ロケットマンのレビュー・感想・評価
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ハゲとんジャン!とからかわれていたあの頃を思い出す。
「うちの家系は代々禿げていくから」などと親戚が集まったときに笑い話をする、どこにでもある風景。そんなジョークをまさに口にしたエルトン母さん。ハゲとメガネはエルトンのキーワードとも言えるものだから、その辺りをずっと注視してみました。タロン・エガートンの歌唱力ばかりが注目されるも、時代ごとに髪の毛を抜いていってるな~と感じさせるほどの役者魂に胸を熱くしてしまいました。
今回は友人(ホモ達ではない)と一緒に鑑賞。彼は青春時代をエルトンと共に歩んできたような男なので、曲にまつわるエピソードやウンチクを語ってくれました。バーニー・トーピンとの出会いと、ホモセクシャルであると気づいたエルトンが彼にキスしようとするシーンでは、席を一つずれようかとも一瞬考えたのですが、バーニーの言葉に我に返りました。創作という仕事の繋がりと厚い友情があるからこそ拒んだ姿勢に涙ぐみ、人生にとって最も大切な親友だったのだと感動しました。
父親からは嫌われるくらいの仕打ちをされた少年時代。ロック界で成功して億万長者になっても、その薄い愛は変わらなかったところに愕然とさせられた。やがてマネージャーのジョン・リードとも不仲になり、ドラッグとアルコールに溺れていく・・・もう、ミュージシャン映画のこのパターンは飽きるくらいに観ているけど、成功すればするだけ本物の愛がなくなってゆく。まぁ、プライベートでも幸せなミュージシャンなんてほんの一握りなんでしょうね。家族愛に関してだけ言えば、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)とは真逆かもしれません。
日本でもなじみの深い「ユア・ソング」、『あの頃ペニー・レインと』(2000)でも歌われた「タイニー・ダンサー」、『幸せになるための27のドレス』(2008)でも歌われた「ベニーとジェッツ」、『キングスマン ゴールデン・サークル』でも使われた「土曜の夜は僕の生きがい」などが好きなのですが、とにかく良かった。このタロン・エガートンが全て歌ってることで芸術性は高まってるのですが、エルトン・ジョン本人の歌も聴きたくなりました。
sirを持つ人の人生がこんなだったとは知らなかった
I want Love
劇中で歌われるこの曲が、この歌詞が、とても染み込んだ
エルトンジョンの曲は少ししか知らなくて、その人生もあまり知らなくて、
だから、こんなにもハードな人生だと知らなかった
生前に作られる作品だから、ちょっと美化されてるのかなって思ったけど、そうでもないぞ、これ
バーニーみたいな親友いいなぁ
あと、ハグと名前に関わるネタが、ラストでうまく使われていて、ちょっとグッときました
聴いたことある曲
初めて聴いた曲
気になった数曲を改めて聴いてみてる
非常にセンシティブな気持ちに
幼少期の境遇が人間形成に大きく関わるんだなあ…と、非常にセンシティブなことを深く考えさせられた次第。今、エルトンが幸せならよし。
幼少期の自分を抱きしめる描写に涙。
タロンエガートン+Saturday Night’s Alright for Fightingは某テーラーに潜むエージェンシーの小話を想起せずにはいられず(笑) いやいやそんなこと突っ込んでる場合ではありません。タロンエガートンが歌が上手すぎで演技も素晴らしくて眼福でした。
エルトンの苦悩をまったく知らなかった
劇中のエルトンの言葉にも「1975年以降は…」とあったが、確かにその頃までは私も彼の熱心なファンだった。外見がケバケバしくなり、音楽の鮮度が落ちてきて、徐々に彼から離れてしまった。
今作では、神童と呼ばれた少年期、作詞家バーニー・トーピンとの出会い、スターダムへと駆け上がった絶頂期、アルコールとドラックに溺れた低迷期、そしてそこからの脱出と、1950年代から1990年頃までを俯瞰する。
選曲については、70年代前半までの曲がほとんど。それぞれのシーンに合った曲が選ばれた感じで、時系列が無視されており違和感は否めない。
個人的には最初に買ったアルバムが「ホンキー・シャトー」で、一番好きな曲が「ロケット・マン」。なので「ロケット・マン」や「ホンキー・キャット」にはやたらテンションが上がったのだが、一般的にはマイナーな曲なのかも。
エルトン役は「キングスマン」のタロン・エガートン。カッコ良すぎるが、映画はこれでいいと思う。
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」と違ってエルトンを知らない人にはきつそうだが、彼の苦悩に満ちた半生を垣間見ることができる秀作だ。
#ロケットマン
最高でした!
