに寄り添って深い時間を過ごしました。
タロン・エガちゃんの代表作になるでしょうね。歌やパフォーマンスもさることながら、笑顔の奥にある寂しさ、孤独が印象的。
作品としては、かなりミュージカル要素が強く、主役だけでなく主要キャストほぼ全員が歌に参加してるところも面白い。
素敵な友情を見せてくれたバーニー役ジェイミー・ベルと、不思議な(すみません。いい日本語が見つかりません)母親を演じたブライス姉さんの、年を取る事に声も年老いてく演技もすごいわ。
物語は、エルトンが抱える「誰からも愛されない」という孤独にヒューチャーしている印象。
あんなに素晴らしい音楽の才能があるのに、と一般人は安易に思ってしまいますけど、Sirだって一人の人間なのです。
傷ついて育って、音楽に身を委ねて、その音楽を通じて知り合った人たちとの出会い別れを経て...
『キングスマン ゴールデンサークル』でそんな思いを、きっとそこまで言葉にせずともエルトンはタロンに伝えてたのかなぁ、と。
伝説のミュージシャンってほんと人間臭いよね。
だからこそ素晴らしい音楽を生み出してくれるんだろうなぁ。
いやぁもうこうなったら、次はジョージ・マイケル待ちです。
Sir、あなたの曲たちは素晴らしい贈り物です。
愛さればかやろー
ミュージシャンの伝記的映画って、なんでストーリーが同じなんだろう。
「ボヘミアン…」はもとより、「エリック・クラプトン 12小節の人生」「ラブ&マーシー」(ビーチボーイズのブライアン・ウィルソン)「ジャージーボーイズ」「ホイットニー」などなど。
どれも、音楽との出会い、仲間→サクセス物語→王様に→傲慢→酒と女(男)とドラッグ→ →利用される→友人離れていく→孤独→大事なものに気付く→更生
という、多少の前後はあれど、この黄金パターンだ。人間の業みたいなものなのだろう。でも、なんで毎回観て楽しめるんだ。水戸黄門効果みたいなもんかな。
本作は、伝記ながらミュージカル仕立てで、ヒットナンバーを中心に歌って踊ってと、エルトン・ジョンらしく仕上がってる。でも、テーマは孤独で、最初から最後までほとんど孤独との戦いだ。主演のタロン・エガートンが頑張っていて、スーパースターの孤独をよく歌い、よく演じている。タロンの主演映画である「キングスマン2」でなぜかエルトン・ジョンが出てたが、その縁で主役抜擢なのだろうか?
愛さればかやろーのエルトンらしい人生譚。とはいえ、実はそれほどエルトン・ジョンは知らないけど、映画として楽しめました。
圧倒的な歌唱力
公開初日に鑑賞。主演タロンエガートンの圧倒的な歌唱力と演技力に魅了された。エルトンジョンの偉大さは当然認める所だが、ボヘミアンラプソディを含めて最近はトップアーチストのドキュメンタリー作品が多いために比較対象となってしまう。この作品に関しては今一つ盛り上がりに欠け物足りない印象。
2019-174
天才には、天才なりの苦労があるんだな
エルトン・ジョンの半生を描いた作品。
不勉強でした。エルトン・ジョンって、詞は自分でしないで、作詞家に任せていたんですね。そして、彼自身は、作曲とパフォーマンスに徹すると言う事なんですね。
フレディ・マーキュリーを描いた『ボヘミアン・ラプソディ』でも見られていましたが、才能に恵まれた人って、凡人には判らない苦悩があるんですねぇ。そして、取り巻きにも苦労するんですね。“マネージャー”に苦労しているのは、フレディ・マーキュリーもエルトン・ジョンも同じようです。
所々、ミュージカル仕立てになっています。そう言う作りだとは知らなかったので、ちょっと驚きました。
劇中、エルトンの曲が、当然沢山流れるのですが、歌っているのは主演のタロン・エガートン。何か細工をしているか否かは知りませんが、劇中で聴く範囲では、悪く無かったです。
