劇場公開日 2019年8月23日

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「孤独な人間の生きるということ」ロケットマン 夢は映画館の部屋を作ること。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0孤独な人間の生きるということ

2019年9月16日
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子どもが受ける当然の愛情、それと共に身に付く教育や感情を得られなかった人間がどう「まっとうな」人間として生きていくのか、生きてゆけるのか、が描かれていた。
自分は結局、親から「当然の愛情」を受けていたんだなと改めて気づかされた。
その小さな手に入らなかった愛情を映画で見せつけられるたびに怒りでギリギリしてしまう。そんな親でも彼を少なからず愛していること、他に彼を尊重し愛している人間もいることを「当然の愛情」を受けなかった子には届きにくいから。
これは映画のネタバレだが、愛情を受けられなかったら自分がまず自分を愛せなければならない、と言うことを描いている。言うのは簡単、実行は難しいだろう。レジー(エルトンの本名)もどん底にならないと掴めなかったものだ。
私は思春期に「Elton John」をマスターピースとして何度も聴いていた。今でも聴く。
凡人には想像もつかない音楽家の才能と音楽への情熱が聴くことが出来る。
良い音楽作るよな、レジー!

夢は映画館の部屋を作ること。