ミュージカルを土台として、
エルトン・ジョンの半生を描かれていました。
歌がどれも良くって、
わたしが1番好きなのは、
「土曜の夜は僕の生きがい」です。
ロックン・ロール?の音楽かな?
すっごいノリノリ🎵で、
聞いてすぐに好きになりました!
あとは衣装!!
びっくりしました!!
舞台衣装も私服もとても奇抜で派手で
かっこよかったです!!
サングラスとか何個あんねん!?
と思いましたね。
この映画でわたしが感じたことは、
愛が欲しい
ということです。
幼少期から大人になっても、
愛が欲しい。でも、素直になれなくて、
やっぱり、愛が欲しい
エルトン・ジョンの苦しさが
とても伝わってきました。
「ボヘミアンラプソディー」にも似たようなものがあったのですが、
有名になってからできたマネージャー兼パートナーさんは、悪い人なのかな?
どこまでも切なく、美しく、そして悲しい
「ボヘミアン・ラプソディ」と比較されてしまうのはしょうがないが、あちらが鬱屈した自己をライブエイドでのパフォーマンスで開放したのに対して、こちらはステージの上こそ、主人公の悲しさが強調される構成になっている。
彼の「鎧」である衣装が、より大きく、派手になり、彼の才能が最も輝くべきステージのスポットライトの下でファン達の喝采を浴びれば浴びるほど、彼の孤独は際立っていく。
エルトン・ジョンを演ずるタロン・エガートンは、濃いめの性描写にも果敢に挑戦していて素晴らしい。
この物語において象徴的な「Goodbye Yellow Brick Road」がいつも流れている。
彼の活躍は、一方で酷く虚しい、ドロシー達が歩いたあの「黄色のレンガ道」なのだ。
そしてタイトルの「ロケットマン」。
ラスト。
施設へ入った彼のいわば「魂の救済」のシーン。
しかし、本当の意味で彼が救われた訳ではなく、彼は自分との向き合い方、「個」のあり方を見つめ直す。
天才であったが故に、彼は地獄にさえ安住の地が与えられなかった。
彼の愛するものは手に入らない。しかし世界中で彼と彼の作品は愛され続けている。なんという皮肉。
彼がまだ健在で、映画にしっかり関わっていることにも、大きな意味がある。
どこまでも切なく、でも美しく、そして悲しい物語。
ここまでさらけ出すのは天晴
アーチストの伝記映画は、主人公が生前か後かで描き方が異なり、生前の場合はとかく美化されるとパンフにも記載されてましたが、この作品は負の側面も多いエルトンのキャリアも生々しくさらけ出す形になっております。彼自身もそれが一番の目的だと話してます。
デヴィッド・ボウイやロッド・スチュアートなどの同時代の英国ソロアーチスト達に比べ強い野心は無いのに(あくまでも私見)、下積み期間もなくトントン拍子で売れっ子になっていき、激変した生活に我を顧みることなくジェットコースターに乗り続けた様子がよく分かります。
深い絆で結ばれたバーニー・トーピンとのコンビで、長い間数多の名曲を世に出し続けた功績をこの映画で知ってほしいですね。
名曲ばかりで漏れてしまうのはしょうがないですが、Philadelphia Freedom、The One、Empty GardenやLevonも聴きたかった!
切な過ぎる goodbye yellow brick road
特筆すべきはエガートン。
ルックスは本人よりも洗練されてる故エルトンには見えないけど、歌唱はかなり特徴掴んでたし演技も存在感も圧巻でした。
曲のラインナップはもっとベタでもヨカッタかも。
但し「your song」の場面は鳥肌立ちました。
それと、あんなに切なくて悲しい「goodbye yellow brick road」は初めて聴いた。
以前から素晴らしい曲にそぐわない歌詞だと思っていたけど、ああいう背景があったんですね。
あと、、、
薄毛もセクシャリティも包み隠さずOPENにしたのは、エルトン姉さん「男前!」でしたが、ある意味エルトン姉さんの象徴ともいうべきズラ姿は、流石にNGだったのかな?
ともかく、久しぶりに見てヨカッタと素直に思えた作品でした。
エルトンの曲でミュージカル作りました
ボヘミアンラプソディのイメージがまだ残っているからどうしても比べてしまう。アーティストとして全然違うんだからと思いながら観てたら、意外と似たような話になっていたことに驚いた。やっぱり売れるとこんな感じになってしまうものなのか!
