「ハグしてって子供がゆったらハグしろ!!!」ロケットマン だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
ハグしてって子供がゆったらハグしろ!!!
アリーマイラブのロナルドチーニーがいた。
エルトンが始めてアメリカで開くライブハウスのオーナーさん。
アリーにポイされたあのロナルドチーニー!!!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
9月に足の怪我をして見にいけてなかった本作。11月にはいって京都みなみ会館でやると知っていそいそ出かけてきました。
オレンジのツノつけたおかしな格好をしたエルトンが断酒会か断薬会(そんな言葉ないかも…)に乗り込んでって、自分の話をするというストーリー。
全身オレンジのいかれた格好で1950年代に紛れ込んでミュージカルが開始していくのだけど、1950年代の人と、エルトンとの色彩対比が見事で一気に引き込まれた。
そしてねぇ、子ども時代のエルトンが切なくて切なくて。
父にも母にも冷たくされ、お婆ちゃん(ブリジットジョーンズのママさん役の人)だけが唯一優しい。
父に思いきってハグしてってゆったら無視!
もうその辺から泣いてましたよ…
子どもがハグしてってゆったらとりあえずハグしろ。
てめえの事情なんて知るか!子どもにできることをしろ!と心で叫びました。
家族それぞれが今いる場所では愛を感じられなくて、4人がそれぞれの方向を向いてI want love,but it's impossible.って歌うのが、悲しくてボロ泣きですわ…
リチャードマッデンがわっるい彼ピを演じてます。
ロブがあんな悪い顔するなんて…とスターク家の兄弟の気持ちで見ました(ゲームオブスローンズ ネタです)。
エルトンジョンは作詞はしない人なんですね。
相棒の作詞家くんがリトルダンサーのジェイミーベルでした。大人になっちゃったね。
音楽家の定番である酒と薬と色に溺れるタームはバッチリありましたが、わたしは子どもエルトンがちゃんと愛を求めたのに無視されたってことから、彼に非はない!と完全擁護の立場で見ていましたから、いつもは音楽家の依存症に冷たいのですが、そんな気持ちにはなりませんでした。
音楽もいいですね。知らない曲もずっと耳に馴染む。
ユアソングはムーランルージュの曲という認識でしたがら今後はエルトンジョンの曲だと改まりそうです。