そう言えば、主演のタロン・エガートンが、“エガートン”なのか、“エジャトン”なのか、ちょっと話題にもなりました。“エジャトン”の方が、実際の発音に近いそうです。
コスプレっぽい
『ボヘミアン・ラプソディー』を仕上げた監督が本作も監督、『キングスマン』のスタッフで撮影して、エルトン役をエグジーを演じたタロン・エガートンがやるなら観に行かねば案件。
「柳の下に泥鰌は二匹いるか?」の確認案件とも言える。
……つまらなくはないが、暗い。
アルコールとドラッグの依存症を治療するセラピーシーンからスタートし、少年時代からの出来事を、自らのヒット曲に乗せて、ミュージカル調に紹介していくスタイル。
今までどれだけ愛を失って、孤独で寂しかったかを語るエルトン。
タロンのエルトンは、歌っているとエルトンっぽいのだが、普通にセリフのあるシーンだと、単なるコスプレしたタロンなので、時々痛々しくなる。
(ただし、ステージや服の再現性は素晴らしい。美術スタッフには拍手したい)
『ボヘミアン~』と違い、しっかり男同士の全裸からみやシャブ摂取シーンを描いていて、ドン引く。
それでも最後まで眠らず観られたのは、エルトンの楽曲の力だと思います。
『残酷な天使のテーゼ』
そんなに似てないんだけどエルトンに見えてきてしまう…役者って凄い。
幼少の時の子育てってホント大変なんだと人ごとのように思うわ。まぁ逆に恵まれた天才だったら今日のエルトンは無い訳なんだけど。
ただエグい?セックスシーンやドラックシーンは要るか?
もっとライトでR指定外した方が良かったと思う。
『ボヘミアンー』程度にしておいてさ。
ミーュジカルシーンはもっと観たかった。
全編ミュージカルシーンで編集した作品でも良いくらいエルトンの曲は豊富なのに。
ラス前の問答シーン。TV番エヴァの「おめでとう」に繋がっちゃうのかとハラハラしたわ(笑)
それくらい似たシチュエーションだったし。
そしてEDこそ嘗てのエルトン名シーンを編集して欲しかった。お金の問題?そんな事ないよね。
非常に残念。
OH‼️バーニー❣️
バーニー、君はなんていい奴なんだ。
タロン・エガートン、君はなんて歌が上手いんだ。
この映画で、エルトン・ジョンを初めて聞いたという、不届きものの私なので、これ以上のコメントはありません。
果たしてこれは伝記物か?MVか?
全体的に音楽で描写するシーンが多め。
曲の歌詞を状況説明の代わりとしてしまっている為か、描写し切れず力技でシーンを進めている印象が強いです。
過去の衣装やパフォーマンスの再現を重視したのか、ライブのシーンが大部分を占めています。
この為、映画というよりも、どちらかと言うとMVを観ているかの様な感じでした。
また、中盤からはドラッグ中毒の描写な為に現実と妄想が入り混じったようなサイケなシーンが多くなります。
当然、普通の人はヤクなんてやった事はありませんので、ポカンとしてしまう事が多め。
敢えてこの手法なんだとは思いますが、観客を置き去りにし過ぎかなと。
前述の通り、ライブ再現を重視し過ぎた為に
ライブ→ヤク→ライブ→ヤク(以下略)
というシーンの繰り返しとなり、観客の理解し得ない領域で話を進められている感じが拭えず、どうにもすんなり入って来ない。
似たような題材のボヘミアンラプソディーは淡々と主人公を描き続けていましたが、そちらの方が感情はしっかり移入できました。
また、孤独感や悲壮感だけが前面に押し出されているせいか、イマイチ音楽も乗り切れず。
この辺りのバランスをちょっと失敗している感じ。
伝記物としては人物描写が希薄過ぎる
MVとしてはストーリーが邪魔
そんな映画でした。
全310件中、281~300件目を表示