さて本作だが、個人的にはミュージカル仕立てだったのがダメだった。エルトンがダンスするなんてイメージがないから違和感がすごい。そしてストーリーに山場がないことも物足りない。曲ができてレコーディングしてツアー出てという過程が結構淡々としていた気がする。親に愛されなかった(と感じていた)悲哀はあるものの、少し話としては弱いかな。
でも、音楽はよかった。タロン・エガートンが歌うんかい!と思っていたが、違和感なかったし、むしろ素晴らしい歌唱力。この曲をデビュー前に弾いてる!みたいな楽しさもあったりして。曲にまつわるエピソードとかは足りないが、最初から最後までエルトン・ジョンの曲の素晴らしさは感じられる映画だった。PVを再現するのもボヘミアンラプソディと同じで笑えた(あのシーンは好きだし、好きな曲なんだけど)。
日本でウケるのはコアな層。
「ボヘミアンラプソディー」の最終監督を務めたデクスター・フレッチャーが音楽界の巨匠を描く。
主役のエルトン・ジョンを演じたのは「キングスマン」のタロン・エガートン。
タロンとエルトンは不思議な縁で、キングスマンにはエルトンが本人として出演したことがあるし、「ミニオンズ」で有名なイルミネーション製作映画「シング」では、既にタロンがエルトンの曲を歌っている(演劇学校のオーディションで歌ったのもエルトンの曲なのだとか!)。
また、フレッチャー監督とタロンといえば「イーグル・ジャンプ」を思い描く人もあろう。
こう言った縁に満ちた今作の出来は、素晴らしいものだった。
エルトンの「伝記的な作品」としてみると、どうやら事実と違う点が色々とあるみたいだが私は彼についてそんなに詳しいわけではないので(でもエルトン大好き)、その辺りの事は他の人に任せましょう。笑
ここでは、「ミュージカル映画」としてみていきたい。
まず最初に、私個人的に「ミュージカル映画」はあまり好きではないです。(なら見るな笑)
というのも、歌が物語の大半を占めるこのジャンルではキャラクターの感情の動きが唐突で、相当な演技力か物語と歌のシンクロがないと整合性をなかなか得られず、納得できないまま次、次、次、と進んでいってしまうから。(例えば、落ち込んでいたキャラが、最初はスローな歌い出しで感情を表現していたのに、サビ部分でいきなり踊り出すという事が多々ある。)
また、歌唱部分は往々にして心理描写として映像化され、街中で急に歌い出したりシリアスな場面で台詞にメロディが付き出しても、周りの人がそれを不可解に思うことはない。1曲終わったら次の場面、次の曲が終わったらまた次の場面と、ストーリーがブツ切りになる感じも集中を阻害する。
例えば演劇だったりディズニーのようなアニメ映画だったら、そもそもの空気感が非日常だからそういった事もあまり気にならないが、リアルな人間での映画、とりわけノンフィクションに近い題材でこれをやられると……。
こういうのを緩和させるのが役者の演技であったり、歌と物語のシンクロ具合だったりするのだと思う。
タロンの演技はといえば、素晴らしかった。
自分というものを自問自答し続け、愛を求めながら酒やドラッグに溺れていく。そういう繊細な感情がほぼ完璧に表現されていたし、先述した歌唱中の唐突な感情の変化なんかも殆ど違和感なく見られた。
ただ、やはりエルトン・ジョンという無数の楽曲を生み出したアーティストがモデルであるが故登場する楽曲の数も半端じゃなく、本筋と心理描写を行き来する"ぶつ切り感"は拭えなかった。
ミュージカル映画は大きく分けると2種類に分けられると思う。
最近で言えば「LALALAND」「グレイテストショーマン」のように、楽曲が映画の為に書き下ろされたもの。
もう一つが、今作や「マンマミーア」のような、既存の音楽から着想を得たもの。
どちらが良いというわけではないが、前者の方が映画には馴染む。特に「LALALAND」はメインのストーリーラインが単純なのも手伝って歌と物語の整合性もあったし、何より、映画自体、物語より映像を楽しむような作品だった。
いわゆるマジックアワーの極端に美しい映像が多用され、日に数十分しかないその時間の中で長回しで撮り、帽子を投げるなど簡単なアクションもいれる。失敗すれば取り直しは次の日になるのに、だ。
映像から製作者の心意気を感じられたのも「LALALAND」が高い評価を得た理由だろう。
もちろん、「マンマミーア」も成功作と言って異論はない。イギリスでは興行収入でタイタニック超えのトップヒットとなった。
みんな大好きABBAの楽曲がふんだんに使われたこの作品もストーリーは実に単純だ。キャラクターの深い思念とか葛藤とかはあまりなく、ラブコメディのジャンルにふさわしいすごく楽しい軽い気持ちで見られる。メリル・ストリープはじめ、役者の演技も素晴らしかった。題材が恋愛なのでコロコロ変わる感情にも納得がいったし、ぶつ切り感もあまりなかった(と、いうかそこまで深く見る必要がなかった)。
一方今作。
エルトンの自己存在意義や周りに愛されない孤独感、ゲイであることの葛藤。
二時間のミュージカル映画にするには題材が非常に繊細かつセンセーショナルだ。
「LALALAND」のように"映像を楽しむ映画"という風には割り切れないし「マンマミーア」のように"深く見る必要がない"とも言い難い。視聴者側にもある程度の集中と思考を求められるのにそれを阻害する要素が散りばめられている。ミュージカル映画をある程度見慣れていないと最後までちゃんと見るのは難しいと感じた。
とはいえ、タイトルの「ロケットマン」が流れるシーンは映像表現としてかなり素晴らしく、映画ファンの中でもこれから度々話題に上がるだろうし、「YOUR SONG」を使うタイミングも絶妙。ライブハウス"トラバドール"で曲を奏でた時の浮遊感と無敵感の表現をエルトンの名演出に絡めて映像化してたのも印象的だったし、「I'm still standing」の歌詞と物語のシンクロ具合も心地よかった。
最初に少し触れたが伝記作品としてみると事実と相違点がある為、本当のエルトンファンは見てて辛い部分があるらしい。かと言ってエルトンをほとんど知らない人にとってはかなりタフな映画となるだろう。
一番楽しめるのはきっと、「代表曲を何曲か知っていてエルトンがどういう人かも大まかには知っていて、かつミュージカル映画を見慣れた人」という、日本人の中ではかなりコアな層だ。
本国での評価と日本での評価に差があるのはこの辺に由来していそうだ。
うん、よかったけど、辛いかな。
タロンの歌声がとても良かった。歌声には本当に感動した。
またエルトンジョンの半生もわかって。
ただ最近、ボヘミアンもそうだけど、トップを極めた人のトップ後の辛すぎる日々が描かれた作品が多く、トップになることの喜びの大きさと同じくらいの辛さも同時にやってくることの怖さも感じました。
そうゆう意味でボヘミアンの時とは、鑑賞後の感情がかなり違いました。
音楽モノは満足度が高い
エルトンジョンの大スターへの道のりを復習することができる作品。ファンなら必見ですが、だいたいの曲を聴いた事がある人でも十分に楽しめると思います。
それにしてもしっかりと立ち直って良かったです。
2度は見ないけど
ボヘミアンラプソディは3回も観ましたが、
この映画は1回でいいかな。
クイーンと違い、
「エルトン命!」みたいな人は見たことがありません。
ロックンローラーではなく、
your songやcandle in the windのようなバラーディアとしての評価で、ビリージョエルに近いポピュラー歌手。
声に特徴がないから、歌の上手い俳優さんで吹き替えもオッケー。フレディを吹き替えなしでやってたら、暴動が起きたでしょう。
ミュージカル仕立てで、LALALANDよりは良いです。ポップな仕上がりで、話はボヘミアンラプソディとそっくりな、重いストーリーです。
ゲイであるが故の孤独に苛まれる姿、酒や薬に溺れていく様、金に群がってくる輩がいるのも同じ。
ただ、ベッドシーンはいらなかったのでは?
そこまで好きなミュージシャンではないけど、知ってる曲が多かった(ほとんど)のは、やはり偉大な作曲家であることの証なのでしょうね。
存命中なので、今後も活躍して欲しいです。
次はジョージマイケルかしら?
バーニー役が良い
エルトン・ジョンはピアノ弾き語りのイメージだった。派手な衣装でロックしてたとは知らず、驚いた。
歌声はとても美しく、ドルビーシネマで見た甲斐がある。
バーニーの優しい人柄、友情に泣いた。
このようでありたい。。
エルトンジョンのファンの方とゲイの方向けですね。
エルトンジョンのファンの方とゲイの方向けの作品ですね。悪くはないと思いますが。
「ロケットマン」という曲の内容を知らないと何故この題名になったか理解できない作品かと思います。
大興奮の2時間
ストーリーとしては、最&高の塊。幼少期から徐々に大人になることでエルトンさんの苦しみの過程がよく分かる。
人との繋がりや家庭環境の重要さに目を向けられる。
歌詞の意味や重みが感じられるようになる作品でした。
タロン君の可愛さに終始胸をやられた。
笑顔の切り替えがえますぎて、え?まってまってーさっきまで無やったじゃん!
ってなる。切ない演技が多いが、それもまたかわいいよお………ぐぅきゃわ………
公開されてから毎日見に行ってます。
崇めよう……
エルトン知らなくても!
私は正直エルトン・ジョンの世代ではないので、エルトンの曲が流れても??です。なので映画の魅力を半分くらいしか堪能できなかった気がします。でも今作を観てエルトンはロケットマンな気がしてきました。バーニーとの友情はステキでした。それにしても海外アーティストは皆んなドラッグと酒にハマるなあ。孤独感とか、ゲイとかボヘミアンとかぶる。(監督は同じ人です)
曲は分からなくても、ミュージカルシーンは良かったです。ミュージカル挟んで場面転換とか面白かったです。タロンさんの名演技!キングスマンから成長したなあ。
関係ないけど、薄毛に対するこだわりに笑ってしまった(笑)それと、悪いマネジャーどうなったか気になるよね?
楽曲の良さを生かせてない映画
◯良い所
《主演俳優の歌声が素晴らしい》
エルトンを演じたタロン・エガートンは素晴らしいと思う。
全ての曲を役者の彼自身が歌っていて、声質もそっくりでよくここまで近づけたと思う。
◯悪い所
《何が軸の映画かわかりづらい》
彼の生い立ちは複雑で、両親の愛を受けられずに育ったこと、その孤独感を前面に家族愛をテーマにしたいのか。
曲作りのパートナーだった作詞家のバーニーは、彼の人生における1番の理解者だったので、彼とのストーリーを前面に出すのか。
どちらも中途半端で見終わった後に何がメインテーマなのか、何を伝えたいのかがわからなかった。
《楽曲の良さを台無しにしてる無駄な演出》
映画の作りが特殊な撮影が多く使われてたり、ミュージカル調の唐突な歌の入り方だったり、ゲイ事情の演出が多過ぎて変に生々しかったりで、いろいろ気になって後ろで流れているせっかくの名曲が全然入ってこない。
ここに関しては、ボヘミアンラプソディーは楽曲の良さを最大限に生かすためにストーリーはシンプルに、変に凝った演出はし過ぎずとても良かったと思う。
《全てを詰め込み過ぎ》
映画全編を通し、全てのことを詰め込み過ぎて、どこが1番のハイライトで見せ場なのかがわからなかった。
ドキュメンタリーではなく映画なので、多少の脚色・演出はいいと思うし、もう少し引き算をして何を1番見せたいのかはっきりした方が良かったと思う。
《当の本人は果たしてこの内容で良かったのか。。》
映画を作る際にエルトンも監修していると思うけど、なぜこの内容でOKしたんだろう。
フレディは共感できる部分があり、イメージのプラスになっているけど、エルトンの場合はより特殊な人格で、彼にとってあまりプラスのイメージにならないような気がする。
《ジョン・リードは本当にあんな気持ち悪かったの?》
ボヘミアンラプソディーに出てくるマネージャーのジョン・リードは、ポールの罠に引っかかり、ビジネスに走り過ぎたのもあってフレディにクビにされてしまうが、わりとまともな人物な印象。
ところがこの映画に出てくるジョン・リードはゲイ全開でとにかく気持ちが悪い。
そしてエルトンを利用し、エルトンを金としか思ってないクズマネージャー。
本当にこんな人物だったんだろうか。。
なんだかボヘミアンラプソディーの二匹目のドジョウ感は否めないけど、...
なんだかボヘミアンラプソディーの二匹目のドジョウ感は否めないけど、こちらはまだ現存するスーパースターが自分で監修しているだけあって、LGBTやスーパースターとしての苦悩がよく描かれており、ボヘミアンよりも映画としての完成度は高い。
ただ私自身はクイーンの大ファンであったものの、エルトンジョンについてはユアソングくらいしかまともに聴いたことがなくて、エドシーランとエルトンジョンを間違えてしまうくらいなんで、もう少し曲を知ってたら、もっとこの映画を楽しめたんじゃないかと思う。
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